「四國徧禮霊場記 一」 3頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「四國徧禮霊場記序 夫聖賢の教を垂る也。機に逐て筌蹄を 殊にす。渙たる星象の若く。浩たる濤瀾の如し。 而厥の源由を繹すれは。則迷方を愍むの方便に 非無也。屬日南岳雲石…」 RT @kandemo
2015-02-25 19:44:35「四國徧禮霊場記 一」 4頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「闍梨の撰せる四國霊場記を閲るに。 壹はら斗薮の者の迷繆を愍にて。而筆を 秉て□(?)縷し。霊場の霊為る所以を 闡揚す。謂く山川の秀。像設の…」 RT @kandemo
2015-02-25 19:48:01「神。寳器の霊。因縁故實。事 遺餘無し。若行脚の客。これを 識る無き者は。徒に揚朱かの泣を致し。且 波斯の珍に旨しふ。愍ざるべきにや。此に 由て之を思は。闍梨の斯の編。迷方を愍む の老婆心に非ずや。其の益莫大なり。…」 RT @kandemo
2015-02-25 19:49:02「四國徧禮霊場記 一」 5頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「寔嘉尚すべしの。闍梨の壇 護某居士等。梓に□(金へんに契)さして以て伝にふを謀る。 因て予に弁言を請う。予老病を以堅 辞す。而力めて之措かず。廼強て筆を援ると…」 RT @kandemo
2015-02-25 19:51:36「四國徧禮霊場記 巻一」 6頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「四國遍禮霊場記叙 夫大道杳寂に。之を逐へは逝(ゆ)くか若し。至覚玄淡に 感無ければ燭(て)らさず。感の召く処大千に跨がりて咫尺。…」
2015-02-27 20:20:17「縁苟も未だ應せざれは跡を踏(ふ)むと雖も観ず。佛教本朝に 入(いり)てより降(このかた)此に千三百年其間権化偉(い) □(さんずいに不)時に駕しめ交く出。大道を讃揚し神化を敷暢す…」 RT @kandemo
2015-02-27 20:25:15「四國徧禮霊場記 巻一」 7頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「名區霊像朝野に比ひ山裂(さ)け水開き異瑞を 現す。以て人の情偽を盪(とらかし)永く世の福田為、吾 弘法大師生(しう)讃州に示し烈を非常に著す…」 RT @kandemo
2015-02-27 20:30:32「阿土豫の三州其列冽なるか故に此四國において大師の 遺芳歴踪寔に繁し。凡そ大師の神化。土石 草木も霊を啓(ひら)く者の。世の欽む処や。既に八百餘の 華を踰て彌新に彌高し。霊風を□(にすいに食)するの法…」 RT @kandemo
2015-02-27 20:32:08「其遺區を慕礼そ二世の福應を祈(もと)む、四國中 凡て八十八區隆弊と時と相移る者有と雖 希夷未だ缺ざる□(米に耳)夫れ釋尊の遺跡。八相の 霊塔。龍窟の奐影。石面の雙輪等。竺 土の賢□(吉吉)。慕仰礼歴の而在世に遇か如く懐…」 RT @kandemo
2015-02-27 20:33:09「四國徧禮霊場記 巻一」 8頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… … 「信肌骨に徹る。華厳経及び寳積經の中遺跡を 信仰する功恵を説。善根を具し罪障を滅す者。見佛 の供養に異ならずと。吾大師の遺烈に於ける寔に以(ゆへ)有□(生にい)。…」 RT@kandemo
2015-02-27 20:35:45「茲に真念と云う者有。抖□(てへんに数)の桑門也。四國遍礼(へんろ)する者。 十数回。故に其地理人物像刹事緒。目熟し心 熟す前に四国指南一篇を出し遍礼の人に便りす爾と 雖、諸刹の霊験を尽すに非ず、本自諸徧記に志…」 RT @kandemo
2015-02-27 20:36:34「有、諸刹に就て縁起を捜索什物に迄(まて)記録の嚢 中に入、蒐輯の遺す図一日弊廬を款き編輯を (余か)手に要す(余)也、少の遠邦に□(さんずいに水)宕し、老て病 慵慢弛み其遍礼に堰ず蹉跎と遺憾無き能はず…」 RT @kandemo
2015-02-27 20:37:48「時に念予を起く者の之(ゆか)ずして之有か、豈に随喜せ…」 「四國徧禮霊場記 巻一」 9頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「ずんや、仍て慵を勤め採□(てへんに庶)(せき)編を為に及ふ、尚又未だ…」 RT @kandemo
2015-02-27 20:41:50「詳らかならざる者有り、因て令念二三の同志と彼刹々に 至り其状を圖を余に示、俛仰の間已に再ひ□か若き 者也、遂に編纂て名を四國遍礼(ろ)霊場記と曰 四國各一篇と為し、巻大なる者は上下に分け、之披(く寸は)則…」 RT @kandemo
2015-02-27 20:42:35「未だ之かざる人は目を其境に接しゆるかの若し、若し之く人は郷人に 問ふ労をせず。事緒を知り猶(を)知舊に遇か如く、然り 文世俗の見易きか為めに和字を以てす、世の戲弄 の書に同きにあらず、始より好語を要せず、云に叙為る」 RT @kandemo
2015-02-27 20:43:13「四國徧禮霊場記 巻一」 10頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「凡例 ●區にいつれも。大師遊化(け)し玉ふ。霊蹂(れいじう)なりといへとも。時遠く事さり。人かはりぬれは。さだかならざる事おほし。…」
2015-02-28 15:09:41「… 桃李(たうり)ものいはねは。誰(たれ)にかむかしをとはましや、若幸(さいわい)に縁起(ゑんぎ)ある所は、それによれり。おほくは口づから伝ふる。のみなれは。あやしき事ありといへとも。其伝ふるままに書侍る。」 RT @kandemo
2015-02-28 15:10:27「●一寺一寺の本尊。釋迦(しやか)薬師観音のごとき。それぞれの本誓(ぜい)威徳(いとく)の。世の人しれる事は。…」 RT @kandemo
2015-02-28 15:11:12「四國徧禮霊場記 巻一」 11頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「… いま更(さら)述(のぶ)るに及はす。但其本尊の像(ざう)に付。効験(こうげん)霊感(れいかん)の事ありて。のせすといふ事なし。」 RT @kandemo
2015-02-28 15:13:16「●凡寺らの縁起(ゑんき)書(かけ)る其人により。臆度(おくたく)私意(しい)に引ものあり。その編(へん)は一寺一人の私記(しき)にあらされは。聖語(せうご)本説(ぜつ)にたがひ、又は道理に應(おう)ぜざる事はとらす。」 RT @kandemo
2015-02-28 15:13:48「●寺により霊寳(れいほう)と号(かう)し。世上の具(ぐ)数多(あまた)書たて。人の心目(もく)をかざり。市家の具架(ぐか)に異(こと)ならざる事あり。世におほきわざなり。何ぞこれ滅罪(めつざい)生善(しやうぜん)の勝利あらんや。…」 RT @kandemo
2015-02-28 15:14:39「… 心ある人。聞(きく)もうるさからんかし。但権化高徳(とく)の遺具(ゆいぐ)とあるものは。錐刀(すいとう)[=きり]弊帚(へいさう)[=やふれはうき]といふともなんぞ賞敬(しやうけう)せざらんや。物を見て人をおもふ心ならひ。…」 RT @kandemo
2015-02-28 15:15:33