• 日本語をしっかり学ぶべき理由 by 福島香織(@kaokaokaokao)さん

    中国語に堪能なジャーナリストの福島香織(@kakaokaokao)さんによる日本語をしっかり学ぶべき理由の連続ツィートのまとめです。外国語を学ぶならまず第一言語をしっかり使えるようになってからというのは、第二言語習得理論ではよく出てくる話ですが、それに加えて、「どうせ第一言語として身につけるなら日本語を」という話を福島さんは体験的に語ってくれています。豪州に暮らすわが家の子供たちはしっかり日本語を身につけてくれるだろうか。少なくとも今のところは日本語が彼らの第一言語(てことは英語苦手……^^;)ですが、それでいいんですよね!
    by reservologic
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  • kaokaokaokao
    きのう中国語→日本語の翻訳家の親友とお茶したとき、子供には自分が学びたいと言い出すまで中国語を教えない、と言っていた。国際人を目指すにしても、優秀な母語をもっていないといけない、小学校以下で外国語を学ばせると、母語のレベルが低くなる、というのが彼女の持論。
  • kaokaokaokao
    (前からの続き)そう言われてみると、私の周りで芸術的なまでに外国語を駆使する人は、たいてい大学時代か大学卒業後に、その言語と出会っている。いわゆる帰国子女の人は、会話は流暢だけど文章を書くのが苦手な人が多い。私の周りの例だけかもしれないけれど。
  • kaokaokaokao
    (前からの続き)親友のそういう意見が印象に残ったのは、実は、最近よくお会いする金美齢さんが、同じようなことを言っていたからだ。彼女は幼少期は台湾語、小学生時代は日本語、中学以降は中国語、大学では英文学専攻で、4カ国語を操るが、一番得意なのは日本語。
  • kaokaokaokao
    (前からの続き)金さんは、自分の世代の人は、台湾語も日本語も中国語も中途半端な人が多い。自分は小学校で日本語を公用語として学び、中学以降、公用語が変わっても、読書は日本語だった。なぜなら、いい本は日本語のものしかなかった。思春期の読書体験が私の母語を日本語にした、と。
  • kaokaokaokao
    (前からの続き)蒋介石の独裁政権下では、外国の文化や価値観の流入に対する翻訳が制限されていたので、日本語を通じてしか外の文化や価値観、概念を読むことができなかった、と。
  • kaokaokaokao
    (前からの続き)そのとき気付いたのだけれど、日本語は表音文字2つ表意文字一つを駆使し、外国の未知の抽象概念を、かなり的確に表現できる言語だ、と。日本語を母語にしたら、翻訳本を通して、世界中のことを知ることができる、と思ったそうだ。
  • kaokaokaokao
    (前からの続き)外国語はどれだけ学んでも、母語を超えるレベルには決してならない。外国語をいくら学んでも、母語のレベルが低かったら、外国語のレベルも高くなりようがない、と。あの口調できっぱりと言うんだな、金美齢さん。
  • kaokaokaokao
    (前からの続き)その言葉を、親友に伝えたら、私もそう思うと。最近、私の周りに国際結婚カップルが増えてきて、子供の母語を何にしようか、とみんな悩んでいる。理想はみんな英語を母語にしたいんだな。英語を母語にすれば世界中どこでも生き抜いていける、と。
  • kaokaokaokao
    日本語は1億数千人しか使わないから、英語や中国語よりは圧倒的に通じる世界がせまいから、そう思うのかもしれないけれど。でも、言葉は思考を作ると考えれば、日本語で磨かれる思考って、けっこう深いと思うのだ。
  • kaokaokaokao
    なぜ、そう思うかというと、さっき言ったように表意文字ひとつに表音文字が二つもあって、それを駆使して外国の抽象的な概念をものすごく積極的に取り入れてきた柔軟な言語だな、と感じる。英語やフランス語、中国語で、日本語として使われる言葉の多さや、敬語の複雑さ、擬態語擬音語の多さ、とか。
  • kaokaokaokao
    中国語の本の日本語訳を読むと、けっこううまく訳していると思う。もちろん、莫言さんらの中国文芸の得も言われぬユーモアが訳出されているかというと、反論はあろうが、しかし莫言の日本語訳と村上春樹の中国語訳をともに原書で読み比べたら、訳出レベルの差を感じるんじゃないだろうか。
  • kaokaokaokao
    私は、それは翻訳者の技術の問題以上に、中国語というのは外国の抽象的概念をうまく訳出するのは日本語より苦手なんじゃないかな、と思う。もちろん、体制的に、外国文化・思想の流入に対して警戒している部分もあるかもしれないが。
  • kaokaokaokao
    最近、中国語モノの本や映画の版権をアメリカの大手出版社が買って、英語翻訳されてから日本語翻訳されることが多いのだけれど、重要なフレーズが抜け落ちていて、あれ?と思うことがある。調べてみたら、英語翻訳で省略されていたりするんだ。
  • kaokaokaokao
    英語の翻訳を仕事にしている人に聞いたら、英語は、訳出できない抽象的な概念やダブルミーニングなんかをどんどん省略というかシンプルに訳すのがいい、という翻訳の文化というかあるらしい。このあたりは専門家ではないのでつっこまないで。でも中国映画の英語字幕を見てると、そう感じることはある。
  • kaokaokaokao
     日本人は凝り性というか、まじめなので、翻訳するとき、きっと忠実に訳そうとするから、中国語モノ、重すぎて売れないのかもしれない、もっと英語翻訳みたいに単純化したら、売れるかもしれない。いい悪いは別にして、日本語の表現能力というのは半端なく広く深く、そういう言語を持っている以上、
  • kaokaokaokao
     翻訳するときも大雑把にできない、日本人の性格っていうものが出るのかもしれない。だから、言語は思考回路や性格まで作るのだと思う。
  • kaokaokaokao
    明代の満州語とかモンゴル語の史料、翻訳したのも日本人だよね。それが英語や中国語に訳されて広まった。日本語の持つ翻訳能力の高さを考えると、日本語ってけっして狭い世界の言葉じゃないと、私は思うのだけれど。まあ、どの言語も深くやればそれなりに深いのは間違いないが、日本で暮らしていれば
  • kaokaokaokao
    日本語をそれだけ深くやるチャンスに恵まれているわけだから、あわてて幼少期に外国語を必死に詰め込むより、豊かな日本語のシャワーを浴びせる方がいいような気がする。まあ、誤字脱字の常習犯の私がいっても説得力がないけどね。
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