中国のデパートにあった食器用洗剤の商品名が日本語っぽいのに読めない!発見者に詳しい話を聞いた
中国は上海在住のTwitterユーザー、すーがー@啥啥啥上海(@suga_ta1231)さんが、現地デパート地下で見かけた食器用中性洗剤の画像をTwitterに投稿。商品名が日本語っぽいのに、どうしても「読めない」と話題になっている。
トヘ゜゜ッ|。 https://t.co/5dofj1wSLO
— 菊次郎@啥啥啥上海 (@kikujiro_shnghi) 2022年10月25日
「野菜果物食器用洗剤」と書かれているこの商品。まず疑問なのは、上海で販売されているのに商品名に日本語のカタカナが入っている点だ。読みは「トペッ」かと思いきや半濁点(゜)が2つ連続している。そして五十音には含まれていない縦棒(|)もあるのだ。
読めないし。
投稿された写真を見たTwitterユーザーからは「読めん…w」「発音難しすぎて笑う」「他の日本語は合ってるのに」と商品名に疑問を呈する声があった。
さらに「正味量でダメだったwww」という声もある。
商品を見ると確かに「正味量:1L」とあるのだ。1日に何度も使う洗剤の容量としてはやや大きいサイズといえる。満タンの状態ならちょっとしたダンベルくらいの重さになるだろう。
重くないか?
と毎日使う立場を考えると、単純に心配してしまう。
画像の商品について、すーがーさんに詳しい話を聞いた。
日本製を模した商品は珍しくない
日本製のような雰囲気のある商品はたくさんあるのでしょうか?
今回のような極端な商品は稀ですが、日本製を模した商品はそれほどめずらしくありません。
お菓子などちょっとした加工食品や、洗剤など日用品に多いです。
そのような商品は、人気があるように感じますか?
中国製品もどんどんクオリティが上がっているので、一昔前ほど顕著な反応は見られなくなりました。
ただ今でも日本製は高品質なイメージは根強いです。
中国の物価が上昇し続けていることを考えると、日本製品はコスパも良いようです。
日本人にも中国人にも発音できない商品名
この商品を現地の方はなんと発音しているのでしょうか。50音で表現できる近い音を教えてください。
中国語商品名は裏面に表記されている「小苏打果蔬餐具洗洁精」となります。
発音は「シァオスーダーグオーシューツァンジューシージエジン」です。
翻訳すると、
小苏打=重曹、
果蔬=果物野菜、
餐具=食器、
洗洁精=洗剤となります。
表面の「トヘ゜゜ッ|。」は日本人にも中国人にも発音不可能です(笑)。
食器や野菜を洗うための洗剤なのだそうだが、製品としての機能はともかくとして、どうしても大書された商品名に目がいってしまう。
すーがーさんによると日本人にも中国人にも発音はできないだろう、とのことだ。
日本製に見せたいがために、カタカナに寄せた表記になってしまったのだと推測できるこの商品。外国の人にとっては他の国の文字は一種の「記号」にしか見えないのだろう。何とか組み合わせようと努力した結果、生まれた「悲劇」と言えるのかもしれない。