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    天然記念物のイタセンパラを見学中 http://t.co/bxAf7IUG
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    淀川のゴミ拾い活動に参加して来た。作業の前に、天然記念物のイタセンパラを見せて貰って、大阪府の水生生物センターの方のお話が聞く事が出来たので、ちょっとまとめてみる。
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    承前)イタセンパラは淀川のシンボルフィッシュで、国の天然記念物になっている。天然記念物になっている魚は全部で4種類居て、淀川にはそのうちの2種類(イタセンパラとアユモドキ)が生息しているとのこと。中でもイタセンパラは最も早く、昭和49年に天然記念物に指定された。
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    承前)イタセンパラの外見は全長10センチ位の平べったい形で、タナゴに似ている。最大の特徴は、二枚貝に卵を生みつけることで、ちょうど今頃が産卵期。産卵期にはオスは綺麗な赤色に、メスは色は変わらないがお腹から細長い産卵管が伸びてくる。この管を二枚貝の出水口に差し込んで産卵する。
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    承前)貝にしてみればたまったものじゃないので、当然卵を吐き出そうとするが、卵はベトベトしていてお互いにくっつくので、貝の体内で固まって吐き出せない。そうこうする内に貝の中でふ化した稚魚は、吐き出されない様に貝の体内深くに潜り込み、約7ヶ月にわたって貝の中で暮らす。
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    承前)とはいえ、イタセンパラの稚魚は貝を内側から食べたり、汁を吸ったりはしない。貝が死んだり弱ったりしたら自分も死んでしまうからだ。貝がかわいそうな気もするが、実は二枚貝の幼生も他の魚のひれに食いついて大きくなったりする。(ちなみにこの時は、貝は魚の汁を吸うw)
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    承前)そんなイタセンパラだが、平成17年を最後に野生では生息が確認されなくなった。淀川の水質はそれ程悪くなっていない(少なくとも水道の水源に出来るくらいには)ので、理由は他に有る。大きな原因と言われているのは二つ。ワンドの減少と外来種の増加だ。
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    承前)ワンドというのは、淀川の両岸にある水溜りのことで、江戸時代位から続く河川の改修工事で出来た。大雨の時などは川と繋がるが、普段は流れがなく二枚貝などの格好の住処になっている。二枚貝に卵を生むイタセンパラにとっても良い環境だが、近年の治水工事等でこのワンドが減少した。
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    承前)もう一つの原因、外来種は日本中で問題になっている。調査のためワンドの水を抜いてしらべてみたら、生息していた魚の90%がブルーギルだったという結果も有ったとのこと。しかし、雇用対策も兼ねて府が実施した外来種駆除作業が功を奏して、最近は在来種も増えて来ているらしい。
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    承前)自然環境でのイタセンパラを復活させるため、水生生物センターでは稚魚の放流等もやっているとのこと。密漁する人がいるため場所は秘密らしい。水生生物センターの管理する池でも育てているけれど、こちらも場所は非公開。やっぱり、こっそり持ち帰ろうとする人がいるとか。
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    承前)今日見たイタセンパラは、以前柴島の水道記念館で見たものより、かなり大きくてびっくりしたのだけど、水槽ではなく池で育てているからだそう。いつか、淀川でも普通に泳いでいる姿が見られる日が来れば良いなと思う。
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    承前)ところで、話を聞いていて気になったのだけど、ワンドが河川の改修工事で出来たのなら、それ以前はイタセンパラはどこに生息していたんだろう。水生生物センターの方に質問してみたところ、イタセンパラは元々淀川にはあまりいなかったという、驚愕の事実が判明。
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    承前)今の宇治の辺りにオグラ池というのが有って、そこが生息地だったそう。河川の改修でワンドが出来た頃にオグラ池が埋め立てられて、淀川が主な生息地となったらしい。なるほど、人間の活動に密接に関わってきた魚なのだなあ。
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  • オグラ池は「巨椋池」とのこと
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    以上、大阪府環境農林水産総合研究所 水生生物センター主任研究員の上原さんの話を自分なりにまとめてみた。間違い等が有ったら、僕のまとめがまずいせいだと思うので、ご容赦を。
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