「子供に安易に答えを教えるな」というサッカー界のガン、指導者の思考停止

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スケゴー @sukego_fut

子供へ安易に答えを教えてはいけない、という話はよく聞くが、正解がひとつしかない問題の場合は、そのとおりだろう。しかし、サッカーはどのプレーを選択するのが正しいかなんて神様にしかわからない正解のない問題の答えを、どうして教えるとか教えないとか言えるのだろうか?お前は神様か?

2015-03-26 09:31:22
スケゴー @sukego_fut

指導者の仕事は、子供に答えを教えることではなく、答えのない問題の答えを、限界まで問い続けることを教えることだ。その上で複数の解答例を伝えれば良い。

2015-03-26 09:38:17
スケゴー @sukego_fut

指導者の示した解答例に満足せず自分で探求する子を育てることが大事だ。

2015-03-26 09:43:27
スケゴー @sukego_fut

例えば「神様は存在するか否か?」という問題を出されたとする。自由に答えろと言いつつ、その出題者はたったひとつの答えを絶対的に正しいと思ってらっしゃる。しかもかなりの権力をお持ちのようで、それとは違う答えを出したら悲惨な目に遭わされそう。これなんて無理ゲー?

2015-03-26 09:49:43
スケゴー @sukego_fut

海外の指導者が日本人の指導者を頑固だというのは、日本人指導者が、答えのない問いの答えを知っていると思い込んでいることに起因する。神ならぬ人の身では、経験則にもとずく複数の解答例を示すのが限界だと自覚していれば、頑固になどなりようがない。

2015-03-26 09:57:26
スケゴー @sukego_fut

子供相手の指導者は、自分の答えを否定される機会が少ないので、どうしても傲慢になりやすい。自分の正しさに満足しているので成長もしない。指導者育成は、まず「子供に正解を教えられる」という勘違いをただすところから始めるべきだと思う。

2015-03-26 10:16:12
スケゴー @sukego_fut

自分の答えが正しいと思い込んでいるから、子供が違うプレーを選択すると怒りがわく。自分の答えは、あくまでも一例と考えていれば、子供の自由な発想を受け入れることができる。

2015-03-26 10:32:13
スケゴー @sukego_fut

子供が自分と異なる答えを出しただけで、自分を全否定されたかのように感じて怒りだす指導者が多すぎる。自由にと言いつつ、結局は子供に同意を求めてしまう。

2015-03-26 10:35:38
スケゴー @sukego_fut

子供に答えを教えると思考停止になってしまいやすい。だから自分で考えさせるために答えを教えない。ここで重要なのは子供の思考停止を防ぐこと。しかし実際には教えないことによって、逆に子供の思考が浅いところで止まってしまっているケースが目につく。子供の世界は浅くて狭い。拡げる努力が必要。

2015-03-26 13:09:51
スケゴー @sukego_fut

囲碁では子供の創造力を殺さないために定石を教えないなんてことはやらないし、定石を教えたからといって、その定石通りに打たない子供を叱りつけることもしない。対局後、その手が好手悪手だったかを解説し、他にどんな手があったかを伝えるだけだ。子供には、その上で最善の一手を考えさせれば良い。

2015-03-26 13:34:04
スケゴー @sukego_fut

スペインだと子供に問題点を指摘しても、素直に聞かず反論して言い逃れようとするのだそうだ。けれども撮影した映像をもとに解説すると素直に聞くらしく、映像の活用が教育現場でのひとつのテーマになっているとのこと。

2015-03-26 15:50:47