家庭菜園のピーマンから「赤い子」が誕生、唐辛子の間にできた子か…?恐る恐る食べてみた結果は…

「ふつつか(未熟)」どころか完熟していました
2

小説家の中村颯希(@satsuki_nkmr)さんが、家庭菜園で巻き起こったピーマンと唐辛子の「不倫騒動」について投稿し、話題となっている。

ピーマンと唐辛子、では真ん中の赤い子は…?

中村さんのお宅の家庭菜園ではこの図の通り、一列の畝に並んでピーマン4株とシシトウ4株、そしてピーマンの隣の畝に唐辛子を植えていたのだそう。

ピはピーマン「し」はシシトウ、「唐」は唐辛子で、他にはオクラを植えていたそう(中村さんご提供)

さらに中村さんは過去に「家庭菜園で採れたシシトウの中に辛味が増したものがあった」という経験があったという。唐辛子の近くに植えたシシトウが辛くなっていたために「もしかしたらピーマンも影響を受けて辛くなっているのでは…?」と考えたようだ。

Twitterユーザーからは「不義の子、ですか……」「認知してあげたのでしょうか?」と不倫ネタに乗っかるコメントがあった。一方で「赤ピーマンは熟しただけだと思います!」「熟したピーマンなので安心してお食べください」とのコメントも…。

福岡の居酒屋メニューのひとつ「パリパリピーマン(通称パリピ)」で実食

果たして、食べてみた結果は…助言があったとおり「甘い完熟ピーマン」だったそうだ。

青ピーマンより甘い完熟ピーマンでした、疑ってごめんね

中村さんに一連の騒動についてのコメントをいただいた。

赤いピーマンもどきを見たとき「ちょっと待て」と手が止まった

赤い実を発見したときの第一印象は。

収穫は夫に任せているため、ある日キッチンに、ピーマンと唐辛子とししとうでパンパンになったビニール袋が置かれている状態でした。

まとめてざっと洗って、水気を拭き取りながら、ひょいひょいと種類ごとにわけていたのですが、無造作に掴んだ物体が、唐辛子ともピーマンともつかぬ色形をしていたので「ちょっと待てw」と手が止まりました。

赤いピーマンを「パリパリピーマン」にした理由は。

ツイート投稿から1時間経って「これは熟したピーマンですよ、甘いですよ」と教えていただいていたので、ならば一番味がわかりやすい方法で確かめねばならないな、という使命感がありました。

お義母さまとのLINEのやりとり(中村さんご提供)

ちょうど義母にも収穫物の写真を送っていて「私はパリピーにして食べるのが好き、今博多で流行っているのよ」と教えてもらったところでした。

美味しそうだし、味が一番よくわかりそうだなと思い、パリピーにすることにしました。

パリパリピーマンの作り方は、ピーマンを縦に切りワタを取り除いたあと、氷水に2晩漬けるだけ。

水につけることで苦味は抜け、さらに水分を吸うためか「パリッ」と音がするほど、ピーマンがみずみずしくなるのだという。

ちなみに、当初中村さんは「唐辛子の近くに植えたシシトウが辛くなったので、ピーマンも同じように影響を受けたのかも」と不安になっていたが、シシトウが辛くなる理由(※)は水や肥料の不足によるストレスであり、唐辛子を近くに植えたことが原因にはならないそうだ。

※…NHK出版「みんなの趣味の園芸」より

赤い完熟ピーマンはスーパーなどでは出回りにくいという情報もある。もし見つけたらレアなので食べてみては。

中村さんの作品はこちら (Amazon.co.jpより)
記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。