【バイト3日目の失敗】お客様の頭上に茶そばをかけるも、器の大きいお客様に「大当たり」と許された思い出

リプ欄に「寛大なお客様」報告が相次ぐ
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まぼ(@yoitan_diary)さんがTwitterに投稿した「茶そばをかぶっても寛大なお客様」のエピソードが話題だ。ツイートは、まぼさんの「人生で一番器の大きかった人は誰だろう」という疑問から始まっている。

 

お客様…器が大き過ぎる…!

まぼさんが思い出すのは高校生時代。蕎麦屋で3日目のアルバイトに緊張しているときだ。こういうとき、気を付けようと思えば思うほどトラブルは起こるもの。震える手で慎重に運んでいるつもりだったお盆から、茶そばが滑り出してしまう。

まぼさんは、お客様の頭上に茶そばを降らせてしまったのだ。

しかし話はこれだけで終わらない。お客様は“アルバイトを始めたばかりの高校生”に気付いたのか、「大当たり~」と言いながら笑みを返してくれたと言う。

Twitterではこのツイートを見た人々から「お客様のルイヴィトンのバッグの中にそばを流し込んでしまった。笑って許してくれた」などと、寛大なお客様の目撃報告が相次いだ。ほかには「私も寛大な人になりたい」「咄嗟にユーモアに変えられるなんてカッコイイお姉様」といったコメントも。

投稿者のまぼさんによれば、茶そばはお客様の頭上だけでなくテーブルや床にも散乱していて、店長さんとお詫びのうえ、クリーニング代をお支払いしたとのこと。

「このあとご予定もあっただろうに…本当に申し訳ない」と話すまぼさん。

トゥギャッター編集部では、この「茶そば事件」についてまぼさんに当時のエピソードなどを伺った。

大人になって、お客様の寛大な心に気づいた

茶そばをかぶってしまったお客様は、親子・友人などどのようなグループだったのでしょうか?

おそらく友人関係だったかと思います。自分の母親と同じくらいの年齢でした。

「茶そば事件」の後、お店でのお仕事などは大丈夫でしたか?

当時学生だった私は、自分のミスを「隠して自分でどうにかする」という思考でこそこそとお客様に謝っていたのですが、そのトラブルに店長が気付き一緒に謝ってくれました。

バイト終わりに「ミスは隠すんじゃなくて、必ず上司の俺に報告すること。大切なお客様に頭を下げてバイトのミスの責任を持つことが俺の仕事だから。」と教えてくれました。

このお店ではどのくらい働いていたのでしょうか?

16歳〜21歳まで、5年ほど働きました。

居心地が良かったのでずっとバイトしていたかったのですが、そば屋は新宿店をたたんで遠くに移転してしまったため、バイトは諦めて就活しました。

もし今偶然、このお客様に再会したら伝えたいことはありますか?

当時は自分のミスをカバーすることに精一杯でしたが、大きなトラブル(しかも自分に茶そばがかかるという大損害)に対して、笑って受け止められるという寛大さ、器の大きさに成人になってから気が付きました。

日本の現代社会において、「ミス」は恐怖の対象。器の大きな人に出会えると、温かい声かけや心遣いに救われる場面もあるだろう。私たちも心に余裕を持つ“器の大きな人”になりたいものだ。

まぼさんはTwitterInstagramにて、お子さんの成長記録をイラスト・漫画形式で投稿している。また、レタスクラブでも「よいたん3歳、ときどき先輩。」を連載中。気になる方はこちらも読んでみて欲しい。

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