スターウォーズファン必見!細部までこだわり抜いたミレニアムファルコン号の製作者にお話を伺った

遊び心を忘れないことが大事
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段ボールアーティストによる、自作の段ボールカバンの完成度が高すぎると注目を集めている。

作り込みがスゴイ


映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する「ミレニアム・ファルコン(以下、ファルコン号)」を忠実に再現したカバン。

もちろんカバンとしての機能も備えていて、ペットボトルや折り畳み傘、本などを収納して持ち運べる。

本物のファルコン号さながらのライトアップ機能まで。

夜道も明るく照らせるバッグ

本体は防水のニスでコーティングされており、多少の雨なら問題ないとのこと。

内部を確認するハッチが6箇所付いている

投稿を見たTwitterユーザーからは、「ファルコンの良さがにじみ出てる」「まさに銀河系最速のガラクタですね」といった反応が寄せられており、スターウォーズファンも驚くほど、クオリティが高いことがうかがい知れる。

製作者は段ボールアーティストとして広島県を拠点に活動しているしょうたダンボールさん(@6VpkrnaasTK0Yas)こと、島村祥太さん。段ボール製ファルコン号の誕生秘話を伺ってみた。

やはりスターウォーズシリーズがお好きなのでしょうか?

スターウォーズシリーズは大好きです!

特にミレニアムファルコンとR2-D2が好きで、映画を見ながら作ってます。


ミレニアムファルコン号を作る際に最も苦労した点やこだわった点を教えてください。

一番のこだわりは、カバンとして使えるようにすることですね。

ペットボトルを収納できるように配置するのが大変で、とても悩みました。

作った当初は補強の技術があまりなく、細かいパーツを付けると湿気や衝突した際に取れてしまいました。なのでオリジナルのデザインに寄せつつ、剥がれないように仕方なくデフォルメしました。


作成時は、どのような道具を使用されるのでしょうか?

制作時はハサミ、カッター、目打ち、ペンチ、ピンセットなどです。


二代目ミレニアムファルコン号を作成中とのことですが、どこか改良する予定などはありますか?

二代目ミレニアムファルコンバックの改良点は、補強の技術が上がったので荷物入れと電池パック以外のトイレやエンジンなど内部構造を細かく再現すること、2番目はC3-POなどキャラクターを搭乗させる事です!(C-3POのサイズは3センチ)

内部の構造までしっかり再現
もちろん「デジャリック」のゲーム台とソファも!

ダンボール制作に興味を持ち始め、アーティストとして活動しだしたきっかけを教えてください。

ダンボールアートを始めたのは高校2年生の頃です。

友人が企画したクイズ大会の景品のアイデアを求められ、たまたまテレビで見たダンボールアーティストに影響を受けて、戦車と戦闘機二機を制作しました。

クイズに参加した友人や先生が喜んでくれたのが嬉しくて、ダンボールアートの魅力にハマりました。


最近制作された物で他にお気に入りはありますか?

広島での個展で発表した、ゴーストバスターズのゴースト「スライマー」がお気に入りです。

いまにも動き出しそうだ
コインよりちょっと大きいサイズでこの作りこみ

製作中より完成した作品を人に紹介し、喜ぶ顔を見ることに最もやりがいを感じているとのこと。

島村さんは、今回紹介した作品以外にも、多くの作品を生み出している。精巧な作品ばかりで、一つ一つに魂を込めて作られていることが見て取れる。気になった方は、島村さんのTwitterアカウントを見てみては。

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