徴兵制にかかるコストをザックリと単純計算してみた

題名の通り
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柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

さて、忙しくてついった放置でしたが、リクエストが来たのでちょいと連投  お題は徴兵制について

2015-07-03 01:58:54
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

荒れそうな気もしますが、ボチボチ書いていきます。 仕事柄、最近そう言う質問ももらうんですが、経営者の人なら「新卒社員を大々的に増やして、製品の質を維持できますか?」って言うと、だいたい理解してもらえる。

2015-07-03 02:01:08
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

だけど、これが年配の人だったり女性だったりすると説明だけではなかなか理解してもらえなかったりするんですよね……

2015-07-03 02:02:48
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ひとつ言えるのは、日本国内では徴兵制を敷く必要もなければ、その財源もないって事は言えると思います。

2015-07-03 02:04:40
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

ソースがあっても持論を曲げない人々は放置するしかありませんが、逆に徴兵制はあり得ないって人も、その根拠になるソースが少ないってのが悩みの種だったりしますよね。

2015-07-03 02:07:31
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

そんな訳で、仮に徴兵制を敷くとした場合、どのくらいの予算が『最低限』必要になるのかを、非常にざっくりした計算ですが考えてみました。

2015-07-03 02:09:03
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

まず、大前提になる徴兵可能な人数ですが、18歳から30歳までの男性の人口を見てみましょう。 9,452,000 人がいるみたいです。 結構な人数ですね。

2015-07-03 02:11:32
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

はてさて、その中から大戦中の男性の2割が徴兵されたという話が、纏められているツイートの中に見られましたので、その人数を先程の中から抽出すると 1,890,400 人になります。

2015-07-03 02:13:45
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

ちなみに自衛隊の総数は24万人です。 陸に限っても約15万9816名ですな。 1,890,400 人って数字が、どれだけ現実離れしているかわかりますね。

2015-07-03 02:15:35
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

さて、この数字だと費用を計算する前に前提が破綻してしまいますので、もう少し現実的な想定を考えてみましょう。

2015-07-03 02:17:19
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まずは徴兵制が敷かれると叫ぶ人は、海外派兵→戦死者続出→志願者減少→徴兵制という話をする人がいます。 まあ、自衛隊の入隊倍率は10倍近いので、問題ないと思いますが……

2015-07-03 02:20:12
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

まあ、そうなる前に市ヶ谷の方で何かしらの対策を取ると思いますが、海外に戦力投射→国内の守りが薄くなる→陸自増強を!って、声はあるかも知れません。

2015-07-03 02:22:34
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

そんな訳で、陸自の増強を計算の土台として増強するならば、どのくらいのコストが必要になるかを計算してみました。

2015-07-03 02:23:51
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さて、ここでおさらい 自衛隊予算 4兆6826億円 陸自の総数 約15万9816名 陸自予算 1兆7817億円 (2011年度) これを覚えておいて下さい。

2015-07-03 02:27:21
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まずは、どのくらいの人数を増強するかを考えてみます。 冷戦時代にソ連を相手にするには、30万人の陸自が必要だという説がありました。 ここでも、その説を流用させて頂いて、陸自を30万人にするにはどれくらいコストがかかるかを計算してみましょう。

2015-07-03 02:30:03
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

陸自の総数 約15万9816名として 不足する隊員数は、約16万人となります。 この数字は身体的な問題や訓練に適合しない人員を考えて、多めに訓練するものとします。

2015-07-03 02:32:50
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

任期制隊員をモデルにすると、1任期が2年ですので少なくとも年間8万人を訓練しなければなりません。 恐ろしい数ですね。 16万人の陸自で毎年8万人を訓練する。 計画考えろとか言われたら、胃が消滅するでしょうね。

2015-07-03 02:36:48
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

8万人が着隊するとして、どのくらいの教育隊ができるのでしょうか? 10人で1班として実に8000班! 1区隊を5個班とした場合、1600区隊! 各方面隊に割り振るとしても320区隊ですよw

2015-07-03 02:42:13
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

さて、それでは教育に必要な人員はどのくらいでしょうか? ここでは、直接教育に関わる人員だけをカウントします。 支援要員なんて含めると、計算が不可能になりますw

2015-07-03 02:46:14
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

教育隊長(幹部) 最低でも400人 区隊長(曹長クラス) 3200人 班長8000人 班付き……以下略 これに、支援要員ですぜ? 間違いなく災害派遣にも支障をきたすレベルですな。

2015-07-03 02:50:33
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

これだけで通常業務がパンクしますね。 数年単位で段階的に増やさないと、間違いなく破綻します。

2015-07-03 02:44:00
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

あれ?これって、徴兵制敷く前に陸自増強しないといけないレベルになりますね。 つぎに教育にかかる人員の人件費を見てみましょう。

2015-07-03 02:52:44
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

教育隊長¥125,880,000 区隊長¥790,080,000 班長   ¥1,535,200,000 合計   ¥2,451,160,000 これで月額です。 年間合計だと¥29,413,920,000

2015-07-03 02:55:15
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

教育する側の人件費だけで年間300億もかかってしまいますね。 計算はすべて1号俸ですので、実際にはこれよりも高くなるでしょう。 支援要員入れたらいったい幾らになるんでしょうか? ちなみに教育にかかる経費は入れてませんよ?

2015-07-03 02:58:29
柏木@SDT-WORKSの中の人 ※病気から回復中 @SDTworks

次に徴兵される側の給与について見てみましょう。 2士の1号俸は¥161,600 ですので…… 8万人分で¥12,928,000,000 年間 ¥155,136,000,000 韓国軍の薄給の理由がよく判る気がします……

2015-07-03 03:02:30