小田嶋隆さんtako_ashiの「たとえば「地雷原を行く精鋭部隊が地雷を踏まないように、一歩先を歩いて危険を取り除く人間地雷探知兵」の任務なら、掻き集めの優秀じゃない兵隊にむしろふさわしいんじゃないか?」

爆弾を積んだ戦闘機で敵艦に体当たりする作戦で1000人以上を自爆死させた国があるのだそうですよ。
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小田嶋隆 @tako_ashi

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小田嶋隆 @tako_ashi

徴兵制が非効率でコスト的にペイしないというお話はよくわかるんだけど、そもそも効率的でペイする軍備や戦闘行為があるんだろうか。要するに、国益には貢献しなくても、政策決定にかかわる一部の人間や権力に連なる産業を益するのなら、どんな政策だって選ばれ得るって話なんではないのか?

2015-07-31 21:39:14
小田嶋隆 @tako_ashi

戦争がはじまったら、効率だのコストだのは考慮されないよ。実際、つい70年前には、大本営発表の前後に「敵は幾万」だとかいうおよそ合理性のかけらもない歌を流してたわけなんだし。歌詞見るとバカ過ぎて泣けるぞ。 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B5…

2015-07-31 22:10:50
リンク Wikipedia 敵は幾万 敵は幾万(てきはいくまん)は、日本の軍歌。 作詞は山田美妙斎、作曲は小山作之助。 元は、1886年(明治19年)に刊行された詩集『新体詩選』に収録された、「戦景大和魂」という題の8章の詩であった。小山が作曲にあたりこれから3章を抜粋した。 太平洋戦争(大東亜戦争)時の大本営発表の戦勝発表の際、前後で流された。 歌詞の基となったのは史記の一節にある中国前漢時代の将軍李広の英雄譚である。画家の安野光雅は「中国の英雄譚を歌いながら中国と戦争するとは実に奇妙である」と評している。 14
小田嶋隆 @tako_ashi

「必要なのは練度の高い志願兵であって、徴兵でかき集めた素人は現代戦では役に立たない」というお話の前提には「軍人=優秀&冷徹」という幻想が共有されている。まあ、軍事好きなお兄さんたちは、自分たちを優秀でストラテジックで冷徹な人間だというふうに思っていたいのだろうね。

2015-08-01 00:14:38
小田嶋隆 @tako_ashi

優秀な人間が軍人を目指すような国は、あんまり良い国であるようには思えないんだけど、職の無い人間が軍人になって行く国もそれはそれでいやな感じではありますね。

2015-08-01 00:30:06
小田嶋隆 @tako_ashi

優秀な軍人が高度な戦術と最先端の軍事技術を駆使して戦うエクセレントな局地戦では、そりゃたしかに徴兵で集めてきたみたいな掻き集めの兵隊なんか役に立たないんだろうけど、市民にまぎれこんだテロリストを掃討するみたいな汚れ仕事には「捨て駒」に相当する部隊が必要なんじゃないのかね。

2015-08-01 00:47:51
小田嶋隆 @tako_ashi

戦争が始まれば「味方の精鋭部隊が敵の背後にまわる時間をかせぐために、敵の注意をひきつけながらゆっくりと全滅する作戦」に従事する部隊も必要になるわけで、そういう全滅陽動作戦部隊みたいなところに配属されるのは、たぶん、オレみたいな練度も士気も低い兵隊なんだと思うよ。

2015-08-01 00:54:53
小田嶋隆 @tako_ashi

たとえば「地雷原を行く精鋭部隊が地雷を踏まないように、一歩先を歩いて危険を取り除く人間地雷探知兵」の任務なら、掻き集めの優秀じゃない兵隊にむしろふさわしいんじゃないか?

2015-08-01 01:03:23
小田嶋隆 @tako_ashi

爆弾を積んだ戦闘機で敵艦に体当たりする作戦で1000人以上を自爆死させた国があるのだそうですよ。 RT @abkadon211 @tako_ashi そんなアホな事、ISISが捕虜の処分にやる位なわけだが、 そんなことを発想するあなたもISISと同じレベルで思考してるのか?

2015-08-01 01:28:08
小田嶋隆 @tako_ashi

軍事技術の進歩やハイテク兵器の精度向上を受けて、戦闘の形式や運営方法が変わるのは当然だと思う。でも、だからって、戦争が国家による殺人であるという本質の部分は変わらないよ。

2015-08-01 19:05:25
小田嶋隆 @tako_ashi

「自軍の損失を最小限に抑えつつ敵に最大限のダメージを与える」といったあたりが、軍事オタクの考える理想的な軍略なんだろうけど、実際の戦争では、外交の泥沼やら政治家の名誉欲やら軍需産業の強欲やら国民感情の沸騰やらを反映して、バカ正月映画みたいな腐ったシナリオが採用されると思う。

2015-08-01 19:12:10
小田嶋隆 @tako_ashi

「精緻で知的なハイテク兵器ができたんだから、もうバカな上陸作戦は不要だしバカな白兵戦もバカな機銃掃射も噴飯モノの迫撃砲も無意味なんだよ」みたいなことを言ってる自称軍事専門家は、賢い武器で効率的な大量殺戮をすれば、戦争が賢い人道的な外交戦略になると言いたいのかな。

2015-08-01 19:19:54
小田嶋隆 @tako_ashi

「ドローンで無人爆撃を仕掛ければ良いんだから、近未来の戦争では兵隊が戦死する必要は無くなる」みたいな理屈がある。でもその場合、互いにノーリスクで相手国民を殺せるわけだから、「兵隊の生命のやりとり」だった戦争が、直接に「一般市民の生命の奪い合い」に変化することになるぞ。

2015-08-01 19:25:04
小田嶋隆 @tako_ashi

音楽やサッカーや美術に詳しい人たちは、詳しくない素人を軽んじても、軽蔑まではしない。でも軍事技術や軍略や兵器に詳しい人たちは、それらに関する知識を持たない一般市民を、盲目的に行進して大量死する哀れなレミングみたいに扱う。まあ、経済の専門家もちょっとそんな傾向を感じる。

2015-08-01 19:33:05
小田嶋隆 @tako_ashi

反論は反論で言いたいことはよくわかります。でも、語尾に(笑)を並べたりしつつ、相手を見下したマナーで話してばかりでは、伝わるものも伝わらないと思うわけです。

2015-08-01 20:29:35
小田嶋隆 @tako_ashi

永遠のゼロベースで永遠に見直す牛歩戦術で開催を事実上無効化するプランはどうか。

2015-08-01 20:34:48
小田嶋隆 @tako_ashi

「戦争に行きたくない」という主張が「自分中心」の「極端に利己的な考え」なのだとすると、「戦争に行かねばならない」ぐらいが常識的な線で、「戦争に行きたい」が模範回答になるのかな。

2015-08-02 01:14:21
小田嶋隆 @tako_ashi

後ろからタマを撃つ兵隊さんがぽつぽつ出てきましたね。本人は援護のつもりなんだろうけど。

2015-08-02 01:18:50
小田嶋隆 @tako_ashi

《畳(たたみ)の上(うえ)にて死ぬことは 武士(ぶし)の為(な)すべき道(みち)ならず 骸(むくろ)を馬蹄(ばてい)にかけられつ 身(み)を野晒(のざらし)になしてこそ 世(よ)に武士(もののふ)の義(ぎ)といわめ》 ぐらいが武藤議員の考える模範解答なんだろうから、さっさと(ry

2015-08-02 01:28:13
小田嶋隆 @tako_ashi

文学の世界にも政治の世界にも、とにかく死に向かって進む人間を無条件で尊敬する人たちがいる。 本人に自殺願望があるのかもしれない。

2015-08-02 01:32:38