同人誌を読む前に必ずするのは「匂いを嗅ぐこと」本の紙の匂いが好きという漫画に「わかる」の声集まる
Twitterに「同人誌の〇〇が好き!」と題された漫画が投稿された。
○○に入る言葉は……「匂い」だ。
投稿したのはTwitterユーザーのカマヤキぱんち(@kmyk_243)さん。
「同人誌の匂いが好きだなんて変態だ!」と言われてしまいそうで不安に思いながらの投稿だったという。しかしその思いとは裏腹に、「まわりにわかってくれる人いなかったのでこちらの漫画を読んでうれしくなりました」「本屋のあの独特な匂い、好きです!」と、共感の声が多数集まっている。
同人誌の〇〇が好き!(1/2) https://t.co/6ICU1FovT7
— カマヤキぱんち (@kmyk_243) 2022年9月5日




同人誌の〇〇が好き!(2/2) https://t.co/yFLMMSg0l6
— カマヤキぱんち (@kmyk_243) 2022年9月5日

幼き日に出逢った「けいさんドリル」の匂いにより、本の匂いのとりことなったカマヤキぱんちさん。現在も続く"本嗅ぎライフ"について話を聞いた。
ウキウキして胸が躍るような気持ち
「けいさんドリル」の匂いとの出逢いはどのようなものでしたか?
心を鷲掴みにされました。
昔から絵を描いたり折り紙を折ったりするのが好きで紙に触れる機会は多くあったのですが、それまで香った紙の中でダントツで好きな匂いでした。
「嗅いで楽しむ」と、具体的にどういった気持ちになりますか?
ちょっとだけウキウキするというか、胸が踊るような気持ちになります。
いろいろな種類の本を嗅ぎ、「この本は〇〇みたいな匂いがするな」、「この本は昨日買った本と同じ匂いがするけど何か共通点があるのかな…」など、自由に気軽に想像を膨らませるのが楽しいです。
好きな匂いなら癒やされたり、好きではない匂いでも「こんな匂いがするんだ!」という驚きがあって楽しいです。
この楽しみを人に話したり勧めたりすることはありますか?
なかったです。
しかし漫画家の友人に打ち明けたら「私も同人誌の匂い好きだよ! 他にも好きな人結構居ると思うな〜」という反応だったので、今回漫画にして投稿しました。
「金沢印刷のコミック紙の本は超いい匂い」とのことですが、どのような点が良いですか?
私個人の感想としては「匂いがキツ過ぎず、コミック紙の優しい手触りに合った安らげる匂い」だと思います。
「(私が思う)同人誌らしい同人誌の匂い」という点が良いですね。
匂いによって自分の原稿を出す印刷会社を選ぶことはありますか?
「使用したい紙」によって印刷所は選びますが、金沢印刷のコミック紙は仕上がりの手触り・匂いが共に良くて大好きなので選ぶことはあります。
他の印刷所を利用した際にも、本が好きな匂いに仕上がると「またここで刷りたいな」と思います。
本の匂いと共に育ち、匂いに癒され漫画家を目指すカマヤキぱんちさん。
いつかプロとなり出版する雑誌やコミック本が、いい匂いでありますように!