計算尺と算盤の違いは

…アナログ(計算尺)とデジタル(算盤)との違いだ、というところから始まって、じやあどうして日本では算盤が発達したんだろう、という疑問に、狐先生が教えてくださいました。
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日坂狐 @hisaka_itako

@jyaricat さておき、物の数え方を見るとわかりやすいんですが、日本にはあらゆるものに単位がありました。今もあります。テーブルは一台、兎は一羽。 一方で、西洋では基本的に数は数でしかないのですね。テーブルはひとつ。兎も一つ。

2016-04-08 13:57:27
日坂狐 @hisaka_itako

@jyaricat なぜなら彼らに必要だったのは、どこでも何にでも使える概念だったからです。隣の国に行けば日食の日が違うような、そんな暮らしが当たり前なのが大陸のやつらです。 一方、日本は日本全国日食は日食でした。その時点で「そのための計算」で済んでしまうのですね。

2016-04-08 13:58:23
日坂狐 @hisaka_itako

@jyaricat 宗教観からも、西洋というかキリスト教圏はあらゆるものが神から与えられたものですから、人間以外、もっと言えば白人以外全て等価です。一方、日本は自分たちしかいなかった。自分たちにだけ通じれば済んだから、それぞれの用途に特化した計算が生まれました。

2016-04-08 13:59:39
日坂狐 @hisaka_itako

@jyaricat その結果、日本では数学=和算の神納文化が生まれます。算額奉納とか算額絵馬です。こんなこと考えたんやで神様!って言い出すわけですね。すべて与えられてる概念の西洋とは真逆です。 おかげで数学の具体化が進むという良く分かんない事態になりました。

2016-04-08 14:02:20
日坂狐 @hisaka_itako

@jyaricat というのがおおよその流れでございます!

2016-04-08 14:02:31
日坂狐 @hisaka_itako

@jyaricat そしてそこで関数の概念を考え出す神様関孝和なんですけどそこはもうみんな知ってるよね!

2016-04-08 14:03:14
ことだま けむりん @kemrin2011

@jyaricat 数学に関する東西の思想的問題については不勉強ゆえ語らないけど、計算尺とかそろばんに関する基本概念なら『科学大博物館 : 装置・器具の歴史事典』・『計算機器発達史 』あたりかな。貴兄が望む話であんまりいいものはないと思う。

2016-04-08 15:25:55