• k_kazama
    マキリップの<イルスの竪琴>三部作がハヤカワ文庫FTから創元推理文庫に移籍して、ちょっとビックリ。FT文庫の読者層が変化してしまったんだね。マキリップのその作品、かつてはFTのドル箱のひとつだったのに。年老いたぼくに言わせれば、FT読者のリテラシー能力は確実に下降している。
  • chinoboshka
    あのレーベルから「英語圏現代作家のシリーズもの」ばかり出るようになった1990年代にはすでに「白人か白人に似たなにかしか出てこない小説を読みたい女の人」が顧客だったと思います。QT @k_kazama 年老いたぼくに言わせれば、FT読者のリテラシー能力は確実に下降している。
  • k_kazama
    @chinoboshka 指摘されていることもあって、ぼくがFTの送り手家業から離れたのが90年代初めでした。というか80年代後半にヘルプリンの北米マジックリアリズムの傑作「ウィンター・テイルズ」やスウィフトの末裔クリスプ「魔性の犬」を刊行したあたりで、FTの読者を見限りました。
  • chinoboshka
    どちらも愛読しました。後年映画『オーランドー』にクリスプが女王役で出演と聞いたときはそのキャスティングに感心しました。@anannymouse @R_SRIS RT @k_kazama 北米マジックリアリズムの傑作「ウィンター・テイルズ」やスウィフトの末裔クリスプ「魔性の犬」
  • chinoboshka
    まさに@k_kazama さんは文学の一傾向としての「ファンタジー」という語をその多様性のまま日本で広めたひとりです。で皮肉なことに(続く)
  • chinoboshka
    (続き)FTレーベルの顧客はその多様性を扼殺した。1980年代後半に大人になっても児童文学を読む人たち・白人男が好きな人たちが群がってあの語を「剣と魔法のハーレクインロマンス」という意味に書き換えてしまった。@k_kazama
  • k_kazama
    @chinoboshka 自分が元所属していた会社、および担当したシリーズなので公に多くは語りずらいので黙しますが、ひとつ質問です。80年代後半のRPGブームとそれに関心を持つ男の子読者たちによってあの語は「剣と魔法の異世界アドベンチャー」という意味に書き換えられたとも言える?
  • chinoboshka
    あー、その可能性もありますね。周囲にRPGやTRPGにハマってる人がいなかったので確言できませんが。RT @k_kazama 80年代後半のRPGブームとそれに関心を持つ男の子読者たちによってあの語は「剣と魔法の異世界アドベンチャー」という意味に書き換えられたとも言える?
  • chinoboshka
    英語圏現代作家異世界複数巻小説(以下平仮名で「ふぁんたじー」)なら、RPG男子との関連のほうが見た目ストレートですよね確かに。あまり濃い人が周囲にいなかったのでよくわかりません。私自身FFIIくらいしかやってなかったし。@k_kazama
  • chinoboshka
    私がFTレーベルと女性読者とを結びつけてしまうのは1980年代に周囲の「児童文学を読む女性」(何度も言うけど苦手)が「ふぁんたじー」を愛好していたのと、1990年代以降紙やwebで「ふぁんたじー」を論じる人に女性が多いという印象を持ったせいでしょう。@k_kazama
  • chinoboshka
    周囲の「児童文学を読む大人」(男女)のなかにはいい人もいたが、「いい人なんだから児童文学を読まなければいいのに」と思っていた。ひどいね私。でもいまでもそう思う。
  • k_kazama
    @chinoboshka ふぁんたじー=児童文学=女性読者というのは、「ハリポタ」ブーム以降の気がします。「ハリポタ」や「ダレン・シャン」が好きな昨今のいわゆるファンタジー・ファンという読者はFT文庫の存在すら知らない。だからぼくは、そうした女性読者は別種のものと考えています。
  • chinoboshka
    では1980年代後半の私が見たのは「先駆的」ww存在だったのかも。RT @k_kazama: @chinoboshka ふぁんたじー=児童文学=女性読者というのは、「ハリポタ」ブーム以降の気がします。
  • k_kazama
    ファンタジーと言ってもみっつのタイプがある。1「リリス」や「ペガーナの神々」のような幻想小説。2「指輪物語」+「コナン」のような異世界冒険活劇小説。3「ハリポタ」以降のYAものの魔法小説。ぼくのような古い世代は1を好むが、SF好きは2、昨今のブームに乗ってる女性読者は3のようだ。
  • chinoboshka
    私も1。QT @k_kazama: 1「リリス」や「ペガーナの神々」のような幻想小説。2「指輪物語」+「コナン」のような異世界冒険活劇小説。3「ハリポタ」以降のYAものの魔法小説。ぼくのような古い世代は1を好むが、SF好きは2、昨今のブームに乗ってる女性読者は3のようだ。
  • chinoboshka
    これは@k_kazamaさんも同意なさるかどうかわかりませんが、[G・マクドナルドとかダンセイニ][剣と魔法の異世界冒険][ハリポタ]はさすがに同一「ジャンル」ではありません。(続く) RT @goodmoon 風間さんが挙げられた三つが同一ジャンルだという意識はなかったです。
  • chinoboshka
    (続き)[G・マクドナルド][剣と魔法の異世界冒険譚][ハリポタ]をファンタジーと呼ぶのは「このミス」で[中東が舞台の冒険小説][密室殺人もの][サスペンスもの]をミステリと呼ぶくらいな感じ。RT @goodmoon 風間さんが挙げられた三つが同一ジャンルだという意識はなかった
  • k_kazama
    @chinoboshka 申し訳ないです。先ほどGoodmoonさんには、ぼくがそれを同種のものとみなすかはさておき、欧米では同じものととらえますと返信してしまいました。たとえば、ローズマリー・ジャクソンやキャサリン・ヒュームなどFantasyで一括してとらえていますよね。
  • chinoboshka
    グリッドの大きさの問題かと思います。ジャクスンはともかくヒュームなら「このミス」に載ってるものをすべてミステリと呼ぶでしょう。QT @k_kazama ローズマリー・ジャクソンやキャサリン・ヒュームなどFantasyで一括してとらえていますよね。
  • chinoboshka
    《怪奇幻想の文学》《世界幻想文学大系》《妖精文庫》(月刊ペン社のほう)《文学のおくりもの》初期《ハヤカワ文庫FT》(100番くらいまで)ではファンタジーという概念は広義の幻想小説の一部門としてとらえられてました。もっと雑多でしたね。@k_kazama
  • chinoboshka
    ヴィクトリア期の妖精譚や異界小説や幻覚小説もドイツロマン派メルヒェンも好きです。純粋ではなくいろんな要素が混じってるから。ファンタジーというジャンルがなかった文化圏の作品だから当然ですね。ジャンルの文法ができてからそれを再生産するように書かれたものとは違う。@k_kazama
  • chinoboshka
    私は同じことをSFにもミステリにも言ってて、北米で商業ジャンル小説が「コンテンツ生産のフォードシステム」として精錬されたのが、「神話なき国の国民神話」としての映画が産業として成長したのと同じ20世紀初頭だったは偶然ではないと思ってます。@k_kazama
  • wonosatoru
    音楽もそういう混沌としたものに魅力感じます RT @chinoboshka ヴィクトリア期の妖精譚や異界小説や幻覚小説もドイツロマン派メルヒェンも好きです。純粋ではなくいろんな要素が混じってるから。ファンタジーというジャンルがなかった文化圏の作品だから<略> @k_kazama
  • chinoboshka
    1970以前のモダンジャズ、74以前のプログレ、80以前のパンクがイイのは「プログレ(パンク)をやろう」としてないからですね。QT @wonosatoru: 音楽もそういう混沌としたものに魅力 QT @chinoboshka 純粋ではなく//ジャンルがなかった@k_kazama
  • k_kazama
    「コンテンツ生産のフォードシステム」としてのファンタジーの元凶は、トールキンのファンタジー=別世界創造説です。それが商業的モダン・ファンタジーを生んだ。ジャンルとなることで雑多性を失った。つまり、ファンタジーは固定された枠組みではなく、語りのモードとして機能してこそおもしろい。
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コメント

  • kokada_jnet
    「ウィンターズ・テイル」ってFTからの刊行だったのか。NVとばかり思っていた。
  • FXMC_
    狭い意味でのファンタジーに限定しても、翻訳小説系と、児童文学系と、少女小説系と、RPG派生とで、日本国内の「ファンタジー」の市場とイメージは分断されてしまっている。全体に目を通してる人なんていないんじゃなかろうか。
  • KARUBI_Ino
    80年代末の『ロードス島戦記』とそれに続く国産ファンタジー(のちのライトノベル)の登場がFT文庫の路線変更を促したのではないかと思う。
  • SF_yomi
    桃太郎や金太郎がファンタジーの源泉で、それが、南総里見八犬伝に繋って、それと西洋のファンタジーとの絡みてな風に思うのだけれど? 
  • Hesta
    先日幻想世界の作り方本を立ち読みした時「設定は細部までしっかり作りましょう、じゃないと矛盾が出ます」ってのがあって、あー今のファンタジーはフシギを許さないのねとか思ったりした(世界の作り方本だからだろうけど)
  • Josui_Do
    @Hesta 別段フシギを許さないわけじゃなく、フィクションを創る場合、その周りを事実や極め細やかな設定で固めておかないと、その小説が嘘臭くなったり薄っぺらくなるのを防ぐという意味合いでしょう。
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