- harada_hirofumi
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日本の原子力業界の人は「日本の核武装はありえない」と信じている人が多いと思うけど、大物政治家にも核武装論者はいるし、違憲ではないという政府答弁が何度も行われ、プルトニウムの在庫が積み上がり、原子力基本法に安全保障の文字が入った状況で、現実逃避しているように見える。
2016-05-24 12:38:33米国の例を見ると、核武装のために掛かった労力の多くは核物質の取得に費やされた。 もしも日本が将来核武装したとしたら、その部分は「日本の核武装はありえない」と信じて疑わない人達によって賄われることになる。
2016-05-24 12:48:24似たような話は科学技術庁設置の際に原子力と二本柱にすえられたロケット分野にもある。 講和後に始まった戦後日本のロケット開発は、平和利用に限るということで、ICBMとみなされないよう、誘導装置をつけなかった。 それで人工衛星を打ち上げたのだから大したものだと思う。
2016-05-24 19:32:19再突入技術も冷戦期には開発していなかった。 いつの間にか、誘導装置がつき、再突入も「はやぶさ」で目標にピタリと大宣伝するにいたる。 そして宇宙基本法には安全保障の文字が入った。
2016-05-24 19:35:34原子力にしろロケットにしろ、開発初期には「核武装などありえない」という雰囲気だったと思う。そこには技術者の「核武装をしてはいけない」という意思はあったように思う。 今「核武装などありえない」と聞くと、政治情勢に目を瞑っているだけのように見える。
2016-05-24 19:39:14現代の核兵器大系は以上の二つと原子力潜水艦の三本柱が支えている。 商用船の動力に原子力を使ってもいいこと無いけど、原子力船「むつ」は開発された。 平和利用の名の下に技術者を育て、技術を蓄積し、蓄積された技術により「ありえない」の意味を変える。 原潜建造への準備。
2016-05-24 19:58:41雑誌「世界の艦船」の原子力潜水艦特集で「わが国は原子力潜水艦を持つべきか?」というテーマで、自衛官を交えたメンツで、意見が半々に割れたことがある、と記憶しているのだけれど、バックナンバーから探しだせない。
2016-05-24 21:43:11「ありえない」の変質の後にくるものはH.G.ウェルズが核兵器の登場前に核兵器を描いた「解放された世界」の中で予言されている。 「この資料をすべて焼き棄てたとしても、二〇年もたたないうちに、ほかの誰かがこれをやりとげているだろう・・・」 そうしてホルステンは原子力を解放した。
2016-05-24 21:51:21我が国の原子力導入に大きな役割を果たした伏見康治氏の「原子力と平和」に1952年の学術会議の様子が記述されている。「茅・伏見提案」と呼ばれているもの。 「若い物理学者の層から猛反対が起こってきた。」「総会での提案はまさに四面楚歌」と。
2016-05-24 22:09:32「中でも広島での被爆者の一人である三村剛昂教授の声涙下る大演説がものをいって私たちの提案はつぶれた。」 中国新聞が記事にしてます。 hiroshimapeacemedia.jp/abom/00abom/ni…
2016-05-24 22:11:19その学術会議の昨今の動きをみるに、事態は深刻であるようです。 軍事研究否定、見直し検討 年内に見解(毎日新聞) mainichi.jp/articles/20160…
2016-05-24 22:13:58半世紀以上前、日本の科学者の間では、原子力の研究に反対する方が大多数でした。 その後、推進勢力は徐々に盛り返し、世界の原子力大国となり、東電原発事故をうけてもまだ「夢」から覚めないようです。 現在、若い物理学者で原子力に反対の人がどれほどいるのでしょうか。
2016-05-24 23:22:51