• mixingale
    どれ『制度と再帰性の社会学』読んでみようか。
  • mixingale
    経済学をちょっと勉強してみたいというひとにスティグリッツだとかマンキューだとかを薦めざるを得ない状況はかなり不幸なことに思える。それらの本で論じられる市場経済云々といったはなしは、経済学ではかなり応用的なはなしであって、間違っても基本や本質ではない…。
  • mixingale
    経済学=(完全競争)市場と思い混んでいる人が多いが、(完全競争)市場なんてのは、人と人の相互作用が生まれる状況の一例、n→∞のケースのはなしにすぎない。
  • mixingale
    『制度と再帰性の社会学』がまったく理解できなかったのは、それが、「市場」という概念を中心に経済学を理解しているからだ。経済学の発展のなかでの位置付けはともかく、市場というのはせいぜいが派生的・複合的な概念で、経済学にとって本質的な理論装置というわけではないと思う。
  • mixingale
    思うに、経済学の本質は、選択肢の集合上の二項関係として定義される選好関係から出発して、その便宜上の表現としての効用関数を経由し、実際に観察される選択行動が導かれるところまでの理論的構成にある。
  • mixingale
    だから、経済学の基本を知りたいという人には、まず、選好→効用→選択の関係についての理論を提示し、次いで、このモデルを逆に用いて、観察可能な選択行動から観察不可能な効用→選好を同定できることを豊富な実証研究とともに示してみせるのがいいのではないかと思う。
  • mixingale
    選択行動と回帰モデルとを接合する離散選択理論の確立以来、観察可能な選択行動から観察不可能な選好を同定・推定するための手法は著しく発展を遂げている。これらの理論的装置がいかに多様な社会的状況に適用できるかを豊富な例とともに示す。そんな入門書があればいいのに。なければ将来書こうかな。
  • Muichkine
    @mixingale 意思決定理論はもちろんファンダメンタルなものですけど、そこまで本質的だとは思いません。経済学のキモは、個々人の行動を最大化問題で記述した後に、個々のシチュエーション(市場であったりもっとミクロなゲームであったり)での結果を読み取ることにあると思います。
  • Muichkine
    @mixingale だから記述の仕方(意思決定理論)は基礎付けにはなっているけど、ブラックボックスにしても本質的な問題はないように思えます。物理学的な記述が充実していなかった時代でも化学や生物学の知見は無駄ではなかったように
  • Muichkine
    @mixingale ただ、市場の発見はむしろ応用的だというのは経済学プロパー以外にとっては面白い事実なんじゃないかと思う。
  • mixingale
    @Muichkine 個々の意思決定がどんなゲームのルールの下で行われ、そこでどんな均衡が達成されるかというはなしはもちろん重要なんだけど、それは市場経済云々をあくまで特殊ケースと認識できるような仕方で提示されなきゃならんと思うんだよね。
  • mixingale
    @Muichkine で、そのためには、様々なゲームに投げ込まれ、その中で様々な干渉を受けて意思決定する意思決定者という構成単位が理論的に確立したものとして認識されてる必要があると思うんだよね。市場のような特殊な状況からスタートするとその可塑性が認識されないという危険がないかな。
  • Muichkine
    @mixingale 市場が極めて特殊な状況(個々のプレイヤーの戦略性がうまくそぎ落とされている)だということは啓蒙しがいがありますね。
  • Muichkine
    だから自分は『ミクロ経済学-戦略的アプローチ』はすごい本だと思いますよ。浪人中にあれを読んで経済学を志したので思い入れがありますw
  • mixingale
    『制度と再帰性の社会学』の総評は、「人文社会科学のなかでほかの分野との対比で自分の分野のアイデンティティーを確立しようとするのはやめた方がいいんじゃないかなあ」といったところ。
  • mixingale
    そもそも人文社会科学って諸学がMECE的に事象平面を覆ってますというようなものじゃないと思う。それぞれが緩やかに近代科学の規範を共有しつつも固有の仮定と固有の理論と固有の方法で固有の知見を生み出してればそれでいいわけで、他の学問との対比なんて基本不可能だし無意味じゃないか。
  • mixingale
    特に社会学は経済学との対比であいつらにできないことをやる云々とアイデンティティーを確立することが多いけど、そんな「経済学に関するその理解間違ってる」「経済学にできないとか言ってるけどほれできてる」のコンボで簡単に崩れちゃうものを基礎に敷いてはいかんだろう。
  • mixingale
    ちょっと前に東さんがネットによる直接民主主義とか言ってたときに経済学のメカニズム・デザイン系の議論で取扱できるかなと考えてみたものの、結局、対応する概念装置がわれわれの側にはあんまりなさそうだなという結論になった。
  • mixingale
    というのも、ネットの導入によって変化する某かを受け止める変数がメカデザには用意されてない気がするからだ。
  • tricken
    「市場は事例でしかない」は他の方にも教えられ、最近反芻する。抄QT @mixingale 『制度と再帰性の社会学』/「市場」という概念を中心に経済学を理解している/市場というのはせいぜいが派生的・複合的な概念で、経済学にとって本質的な理論装置というわけではない [正名/狂言]
  • tricken
    経済学とは、(市場を主な研究対象として発展してきたが)選好・功利・均衡といった数理モデル化可能な抽象概念を中心とした分析枠組であり、それらを概念操作するため)数理的アプローチを取るsocial engeneeringである、というのが現在の僕の経済学理解。 [正名/狂言]
  • tricken
    .@mixingale 僕は筒井本に関して言えば、(社会学入門書なのでまあ役には立ちましたが)ところどころ、鉱脈があるところを憶測で撫でている部分があり、不満が残ります。ゴフマンは(先行研究含めて見れば)かなり甘い指摘。市場の扱いや立場のヌルさも賛同です。 [正名/狂言]
  • mixingale
    ぼくもなんかそんな理解です。対象ではなくメソドロジーによって規定される学問なんじゃないかと思いますね。 略RT @tricken 経済学とは、(市場を主な研究対象として発展してきたが)選好・功利・均衡といった数理モデル化可能な抽象概念を中心とした分析枠組
  • tricken
    そしてご指摘の通り、社会学の一部が(たとえば)経済学の問題に貢献したい、と野望を抱くなら、社会学の資産から個人が硬質な〈方法論〉を編まないと、口だけになりますよねえ。略QT @mixingale 対象ではなくメソドロジーによって規定される学問なんじゃないか [正名/狂言]
  • mixingale
    .@tricken いずれにせよ社会学のアイデンティティっていうのは難儀する話ですね。経済学との対比でもなく、ウェーバーやデュルケムを並べてみせる社会学説史でもなく、当事者性やら意味世界やらの一断面に固執することなく・・・固有性はあるはずなのになかなか名指すことができないという。
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