日本国憲法改正と押し付け憲法論について

●憲法さん(憲法くん?)による日本国憲法押し付け論の経緯 http://togetter.com/li/816320
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田丁木寸 @matimura

自民党が改憲の必要を「啓蒙」する漫画を作ったそうな。これを批判するサイトによると相変わらず憲法はGHQの押付けだと言っているらしい。米議会演説でアメリカ人たちに安倍晋三が演説した内容と、この漫画の内容とは矛盾しないのか? ow.ly/MrgMq

2015-05-03 17:12:13
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

東京大学教授(先端研)・信州大学教授(経法学部)。ルール形成戦略、知的財産法、行政法。弁護士。大阪人。ワンコ党。観る将。ツイートはただの思いつきや、下調べなしのうろ覚えです。「いいね」は自分用メモ、RTはフォロワーさんへの参考用で、賛同の趣旨はありません。対話の無理そうな方や敵意を煽る方などは、当方から御遠慮します。

玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

「人類普遍の原理」を受け容れたわけですからね。そこは変えちゃいけない。 twitter.com/matimura/statu…

2015-05-03 17:50:42
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

善解するなら、「人類普遍の原理」を日本人自身の手で選びましょう、ということになるかな。

2015-05-03 17:51:55
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

ただ単に憲法があればよいというものではない。「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」。

2015-05-03 18:00:13
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

われわれの享受している人権は、「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」であり、「過去幾多の試錬に堪へ」たものだ。歴史の現実としてはGHQに与えられたものだとしても、その維持には不断の努力が要る。憲法97条は「何のためにあるかわからん」ように見えて、実は大事なことを言っている。

2015-05-03 18:06:19

第九十七条[1] この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

リンク Wikipedia 日本国憲法第97条 日本国憲法 第97条(にっぽんこくけんぽう だい97じょう)は、日本国憲法の第10章にある条文で、第3章にある第11条と重複していると考えられている憲法の基本的人権について規定している。 日本国憲法、e-Gov法令検索。 国民の基本的人権保証を述べるとともに、国民の基本的人権の硬性憲法の建前(96条)から派生する憲法の形式的最高法規性(98条)による実質的な根拠とされる条文。 この条文は第11条と内容の重なりがある。憲法の第3章11条と文言「この憲法が国民に保障する基本的人権」は、「侵すことのできない永久
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憲法改正については 1)誰が起草したかなどは憲法自体の価値とは無関係なので改正論者の根拠としてはナンセンス 2)言論の自由や基本的人権など変える必要のない(変えてはいけない)ところと現在憲法改正が検討されているところをごっちゃにしたゼロかイチかの護憲論者の思考もナンセンス

2015-05-03 18:06:23
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

既に1970年代から、佐藤誠三郎先生は「憲法を誰が起草したかなんてナンセンス。問題は、国民にアクセプトされているかどうかです。現行憲法は、十分にアクセプトされているのではないですか」と喝破しておられました。「保守反動」「魂を権力に売った」等々と、さんざんに罵られた人でしたが。

2015-05-03 18:18:01

(さとう せいざぶろう、1932年7月8日1999年11月28日)日本政治学者東京大学名誉教授正四位勲二等瑞宝章中曽根康弘政権時のブレーンを務めた守旧派の論客である。

リンク Wikipedia 佐藤誠三郎 佐藤 誠三郎(さとう せいざぶろう、1932年7月8日 ‐ 1999年11月28日)は、日本の政治学者、東京大学名誉教授。正四位勲二等瑞宝章。大平正芳、中曽根康弘両政権時のブレーンを務め、保守派の論客として知られた。 東京生まれ。祖父は衆議院議員を務めた佐藤虎次郎、姉はクラシック歌手の佐藤貴美子。弟は国立教育研究所研究部長、日本大学文理学部教授を務めた佐藤秀夫。1950年に東京都立日比谷高等学校に入学。この頃マルクス主義の影響を受け日本共産党に入党。1957年東京大学文学部国史学科卒業。この時期の友人に東
リンク moritasouken.com 森田実の言わねばならぬ
田丁木寸 @matimura

自民党改憲漫画で緊急事態法制が必要というが、先の大震災の時の菅直人内閣が人権を停止したりできたら良かったのかな? また予算措置を待たずに被災地に金を配るのは、緊急時に必要な分は予備費で今でも可能だし、大規模な復興に必要な分は、行政のトップが独断で決められることじゃない。ボロボロ

2015-05-03 18:28:59
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

聞いた話では、解散して総選挙に向かう途上で大震災が起こるといった事態を想定しているようですよ。それくらいなら、反対する人は少ないでしょう。 @matimura 自民党改憲漫画で緊急事態法制が必要というが、先の大震災の時の菅直人内閣が人権を停止したりできたら良かったのかな?…

2015-05-03 18:36:47
田丁木寸 @matimura

えー、そんなの憲法マタ―ですか。公選法57条は先の大震災でも発動したし。それに解散後は緊急集会規定も憲法にあるし。RT @tamai1961: 聞いた話では、解散して総選挙に向かう途上で大震災が起こるといった事態を想定しているようですよ。それくらいなら、反対する人は少ない

2015-05-03 18:48:09

公職選挙法(繰延投票)
第57条 天災その他避けることのできない事故により投票を行うことができないとき又は更に投票を行う必要があるときは、当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会(衆議院比例代表選出議員又は参議院比例代表選出議員の選挙については、都道府県の選挙管理委員会)は、更に期日を定めて投票を行わせなければならない。ただし、その期日は、当該選挙管理委員会において、少なくとも5日前に告示しなければならない

リンク Wikipedia 日本国憲法第54条 日本国憲法 第54条(にほんこくけんぽう だい54じょう)は、日本国憲法の第4章にある条文で、衆議院解散、国会の特別会(特別国会)、参議院の緊急集会について規定している。 日本国憲法、e-Gov法令検索。 本条第2項に基づく参議院の緊急集会はこれまで2回開かれた。 東京法律研究会 p.6/10/14 「憲法改正要綱」、国立国会図書館「日本国憲法の誕生」。 なしなし「憲法改正草案」、国立国会図書館「日本国憲法の誕生」。

1.衆議院が解散されたときは、解散の日から四十日以内に、衆議院議員の総選挙を行ひ、その選挙の日から三十日以内に、国会を召集しなければならない。[1]
2.衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊急集会を求めることができる。
3.前項但書の緊急集会において採られた措置は、臨時のものであつて、次の国会開会の後十日以内に、衆議院の同意がない場合には、その効力を失ふ。

玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

「押しつけ」だったかどうかといえば、「押しつけ」でしたよ。松本案みたいなのに業を煮やしたGHQが原案を出したわけだし、当時の最高法規はポツダム宣言と降伏文書だったわけですから。その議論は1951年、あるいは1955年には説得力があった。でも、1980年くらいには無理になっていた。

2015-05-03 19:59:52
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

ドイツ連邦共和国基本法なんて、「押しつけ」どころか「占領下だから本格的な憲法なんか作れない。だが暫定的な統治体制のため必要だから仕方ない」として決められ、だからタイトルも憲法ではなく「基本法」。統一のとき国民多数が「いや、これでいいでしょ」と考えたから、そのまま憲法になった。

2015-05-03 20:08:36
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

敗戦後に暫定的なものだとの前提で制定された憲法が長期にわたって安定してしまうというの、実は珍しくない。1875年のフランス第三共和制憲法、ドイツ連邦共和国基本法。日本国憲法が「当用憲法」に過ぎないというのがその通りでも、より良い中身の憲法を創れるのかこそが問題。

2015-05-03 20:15:36
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961

新幹線が止まって参議院の緊急集会も定足数不足で開けず、という事態に備えた条項がない方がいいのか、と問われれば、うーん、あった方がいいかな、と。良かれ悪しかれ、ドイツの非常事態憲法みたいなのは想定してないようです。 @matimura

2015-05-03 20:22:49
Hans Castorp @crepuscule1976

@tamai1961 自国民のプライドと申しますか、それでもなお同等のものをもう一度自分たちの手で作ろうという運動や機運は独仏両国にはなかったのでしょうか? 良いものだから黙々と受け入れるというのは、奴隷根性と紙一重な気がいたします。

2015-05-03 20:22:01