1月5日にMXテレビで放送された『5時に夢中!』内のコーナー、「装丁ジャンケン」に、『廃道 棄てられし道』で出演させていただきました。この本の装丁は、祖父江慎さんと福島よし恵さんにお願いいたしました(その経緯は、説明文末尾のリンク先をご覧ください)。
対するお相手は、国書刊行会の『セリーヌの作品』(1978年~、全15巻、装丁=杉浦康平+鈴木一誌)。
http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336026705/
この本と『廃道 棄てられし道』の関係は、ここのまとめに出てきます。
この「装丁ジャンケン」をご覧になった方による、『廃道 棄てられし道』に対してのツイートをまとめました。国書刊行会さんへのコメントは入れていません、ご了承ください。
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■以下、担当編集者(私)からの「後出しジャンケン」的な補足です。
『セリーヌの作品』は、「黒」について語られていましたが、『廃道 棄てられし道』でも、実は「黒」をとても意識しています。
なによりも、作品に登場する色としての黒。たとえば、ンネルの中の闇や、ものの影となった部分の黒。ここを、「まっっっっっくろに」すべく、祖父江さんの「言葉による指定」がなされています。印刷では、さまざまな事情からCMYKの合計を320%に納めるのが通常ですが、それより濃くなっている部分があるはずです。それを実現するために、プリンティング・ディレクターさんによるCMYKの加減、印刷機のスピード調整等、手を入れていただいています。
余白部分の黒は、通常の黒インキだけでは作品の色の強さに負けてしまうので、シアン・マゼンタ・イエローを(たしか)30%ずつ載せた「リッチブラック」としています。しかし、それでも合計190%ですから、作品内の黒よりも「黒くない」のです。
そして、表紙の「帯」。通常の印刷に使う「プロセスインキ」ではなく、「女神インキのスーパーブラック」という銘柄を指定しています。
http://www.megamiink.com/jp/products/01/006/2008/07/os.html
当初、見返しにも黒い紙を使う案がありました。「コズピカ」という、祖父江さんが開発した「安価な、黒銀色の紙」でした。事情により使わないことにしましたが、丸田祥三さんの、これから刊行される写真集には使われると聞いています。質感をお楽しみに!
http://dhikidashi.exblog.jp/15896488/
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*関連リンク
『廃道 棄てられし道』(丸田祥三/平沼義之)宣伝と評価、ご意見などの記録
http://togetter.com/li/219037
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最後になりましたが、MXテレビご関係者の皆様、『5時に夢中!』ご出演の岩井志麻子様、中瀬ゆかり様、そしてご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
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by jn_isobe