「Wiki(大文字始まり)は特定のソフトウェア(オリジナルのWikiWikiWeb。のちのWikiBase)を意味する」
そのようなツイートが目に止まりました。
その主張が誰によってどんな背景でなされているのか興味を持ったので調べましたが、それは(残念ながら)かなり昔の英文が、過去の翻訳をきっかけとして掘り起こされ、そこに翻訳による誤解が加わったものだった様です。
「特定Webサイト」を指すWikiという言い分け方は、当時Ward's Wiki周辺に存在していたと思います。痕跡も複数残っています。今回の原文はこの事を指しており、確かに当時は「wikiが広まった後も、その考え方を保持している人はいくらかいる」と言えたでしょう。
「特定ソフトウェア」としてWikiという呼称を用いる人がいたかどうかは、今回探した範囲では、痕跡を見付けられませんでした。「いくらかいた」中の、ソフトウェアに見識があり、さらにその言い分けをしようとする方でないと状況が成立しないので、いたとして相当少数であったろうと思います。
大雑把なタイムライン
1. 1995年〜2000年ごろ ←特定ウェブサイトをさす言葉として使う方も、いくらかいたんじゃないかな(順当)
2. 2000年ごろ ←原文が描かれたのはこの前後かな(ノスタルジックな話題として順当)
3. 2003年 ←翻訳されたころ
4. 2011年 ←今では、関連サイト外で言うのは厳しいんじゃないかな。関連サイト内で主張するのもどうかな。
他に検証される方がいれば歓迎します。英文とか・・・
※Wikipedia: 「wiki」の特徴を生かした「百科事典」を構築・維持している、特定のウェブサイトを指す固有名詞。"wiki" + "encyclopedia" による混成語。
※wiki: 誰でも編集ができるウェブサイト、あるいはそれを実現するソフトウェアを指す普通名詞。
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by _heno