わご村in黄昏町 １日目 〔町〕

わご村 @Wagum_N

[ハンドアウト]気が付くと、君は街路樹の枝の上。何があったのだろう、その根元は大きく抉れている。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552

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[町]住人たちに追われ、逃げた先は行き止まり。君が背にした壁の上で傾いたのは2tトラックだ。《所持異形1つ以下なら許される【魂+1】、異形2つ以上で圧死【魂-2/異形『石肌(火耐性、力+1)』を入手】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547

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一日目 ステータス【魂10/力0/探索0】

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なんだか肌寒い。風だ、そして何かの擦れる音、葉だ。…葉？意識がはっきりしてくると同時に、違和感を感じる。何だ？これは？何故か体の節々も痛い。そして、完全に覚醒した頃には、それに気付いた。

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手元には枝。いや、違う、自分が枝の上にいるのだ。「…！？」慌てて枝にしがみつくと同時に辺りを見渡す。ここは…？どうやら街路樹の上で寝ていた、いや、気を失っていたようだが、一体ここがどこなのか、見当もつかない。見慣れない街だ。しかし…何故人の気配がないのだろう？

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とりあえず木から降りなければ。少し高めの位置なので恐怖心はあったが、誰も見当たらない以上は仕方がない。なんとか一人で。飛び降りた…が。「いてッ！？」右足に引っ張られるような感覚と痛みが走る。穴だ。それも大きな。不自然に根元が抉れている。

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幸いにも少しかすった程度の怪我だったが、なぜ気づかなかったのだろう？それに、よりによってはいているのは短パンだ。ツいていない。何かあったのか少し気になったが、知らない街だ。深く考える気にはならなかった。また、自分の状況への不安を誤魔化すためにも、無意識にそうしたのかもしれない。

わご村 @Wagum_N

……苦しい。喉に焼けるような痛みを感じる。…どうしてこうなったのだ？後ろからは足音や罵声が聞こえる。それも一人ではなく、複数だ。「やだ、嫌だ…！」荒い呼吸音に混じり、不安と恐怖で小さく漏れる声。元々走ることは得意ではないのだ。このままでは追いつかれてしまう。

わご村 @Wagum_N

本当に、訳が分からない！どうして私は追いかけられているのだ！？怖い！苦しい！…助けて。色んな感情が押し寄せるが、逃げるしかないのだ。…逃げる？どこへ？ただがむしゃらに走る。ここまで本気で走ったのは初めてだろうか？脳みそが揺れる感覚。そして、目の前には…絶望が立ちふさがった。壁だ。

わご村 @Wagum_N

退路はなく完全な行き止まり。押し寄せる人々。完全に囲まれてしまった。私が何をしたのだ？その思いに呼応するように、頭上からエンジン音が響く。背にした壁の上でトラックが傾いているのだ！このままでは、潰されてしまう。殺される。圧倒的な恐怖になす術もなく壁にもたれかかった。オシマイだ。

わご村 @Wagum_N

「おい、よく見ろ。違うぞ」一人が驚いたように声を上げる。「なに？」「本当だ」「人間だ」「誰だ、怪物だなんて言ったのは」「おい！トラック止めろ！」エンジン音が切れる。「悪かったな、てっきり怪物が来たのかと…」「はッ、はぁあ…」嫌な汗が一気に引き、安堵の溜息と共に力なく座り込んだ。

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一日目終了 ステータス【魂11/力0/探索0】

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