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> 『文学のプログラム』要約
2010/03/07 15:12:52
+
『文学のプログラム』要約
todorokitetsuさんが山城むつみ著『文学のプログラム』を要約されています
by
zen124
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性懲りもなく(?)twitter読書。今度は山城むつみさんの『文学のプログラム』(ISBN:9784062900683)に挑戦してみる。ハッシュタグは
#bunpuro
としてみる。
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todorokitetsu
2010/02/24 23:07:04
〔文学のプログラム〕まずは「小林批評のクリティカル・ポイント」。小林秀雄なんてほとんど読んだことがないが、とにかく読み進めてみよう。クリティカル・ポイントってなんだろう? と思っていたら「臨界点」(P.11)のことらしい。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/24 23:11:01
〔文学のプログラム〕「小林が『……とは……ではないのか』『……とは……である』と断言する場合、それは定義ではなく総括にすぎないということに注意しなければならない」(P.11)。そうなのか!
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/24 23:13:39
〔文学のプログラム〕「批評するとは自己を語る事である、……」という小林の一文に対し、「批評」を「解釈」という語に置き換えても成り立つ、と山城さんは指摘する。「総括であって定義でないのは、このようの判明さが欠如していることによる」(P.12)。なるほど。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/24 23:17:49
〔文学のプログラム〕「『解釈』の循環の果てに『自己理解』に到達することが厳密には不可能なのだとしたら、どうだろうか。(中略)『自己理解』という一致点を実現しようとして切実に円環を辿り切ろうとするあまりそのような不一致をはからずしも来してしまうこと、」(P.13)
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/24 23:21:42
〔文学のプログラム〕「むしろそのことが『批評』であるとしたら、どうだろうか」(P.13)ああもうなんでこう批評家の言葉というのは鋭いのだろう。密度に圧倒される。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/24 23:22:48
〔文学のプログラム〕1931年頃、「小林は『自己理解』の追求によって近代批評=解釈の地平を構築する一方、『創作』への意志によってこれを解体してもいたのではないだろうか」(P.15)。批評と創作の関係というのはどういうものなのだろう?
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 22:55:38
〔文学のプログラム〕余談だが、筒井康隆さんのエッセイや作品でいわゆる「評論家」の方々との激しいやりとりを目にした記憶があって、評論家と作家は水と油のようなものだと思っていた時期がある。また、作家が評論をなすことはあっても、その逆はなさそう、とか。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 22:57:37
〔文学のプログラム〕そんな程度の印象しかないので、この創作と批評の関係はえらく気にかかる。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 22:58:15
〔文学のプログラム〕ドストエフスキイへの傾倒によって、小林は「自己理解」=「解釈」の不可能さに直面する。しかし、それによって「創作」的な批評の可能性を見出すことが出来た……35-7年の「ドストエフスキイの生活」を評した部分の要約(P.16-7)。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 23:07:18
〔文学のプログラム〕誰かが書いたことをこねくり回して「解釈」を振り回すのではなく、何か新しいものを作り出そうとする営みとしての「批評」とでもいうことだろうか?
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 23:11:11
〔文学のプログラム〕「とはいえ、この地平の前途にあるのは決して明るい可能性ではなかった。(中略)『解釈を拒絶して動じないものだけが美しい』という言葉はこの新地平の原理を謳いあげているにもかかわらず、もはや野心など許されぬ悲痛な祈りとなっている」(P.17)。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 23:17:00
〔文学のプログラム〕「解釈を……」というのは「無常という事」の一節だそうな。確かに手持ちの新潮文庫の該当ページは折ってあったが、すっかり忘れていた。ダメだな。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 23:19:28
〔文学のプログラム〕小林はこの地平によって「致命的な失語」にまで追い込まれるという。その探求の折り返し地点=クリティカル・ポイントが『「白痴」について』である、と(P.17)。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 23:22:33
〔文学のプログラム〕「その先端において小林批評が、おそらくは近代日本の批評が、かろうじて、そして初めて、危機であり恐慌でもあるような「批評」を露呈させる瞬間を認める」(P.17-8)。どういうことだろう?
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/25 23:24:11
〔文学のプログラム〕「『罪と罰』についてⅡ」が「名篇」なのは、「批評」と「創作」がきわどい調和と均衡とを保って完成されているから。だがそれは破滅寸前ということをも意味する。「決定的な失語」にまで追い込む前に回避されたが故に高い完成度のまま完結しえた(P.18)
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/26 23:16:33
〔文学のプログラム〕「より正確に他者(ドストエフスキイ)を知ろうとして厳密に読んでいけばいくほど『自己理解』を突き破るところまで進んでしまうということ、そこにこそ『批評』の方法が見出されている」(P.21)「解釈」を拒絶して切り開いた地平、ということか。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/28 00:06:25
〔文学のプログラム〕「作者が答へなかつた事を、僕が答へてはならないのである」という小林の「抑制の効きすぎたこのことばは、馬鹿馬鹿しいと同時に恐ろしい呪縛力を持ちうるのではないだろうか」(P.24)。「解釈」をもてあそぶな、といったことなのだろうか
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/02/28 23:12:06
〔文学のプログラム〕「『読む』ことと『書く』こととの間に暗黙に前提されている信用制度を、いわば恐慌に追い込む」のが小林の「禁止」だ、という(P.26)。「読む」ことと「書く」ことというのは実はあまりつながってはいない、というようなことも少し前に記述されている
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/03/02 22:49:36
〔文学のプログラム〕「『読む』ことと『書く』こととの間にある不透明な空隙――文学はこの空隙にしか存在しない――」(P.26)とある。「読む」「書く」時点で文学は文学でなくなる、と読める気がするし、「読む」「書く」のどちらか一方だけでもダメということとも読める?
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/03/02 22:56:09
〔文学のプログラム〕小林がドストエフスキイを「引用」せず、愚鈍に「反復」していることを指摘した上で山城さんは言う、「小林は『罪と罰』を書こうとしているのではないだろうか」(P.31)。!
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/03/02 23:00:57
〔文学のプログラム〕近代における「創作」とは、他のテクストを「読む」ことを通じて「反復」し、別の価値を生み出すこと。小林の実践は近代的「創作」の本質ではなかったか(P.33- 5の要約)。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/03/04 17:38:20
〔文学のプログラム〕小林はニーチェを「批評のデモン」と呼んでいた。小林のニーチェ評は「そのまま小林批評の様式について当てはまる」(P.36)。「クレアシオン」(創造?)と「クリティック」(批評)との複雑な関係。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/03/04 17:39:20
〔文学のプログラム〕うーん、ニーチェか。『超訳 ニーチェの言葉』
http://bit.ly/cIBlwI
のバカ売れをなんとかニーチェそのものにつなげようと四苦八苦している最中なので妙に感慨深いものがある。
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/03/04 17:44:05
〔文学のプログラム〕「『虚構』とは異なる『創作』も可能なのである。極端に虚構を嫌悪する資質を持たされた男もまた、作品を作りうるのである」(P.38-9)。大澤信亮さんの小説「左翼のどこが間違っているのか?」がちらと頭をよぎる
#bunpuro
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todorokitetsu
2010/03/04 17:49:07
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