十二国記まとめ(鶴薬、物後、みつくり)

十二国記パロのまとめ、自分用
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@na_7nana

十二国記パロ鶴薬でね、鶴丸は国とかどうでもいい民。自由が好きで縛られたくなくていろんな国を旅してる。薬研は珍しい黒麒麟で王様を見つけに街のこどもに混じって国に降りてきてる。どんどん荒れていく自分の国に心を痛めながら見つけた運命の白い王様は国を愛さない男でした。

2016-09-27 22:31:00
@na_7nana

「絶対この男は俺の国を幸せにしない」って思うんだけど見つけてしまったんだよ。荒廃していく自分の国と民に心を痛めて、もっと適任な男がいるはずなのに自分の心はこの男しか王様と認められない。絶対に王様になんかならないという男に黒麒麟はどこまでもついていく。

2016-09-27 22:37:29
@na_7nana

「アンタが王様にならないのはわかった」「もう王になれなんて言わねぇからただ傍に居させてくれ」って旅をする白い男についていく。貧しい国も豊かな国も旅をしては黒麒麟は自分の国を思って切なげに眉を寄せる。それでも黒麒麟は白い男のもとを離れようとしない。

2016-09-27 22:39:59
@na_7nana

あるとき幼い黒麒麟は倒れる。「俺っちこれでも二十年くらいは生きてんだ、ずっとアンタを探してた二十年だ。王を選ばない麒麟の寿命は三十年ほど。ちぃと早い別れだが、」そう言葉を切ってゆっくりと泣き笑い。「アンタに出会えたんだ、そう悪い人生でもなかった」って唇に口づける。

2016-09-27 22:43:20
@na_7nana

「また新しい麒麟が生まれて、アンタじゃない王様を選ぶんだろうな」って言って別れを告げる。こんなもうまともに歩けやしない身体邪魔だろう、って。もうろくに見えない目で、ただ一つの真っ白な王気に向かってサヨナラを告げる黒麒麟。遠ざかる足音、思い出す自分の国。

2016-09-27 22:49:22
@na_7nana

駆け抜ける走馬燈に浮かぶのはあの白い男の笑顔。あの男とまた自分の国に帰りたかったとありえない夢を見て微笑みながら死に向かう黒麒麟。不意に幻じゃない温かさに体が抱きしめられる。「正直未だに国のことなんかどうでもいいんだが君が死んでしまうのは困るんだ」って困ったような声。

2016-09-27 22:52:46
@na_7nana

「俺が王様になれば君は永遠に俺の側にいてくれるのか?それを約束するなら俺は王様になってやってもいい」って白い男は言う。「俺っちは麒麟だ、アンタの側を離れるはずはないだろう」って言って最後の力で白い男の足元に頭を擦り付ける。黒麒麟の誓いの言葉に白い男が一言「許す」と言う

2016-09-27 22:55:23
@na_7nana

それが鶴丸王と、黒麒麟薬研の始まりの話。900年続くとある国の最初の物語。

2016-09-27 22:56:02
@na_7nana

光忠は朱氏の大倶利伽羅を雇って昇山する有望な若者。こいつこそが王様に違いないって言われてたのに、薬研に悲しそうに「旦那はいい男だ、本当にいい男だってわかってるのに王様じゃないなんて天帝は無慈悲だな」って言われてしまう。

2016-09-27 23:10:04
@na_7nana

でも、「そっかぁ、残念だなぁ。まぁ、いいか。昇山したおかげで伽羅ちゃんに出会えたしね」って楽しそうにまた山を下りていく。途中で妖獣狩りもしながら街に戻る。鶴丸が王様になった後は官僚として大倶利伽羅ごと雇われることになる。

2016-09-27 23:12:47
@na_7nana

十二国記パロはいいぞ。他の国にはいつもニコニコしてておだやかそうな王様と、ちょっと泣き虫なツンツンしたオレンジ髪の麒麟もいるぞ。どっちが麒麟かわからんなってくらい王様は優しそうって言われるけど、この王様割と非情に私事を一切挟まない。

2016-09-27 23:28:02
@na_7nana

よく「その刑は重すぎる」とか「猶予を」とか「もっと税を軽くしないと……」とオレンジ髪の麒麟は訴えるけど、そのたびに王様は「貴方がそういう生き物だっていうのはわかってますけどね、情けをかけすぎると人も国も駄目になるんです」ってミルクティー色の髪した王様が諭してる

2016-09-27 23:30:00
@na_7nana

物吉王と後藤麒麟の治世はまだ100年ちょっと。草木も枯れて荒廃した国が漸く緑豊かになってきたところ。飢える人がいなくなったところ。

2016-09-27 23:33:08
@na_7nana

十二国記パロ鶴薬をもりもり考えてたけど、鶴薬の国は北のほうの国がいいな。国が荒れるとすぐに冬場は死人が出るし、作物ももともと育たない地域。何百年も治世が続いてやっと豊かな国で、冬でも誰も凍死しない国になれたイメージ。

2016-09-28 19:43:31
@na_7nana

ただ何百年も続いてるから、昔の事を知る人は少ない。他の国からはあの国豊かでいいよね、って言われてるけど本当は恵まれない土地を血へど吐きながら少しずつ開墾していった歴史がある。

2016-09-28 19:45:31
@na_7nana

今のとこ、鶴薬、物後の国を考えてるけどみかんばみかの国もあっていいな~鶴薬の国が900年って前言ったけど、やっぱみかんばみかの国が900年、次いで鶴薬の国が500年とかにしたい。麒麟まんばちゃん絶対に綺麗、美しい獣。

2016-09-28 19:48:14
@na_7nana

麒麟の毛並みが、同じ金でも全部違うの愛しい。まんばちゃんが麒麟なら一番美しい獣になれる。黒麒麟の薬研くんは闇夜にはえる

2016-09-28 19:55:44
@na_7nana

高遠さんと十二国記パロ作ってる。今、鶴薬の国と、物後の国と、さだふどの国が出来た。十二国記で言うと位置は、鶴薬が戴、物後が雁、さだふどが奏の位置

2016-09-28 22:57:13
@na_7nana

十二国記パロは、鶴薬の治める国は北の国だから、荒廃してた当時は冬に死人が出るのは当たり前だし草木も一本も生えてないようなとこ。ある日、初めてそんな土地に花が一つ咲いて、それを見て薬研君が「見ろ、鶴丸!花が咲いた!」って滅茶苦茶嬉しそうな顔をするんだよ。

2016-09-29 01:10:42
@na_7nana

その顔が嬉しくて「じゃあ次はこれを植えようか」って一個一個荒廃した国を立て直していって、今は500年(討議の結果500年になりました)続いた大国になってる。冬に凍死する人もいないし、冬でも緑が育てられる設備が出来たから食べ物にも困らない。

2016-09-29 01:12:31
@na_7nana

でも薬研君は500年たった今も最初に咲いた花の種を収穫しては蒔いて収穫しては蒔いてって自分の部屋の植木鉢で育て続けてる。最初の花をずっと忘れない。

2016-09-29 01:13:37