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  • soufujimoto
    先日、といっても一週間以上前だけれど、大阪で行われている30歳以下の若手建築家によるU-30という展覧会+シンポジウムに参加した。シンポジウムとその後の飲み会で、結構きついことを言ってしまった気がする。反省。なのであらためて感じたことをまとめてみます。
  • soufujimoto
    U-30のこと、まとめると言ってみたけどまとまらないので、まとまらないまま、、まず感じたのは、これはすばらしい機会だと思うと同時に、いまの若い人は大変だなあということ。30歳前後って、まだ自分が何をしたいのか、どういう建築を作っていきたいのか、模索している最中だと思う
  • soufujimoto
    だけれどもその一方で、こういう発表の機会に巻き込まれて何か出さなくてはならない。出す以上はそれなりにさまになっていないとマズいのではないか、という感じで、手っ取り早くそれらしい形に落とし込んでしまう。器用な人はそういうことができてしまう。
  • soufujimoto
    結果としてできてくるものは、有り合わせの「正しい建築」になってしまってはいないだろうか。
  • soufujimoto
    正しいことなんて、単に今の価値観で計ったときに正しいというだけの話で、僕たちが提案するべきは、その今の価値観を超えた豊かさや楽しさを示唆するような、新しい価値観であるはずだ。そこには正しいも間違っているもなくて、ただ予感だけがあるはず
  • soufujimoto
    そういう予感は、たいていはぼんやりしていて、もやもやしていて、いわゆる分かりやすいものではなくて、でもたくさんの可能性を内に秘めていて、近い未来に思いも寄らないものがそこから生まれてきそうな感じがするような、そんな何かなのではないか。
  • soufujimoto
    展示はどれもよくできていたし、みんなとても優秀な人たちなことは確かなのだけれど、完成されすぎていて、というよりも、すっきり解決できることのみをやっていて、解決できない自分の中のもやもやはすっかりと切り捨ててしまって、なかったことにして、という感じがなんとも物足りない思いだった
  • soufujimoto
    その感覚は、久しぶりにみたSDレビューの展覧会でも感じたことだった。一次審査のときにはもっともやもやしていたものだったのかもしれないが、展示という形になったときには、どれも堂々としすぎていて、正しく面白い提案になっていて、それがなんとも言えない不安をかき立てた
  • soufujimoto
    そんなことを考えていたからか、先日行った都美術館での展覧会の公募の審査では、もやもやしたものを無意識的に選んでいたような気がする。一緒に審査した小嶋さん、西沢さん、平田さんもそのあたりの意識はなんとなく共有していて、審査の議論はとても面白かった。
  • soufujimoto
    まあしかしそうやって人の展示をみて思うことは、そのまま今の自分にも言えることで、自分が正しい建築、分かりやすい正解に安易にすがりついていないかという危機意識を新たにした。
  • soufujimoto
    U-30の世代と話していたときには、やはりその辺りを突っ込まれた。僕の建築は、外から見ているとかなり分かりやすくメディア受けがしやすいものとして設計されているように見えるようだ。
  • soufujimoto
    まあ、たしかにそういう一面もあるかもしれない。でも僕の事務所の日々の設計活動をかいま見た人であれば、むしろ建築の本質に立ち返って、地道に、誠実に設計しているのを理解してくれると思う。
  • soufujimoto
    メディア受けを狙って狙った通りに受けるほど、日本を含めた世界の建築メディアはいい加減ではない。僕たちが評価されているとするならば、それはその一番地道な部分が評価されているからに違いない。
  • soufujimoto
    エルクロが僕たちのスラブの家を最初のプロジェクトとして載せたいと言ってくれたときには、本当にそう感じた。
  • soufujimoto
    あるいはGAが最初に載せてくれた作品がT houseだった。当時は自分の中ではまだあまり自覚できていなかったが、今振り返ってみて見るとT house以前と以後で確かに建築の質が違っている。載せてくれるまでは、なんで載せてくれないんだろうと思ったものですが、、、
  • soufujimoto
    一方で新建築のように、ともかくも僕の最初の作品からフォローしてくれているというのも大きな励みになる。
  • soufujimoto
    まあメディアのことはともかくとして、だからU-30のような機会はとても貴重は機会だけれども、でも同時にとても恐ろしい機会でもある。
  • soufujimoto
    こういう場で無理矢理踊らされて、意外と自分でも想像していなかった驚くべき踊りを踊れた、という場合もある一方で、なんとなく自分では違うんじゃないかなあと思いながら納得いかないまま踊ってしまったという場合もあるはず。
  • soufujimoto
    逆にこういう所に出てきていない人たちには、焦ってこの場に出ることだけが建築ではないといいたい気もするし、出てきた人には、出てきたことが大きな一歩なのだから悩まず踊り続けてほしいとも思う。
  • soufujimoto
    僕個人に限った話をすると、そういうもやもやを抱えていた30歳前後のころには、ちょっとそっとしておいてほしい、という感じだった。いま考えているところだから、、、ちょっと待って、、、と。それが自分に向いた方法だった。その時間は、今となってはとても貴重な時間だった気がする。
  • soufujimoto
    海法さんの提案、というか彼のたたづまいには、そういう揺れ動く感じがあって、共感できた。まだなにかを模索している感覚が。
  • soufujimoto
    なんて、人のこと言っている場合ではないですね。
  • soufujimoto
    ただ、僕たちにとっても、たとえば最近海外でプロジェクトが動いたりコンペに参加したりしている状況はまさに未知の世界の舞台で、なにがなんだかわからないながらも踊り始めている状況なわけで、その意味で、初心に帰るというか、気持ちを新たにできたとても楽しいイベントだった。
  • soufujimoto
    出展者の皆さん、飲みの席でいろいろ言ってしまってすみません。頑張ってください。
  • soufujimoto
    たくさんつぶやきすぎた。
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