「背中の傷は臆病者の証、ってヘンでしょっ」…みなもと太郎「風雲児たち」での問いと、その反響
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【月刊コミック乱一月号・本日発売!】和宮と家茂の婚礼の祝宴が続く中、坂下門事件で背中に傷を負った老中・安藤信正の追い落としが始まる。一方、上洛に向け盛り上がる薩摩には「あの男」の姿が……『風雲児たち〜幕末編〜』必見です!(な) pic.twitter.com/vnxrgJcHz3
2015-11-27 22:59:07みなもと太郎「風雲児たち」最新回で「背中傷は臆病、というけど乱戦でそうなる事もある筈!ヘンでしょ?」 わっ、自分が「キン肉マン・完璧超人編」の時抱いた疑問だ(笑)!それを真っ向から提示してくれた。 しかし実際、これで歴史が動いた… pic.twitter.com/4SMGeFioix
2015-11-28 00:52:49この回のこの問題は、武道系アカウントの皆さんに感想を聞きたいで砂。 (あっ、口調が移った) twitter.com/gryphonjapan/s… @baritsu @SagamiNoriaki @h_rokuyou @k_hisane
2015-11-28 00:56:00やっぱり考えても、ケンダマンの抗議(弁明)は真っ当で、理不尽な不当判決だった。 ameblo.jp/yoshiki-0722/e… 今月号のみなもと太郎「風雲児たち」の「背中の傷考察」を読んで、ケンダマンのために涙してくれ。 pic.twitter.com/fv0mlu1Y5A
2015-11-28 01:04:16@gryphonjapan なんぞご指名頂きましたが、そもそも「背中の傷は臆病傷」っていつ頃から発生したんでしょうか喃。戦だと、戦目付とかもいた訳ですし、どこを斬られたとかより、働きの方が重視されてそうな気も。 @baritsu @SagamiNoriaki @h_rokuyou
2015-11-28 01:05:10@gryphonjapan 「背中の切り傷は卑怯傷」というのは『ケイの凄春』にもでてましたな。その傷のせいで主人公は各地で蔑まれるという…しかしそれは殿様を庇った名誉の傷であったという…当該の風雲児たちは読んでないのでなんともいえませんが、傷が前面にもいっぱいあれば違ってたかも
2015-11-28 01:06:10@k_hisane やはり戦争もなくなった時代の産物じゃないですかねえ…@gryphonjapan @baritsu @h_rokuyou
2015-11-28 01:07:18@gryphonjapan 最近、この手の「昔からの常識の様に言われてるけど、実のところ、由来が不明瞭」てな話がネタになることが多いので、当方そこのとこで引っ掛かったり。@baritsu @SagamiNoriaki @h_rokuyou
2015-11-28 01:07:19みなもと氏は今回「戦国時代は案外『槍合わせ』で正面からぶつかるし、軍規を保つためには問答無用の賞罰もいるだろうから、それなりの合理性はあったかもしれない」と推測していました。 @k_hisane @baritsu @SagamiNoriaki @h_rokuyou
2015-11-28 01:07:48あと、氏は「忠臣蔵『松の廊下』でイメージが強化されたのでは」とも。 やや複雑ですけど 赤穂浪士スゲー⇒敵の吉良は卑怯でいてほしい⇒吉良は背中を切られた⇒うん、卑怯者だ… 的な逆算があった? @k_hisane @baritsu @SagamiNoriaki @h_rokuyou
2015-11-28 01:11:46@gryphonjapan 戦場働きにおける賞罰の判断基準というか、この場合、罰の基準を示した史料を探ってみるといいかもで砂。そこになかったら、案外、当時は背中傷そのものは問題視されなかった可能性もあるかも。@baritsu @SagamiNoriaki @h_rokuyou
2015-11-28 01:12:53@k_hisane ありそうな話としては、江戸期にできた軍学だのに書かれているという可能性ですね…そういえば聖徳太子流軍法って山崎闇斎も伝承者の一人でしたよね(関係ない)@gryphonjapan @baritsu @h_rokuyou
2015-11-28 01:15:45もうちょっとだけ、みなもと太郎氏の論考を紹介させてください。 浪曲でも、「森の石松は、囲まれて闇討ちされたが背中に傷がない」とわけのわからんことを言っている、と。明治大正になってもイメージは続いたと。 pic.twitter.com/9NoNFNW2Wi
2015-11-28 01:17:06@SagamiNoriaki あー、そういう可能性はあるかもですね。中世以前で、背中の傷そのものが批判されるような記録があれば、話は別ですけど(尤も、実際に臆病を晒した上で受けた傷なら当然ですが @gryphonjapan @baritsu @h_rokuyou
2015-11-28 01:18:50外科へいさぎよく行く向傷 (柳多留) 天保なのでアレですが庶民にも浸透はしてはいますね。逃げ傷、後ろ傷の初出…は無理としても用例を探さないと時代背景からの推測も無理っぽいなぁ @gryphonjapan @SagamiNoriaki @h_rokuyou @k_hisane
2015-11-28 01:19:39余談ですが、「背中のキズ」問題というか「武士道の美学問題」の源流である忠臣蔵に関し、伝説のみなもと太郎「仁義なき忠臣蔵」が復刊ドットコムから出るのだ、と。ほほー。 fukkan.com/fk/CartSearchD… pic.twitter.com/TicCMtcaJQ
2015-11-28 01:19:53冗談新撰組掲載、「仁義なき忠臣蔵」の後ろっから切りつける判官。冗談新撰組は冊子とkindleと持ってるけど、愛蔵版はどうするかなあ。チャカポンくんは同人誌で持ってるけど... pic.twitter.com/yg7J1Ue8M4
2015-11-28 12:12:15カバー出来ました!みなもと太郎『冗談新選組 風雲児たち外伝<増補新版>』12月発売。2000円+税。収録作品は『冗談新選組』&『仁義なき忠臣蔵』+短編2本。 三谷幸喜との対談を完全再録。 復刊ドットコム pic.twitter.com/C1QlBqwAmP
2015-11-27 15:19:46togetter、コメント欄議論用の追加資料 桜田門外の変の後、一時お預かりになった襲撃浪士の一人は悪びれず「後ろから斬った」と語る… pic.twitter.com/UWc6DglEuB
2015-11-29 00:22:33今度復刊される「仁義なき忠臣蔵」は、自分にとっては「『物語』の中で勝利することが、真の勝利なのではないか?」というテーゼを論じる作品であったのであります。 「歴史とは 語りし者が 勝者なり」の実例…堤清二氏とか、赤穂浪士とか) - d.hatena.ne.jp/gryphon/201409…
2015-11-28 08:25:25近代柔道史の光と影。…そして最後の勝者は”物語”なのか?(ゴン格215号) - d.hatena.ne.jp/gryphon/201004…
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