同性婚導入したFEについて。

海法　紀光 @nk12

中世風ファンタジー世界に、公認された同性愛があるのは説得力を欠くというなら、まず、魔法もドラゴンもあるのに現実の中世に似た発展を遂げてることから突っ込んだほうがいいかと。

海法　紀光 @nk12

もちろん、架空世界がなぜそうあるかの説得力は、あらゆる要素についてあった方がいいのですが、自分が気に入らない点にだけ突っ込むのは客観的な批判にはなり得ないということです。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

FEのこの問題の原因ね、単純に同性婚をする制度を公的に認めている国や地域が少ないことと、それを認める経緯が日常生活で安易に知られていること、および同性婚にかんする制度の歴史が浅いことが原因なだけでしょ。＞RT

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

なんで「男性と女性の結婚」という物語上の要素が違和感なく受け入れられるかを考えてみなさいよ。それがフツーだ、とどっかかんかで思っているという事。つまりその制度の成立した経緯とか要因とか歴史とかってのが完全に生活者の意識から風化しているからでしょうよ。歴史が深いってのはそういうこと

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

それに対して単純に同性婚の歴史が薄く、少ないから、その成立理由などの意識がみんな強く残っている。だから、同じようなことを「今まで導入してなかった」「有名な」ゲームシリーズが突然取り入れたりしたら、一種のヒステリーが誘発していた、って言うだけの話でしょ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「成立理由がはっきりしていないと説得力がない」っていう意見を言う人の意識下には差別意識とか優越性とかそういうのがあるわけじゃない。要するにまだ常識が入れ替わってない証拠。日常的な感覚と違和感があるという証拠。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ファンタジーに理由づけは究極的にはほんとに必要ないから。なんでハリーに伝説の杖が一番適性あったのかーとか、なめくじ喰らえってドラコに唱えるとなんで《移し変え/Redirect》が発生してたのかとか、なんで瞬唱の魔道士があんなフラッシュバック持ってるのか。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

逆　に　言　え　ば 製作する側も「その作品世界で、その行為や法律的行事がフツーであるかのような描写」をもっと取り入れるべきだったよね。つまり、設定としてそれをするのではなく、もっとそれ以前に、世界観の段階で、あ、この世界って同性婚普通にやってるな、って言えるだけのものが必要だった

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

おそらく、プレイアブルキャラクター及びNPC間での同性婚を、任天堂は「新たなシステム」として導入しただけで、その外部であるFEの物語世界全体のなかでそれが普通だと受け取れるような風景観のデザインを怠ってしまったのではないか?だから「設定」にそれを呼びかけるプレイヤーが増えたんだ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

だから、街中歩く人にLGBTいずれかの人がもっといたり、そういう関係をもつキャラクターを自然に導入したりっていう工夫をするべきだった

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

何でこんなことがわかるのかといえば、参考になる作品があるのだ ストロベリーパニックという作品がありましてですね これではGLとNLの両方が可能なのですよ 原典となる作品で、GL志向のキャラクターがいながらも話がNL出来る構造だったからできたんですね

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

要するに両方の性の人が普通にいる学園で、その中に一部百合意識のある子もいる。百合可能性とノマカプ可能性が世界観の中で最初っから共存しているでしょ。 こういう世界だったから両方やれたんです。 この様なデザインを参照すべきだった。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

BL可能性を保持しながらノマカプ的展開を可能とした作品もあるはずです 桜蘭高校ホスト部なんてのはその代表例でしょう 一人混ざった女の子をホスト部に男として取り扱わせる。だから少女としての愛らしさをBL可能性の中で順当に取り扱える!

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そうか、世界観理論、MTGや東方がやってることって 作中世界の制度に対するプレイヤー意識の違和感を取り払う為にも重要なことだったんだ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ていうかよくよく考えたら、すげえ単純な話だよな マリみてや少女セクトとか、あれでどうして違和感なくプレイヤーが消費・享受できるのかっていったら、その世界ではそれが当然のように行われているっていう暗黙前提があるからなんだな

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そうそう。この話で思い出したよ My弟が高校時代演劇部にいたわけで、いろいろ演劇知識があるのですが 「ミュージカルには向き不向きがある」って言ってたんですな

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

なぜなら… ミュージカル中は、話のなかで突然歌いだすから。それが物語中の行動、行為として、ひどく違和感だから。戦ってる最中に歌いだして、歌のために殺してないとかだと、戦いの必死さが伝わらないとか、まさに設定でもって言及したくなる違和感が大量発生しうるからだ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

だから、お話が始まって劇が始まる前に、ホールに入って着席した地点(もっと早ければ劇場でチケ買った地点)で、ミュージカル劇はお客さんと「劇中で歌っても違和感ないよね？」という「暗黙の約束」をしているんだよ、と。 この話ってそういうことだったんだ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

もし百合をやっているのがその作品で「違和感」だったらその作品は読めない。当然。 その世界ではガールズラブ、レズビアンなんて前提以前のものですよ、くらいに当然化されていて、初めて読むことができる。「あ、この世界は百合起こるのね、おｋ」って準備が整うんだわ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

いわゆる「百合解釈ができるノマカプ作品・非恋愛作品」もこれを通して利用してるわけだ つまり表向き・設定上は「友人・親友」と言っておいて、実際の話のなかではそれ以上の親密さを持たせてみる(つまり、匂わせる)。そして、それに対する違和感を、周りのキャラが持たなければいい。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

つまりシナリオの段階で、持たせない。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

読み手のための当然の配慮(もっといえば、それは作品世界、外世描写のための最大の配慮でさえもある!!)をしているから、百合もBLもレズもボーイズラブもふたなりもトランスジェンダーもニューハーフも読むことができる

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

あ、ちなみにだがこいつは理解するに当たり注意点があるだろうな 「ウチらが住んでる現実世界については、これと同じことが言えない」 「現世については同じことを言えない」 これを忘れちゃあかんぞ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

なぜなら、この世界はいかなる虚構…というより外世を描いた作品や過去歴史の事実に対する想像を描いたものとも違い、確実に「今、ここ」なる現実でしかないからだ つまり、「◎◎として読む」ことのできない時空間だ。読んでない時空間。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

つまりそのような法的決定や周囲の行動傾向といったものが、ダイレクトに現実に生きてる人間に影響しうる唯一の空間だって事だ あんたの隣で女の子どうしが抱き合ってキスしてるのを見て、これが当然って思えるということはどういうことか、とか考えてみるといい