クソ童話シリーズ第5弾 短編「床オ⚫ニーは恋を呼ぶ」

恋愛モノを久々書いてみました!
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魔法瓶@土器 @mahou_vine

短編「床オ⚫ニーは恋を呼ぶ」 ① ある年の夏の日の午後のことである…俺は体育の授業が終わったあと熱中症になってしまい、保健室のベッドで寝ていた。その日はかなりの炎天下だったのだ。 しばらく気分が悪かったが、ゆっくりであるものの、俺は元気になってきた。 ②へ続く

2015-12-01 00:15:59
魔法瓶@土器 @mahou_vine

② ぐっすりと眠れたおかげもあって、熱中症を治すことができた俺はこのまま授業をばっくれてやろうという気分になったので、そうすることにした。 だが、どうしようもなくヒマになったと同時に、何故かムラムラとした感じを覚えてきた。 ③へ続く

2015-11-30 20:45:37
魔法瓶@土器 @mahou_vine

③ 思えばここは保健室ーーそうだ、学校内に於いてこの純白シーツの敷いてあるこここそ、俺が一番好きなシチュエーションを思い浮かべる処だったじゃないか。 そう考えた瞬間、俺からタガが外れたーーーそうだ、誰も見てないし、ここでオナろう! ④へ続く

2015-11-30 20:55:49
魔法瓶@土器 @mahou_vine

④ だが、少し考えた…ここにはティッシュの代わりにトイレットペーパーがある、それは良いが、俺のやり方だとこの立派な純白ベッドを汚しかねない…それはさすがにいけないだろうと、というのも…俺のオナり方は中学の頃から一貫して床や布団の上で局部を擦る、所謂床オナだったからである。⑤へ

2015-11-30 21:03:44
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑤ そこで俺は頭を必死でひねってみた…そうだ、なんならいっそベッドにブチまける直前にトイレットペーパーで受け止めてしまおうじゃないか! そんなこんなで俺はストックされてたトイレットペーパー1巻を持ってきてベッドに息子を擦りはじめた。 ⑥へ

2015-12-01 00:22:28
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑥ 保健室ベッドで腹ばいになり、俺は夢中で擦り付けていた。格好的に赤ちゃんに戻った気分だった。ここまで育ててくれたお母さん、お父さんごめんなちゃい。みっともなくヨダレを垂らしつつ、俺は腹ばいハイハイを繰り返す赤ちゃんになっていた。 ⑦へ

2015-12-01 00:25:19
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑦ ぎしぎし…気持ち一寸ばかり激しく揺れてるせいかベッドが軋んできた…いやこの場合は良い声で鳴き始めたとでも言おうか、揺れは徐々にさらに大きくなっていった。保健室の先生は居眠りしているのか、何してるか分からなかったけど静かだった。揺れはレール式のカーテンまで伝わっていた。 ⑧へ

2015-12-01 00:27:14
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑧ 華積 里音(はなつみ さとね)は保健衛生委員の女子。地味めだったけど、しっかり仕事はやる、そんな子だった。この日彼女は当番がまわってきたので、保健室の様子を見にいくように言われていた。 ⑨へ

2015-12-01 00:28:47
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑨ 彼女は保健室に入り、仕事を始めた。 包帯、消毒液、絆創膏、アルコールに手洗い用の薬用せっけんの在庫を確認し、それを持ってきた日誌にまとめていた。 一通り彼女は日誌にあるチェック項目を全て確認して、そのまま退室…するはずであった何か違和感を覚え、立ち止まった。 ⑩へ

2015-12-01 00:30:17
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑩ 先々週と部屋に漂う様子が違う、何だか薄っすら変な匂いがするし…彼女は部屋に入り、おかしな所がないか見渡した。そして、ふと目が止まった…窓を開けているわけではないのにカーテンが不自然に揺れ動き、小さいながらも軋む音がしていた。彼女は恐る恐るカーテンに手をかけ、開いた。 ⑪へ

2015-12-01 00:32:03
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑪ シャアッ…と開く音とともに、露わになったのは、ベッドの上で悶える俺だった。一瞬何が起こったかわからなかったが、カーテンが開き、そして目の前で唖然とする女子…ようやく事態の深刻さに気がついた時には、俺と彼女は悲鳴を上げていた。 「いやあああああ!」 「うわああああ!」⑫へ

2015-12-01 00:34:33
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑫ この状況、絶対にマズイ…どうにか切り抜けたかった俺はすぐさま彼女に土下座した。 仰け反る彼女に俺はこう言った。 「頼む!言わないでくれ!ここであったことを誰にも言わないでくれ、あやまるから!俺が全部悪いから…黙っていてくれないか!?」 ⑬へ続く

2015-12-01 00:37:46
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑬ 「え…えと…」 「頼む、魔が差したんだ…熱中症でベッドを使わせて貰ったあと、ついやってしまったんだ!」「こんな処見られただけでも俺は今死にたいし、申し訳ないんだ、俺はこれから先もある高校生活を平穏に過ごしたいんだよ…お願いします!」 「お…落ち着いてっ!」 ⑭へ

2015-12-01 00:39:51
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑭ 「頼むよ…何でもするから…許して…」 俺はこの時、これから先にある全ての人生イベントが終了した気分だった。これから俺には『ベッドオナニーマン』のアダ名が用意され、軽蔑の視線をあびる地獄が待っている…そう思っていた…だが意外にも手を差し伸べたのは目の前にいた彼女だった。 ⑮へ

2015-12-01 00:42:22
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑮ 彼女が笑顔でこう言ったのだ 「もういいよ、大丈夫だよ…私、誰にも言わないから…気持ちちゃんと伝わったよ」と…それを聞いた時、俺は彼女を救いのメシア、否女神だと思った。彼女が好きになってしまった。

2015-12-01 00:45:31
魔法瓶@土器 @mahou_vine

翌日、俺は彼女に告白した。返事はOKだった!そして月日が流れ一年経った、相変わらず俺たちは良い感じだった…そう、『はずだった』のに… ⑯へ続く

2015-12-01 00:45:45
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑯ 「アレから今日で一年か…」 「そうだね…」 「エライ出会い方だったな、俺たち…」 「…」 「まぁ、でもそれがあったから今があるんだ…俺はある意味で感謝かな?」 ⑰へ

2015-12-01 00:53:53
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑰ 「ねえ、覚えてる?あの時言ったセリフ…」 「ああ、忘れてねえよ…必死に謝ってたよな」 「だよね…忘れるはず、ないよね?」 「里音…?」 「ねえ、今日から二週間に一度、私の目の前で、あの日みたいにオナニーして恥ずかしがってみせて?」 「え…」 「何でも…するんだよね?」⑱へ

2015-12-01 00:51:37
魔法瓶@土器 @mahou_vine

⑱ … びょるびょるぶびゅびゅ! そして今俺は溜まりに溜まったナニを彼女のベッドのシーツにぶちまけている。あの日を境に俺の息子は彼女に射精管理されるようになったのだ。彼女にこんな趣味が芽生えていたなんて… 「でもコレはコレで…幸せ♥」 びょぶびゅびゅびゅっ 「あ…♥」 おわり

2015-12-01 00:55:18