薬学たんの生薬ガチ講座
- Yakugakutan
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お昼なので再び浮上させます! 今晩19:00から生薬ガチ講座やります~ 生薬の特徴を掴むための考え方である三品分類、性味についてお話した後、三種の生薬について具体的にイメージを掴んでいきます!
2015-11-26 12:45:10薬学たんの生薬ガチ講座
さて、生薬について重点的に、真面目に取り扱う生薬ガチ講座の時間となりました 薬学生をはじめとする医療系の方々の復習になる他、一般の方々も少し生薬について詳しくなれるようなお話ができればと思います!
2015-11-26 19:01:04今回の狙いは 医療系向け:生薬のイメージをつかむための考え方を伝え、具体的に三種の生薬についてイメージをつかんでもらう 一般の方向け:科学的な専門知識のないあたりから生薬について紹介し、馴染んでもらう (皆さんにも生薬を好きになってもらう) です
2015-11-26 19:06:28生薬(しょうやく)というのは漢方薬の材料として使われる薬効成分を持つ天然物のことです 多くは植物ですが、動物や鉱物を使うこともありますね 漢方薬は、基本的に二種類以上の生薬で構成されています ですから、各生薬の性質を理解することで漢方薬の性質を理解しやすくなります
2015-11-26 19:08:09生薬を理解するために、まずは上品、中品、下品(じょうほん、ちゅうほん、げほん)の三品分類についてお話します これらは、生薬を効き方で分類したものです
2015-11-26 19:15:00上品というのは、効き目が緩やかで常用しても問題ないくらいのもの 中品は、短期間や少量であれば簡単に使用しても問題なく、効果は少し強いもの 下品は、効能は激しいものの、服用に最大限注意する必要があるもの このように分類されています
2015-11-26 19:17:21以前、君臣佐使についての話をしましたが、下品は君薬として使われやすく、佐薬使薬には上品が使われやすいという傾向があります 参考 togetter.com/li/596561
2015-11-26 19:19:40さらに上品上生・上品中生・上品下生・中品上生・中品中生・中品下生・下品上生・下品中生・下品下生の九品(くほん)に分かれるんですよね、わかります!(違 RT @Yakugakutan twitter.com/Yakugakutan/st…
2015-11-26 19:25:29※こよみちゃんが言ってるのは仏教用語についてですので、生薬にはこのような細かい分類はないです
太陽と月の巡りに則る旧暦(和暦)で古来の季節感を!巫女→権暦師“賀茂こよみ”と式神&ぬいさんsによる“学術たん/V(バーチャル)ツイッタラー”です。日の出入,暦の節目,節会等通知/暦道-陰陽道,神道,仏教,日本史-古文化-民俗学/寺社,古町紀行/ゆるウマ女,アニメ他趣味,雑談等…混沌よろづ話を気儘に放流!りぷ会話歓迎♪
ちなみに仏教用語では、「○品○生→○ぼん○しょう」、ぼんって濁って読みます!まとめて九品だけは「くほん」と濁らないです! ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D…
2015-11-26 19:27:20なのですね~!やっぱりもとは仏教用語からの借用なのかな? RT @Yakugakutan (生薬の方も、濁って読むこともありますよ!)
2015-11-26 19:28:58@yamatokoyomi かもしれませんね! ルーツは分かりませんが、三品分類が提唱された神農本草経は、後漢から三国の頃に作られたそうです
2015-11-26 19:32:17意外に歴史古いっΣ(*・_・*)てっきり浄土教の普及した平安後期以降の日本でできた用語かと思ったら… その時代なら仏教由来じゃなくて、中国由来の皇族や官吏などの階級称号が由来っぽいですね! ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%81… >RT @Yakugakutan
2015-11-26 19:38:59@yamatokoyomi あ、そうなのですね! 私宗教の話題には疎いので、とりあえず取っ掛りをと思って神農本草経の話をしたのですが、言ってみるものですね……!笑 確かにそれなら君臣佐使の話にもしっくり来そうです!
2015-11-26 19:41:59さて、まだもう少し理論を学びます 今度は生薬の性味について学びまして、その後具体的な生薬について見ていきますよー! 性味(せいみ)というのは、生薬の性質を表す指標である性と味という概念のことです!
2015-11-26 19:23:09生薬の性には、熱性、温性、平性、涼性、寒性の4つがあります 読んで字のごとく、熱性や温性の生薬には体を温め、興奮させる作用が、涼性や寒性の生薬には体を冷やし、消炎鎮痛する作用があるとされます
2015-11-26 19:25:27ここまではイメージしやすいかな? そして生薬の味には、甘、辛、酸、苦、鹹(かんと読んでしょっぱいという意味)の5種があります それぞれの味には、別々の作用があると考えられており、生薬の性質を知るヒントになります
2015-11-26 19:29:58