意外にも梅干しと相性良い!?「タイ米」の魅力に目覚めた人から美味しい食べ方を聞いてみた
タイ料理やインド料理などで用いられているタイ米。この魅力に取り憑かれた人がタイ米の美味しさを熱く語るツイートが話題になっている。
最近、タイ米で自炊しているのたが、死ぬほどうまい。うますぎて、米単体でもバグバグ食ってしまうほどうまい。しかも、鍋さえあれば簡単にでき、水の分量をはかる必要もない。さらに、ヘタすると日本米より安い。あまりに良いことづくめなので、ここだけの内緒話にしといてほしい。
— デラ (@derax456) 2023年3月8日
投稿したのはTwitterユーザーのデラ(@derax456)さん。何気なく購入したジャスミンライスを自宅で食べてみたところ、その美味しさにすっかりハマったそう。鍋さえあれば簡単に炊ける手軽さや、梅干しなどの日本食と合わせて食べるとうまみが倍加される、といった感想を述べている。
「カレーとかだったら合うけど日本のおかずは合わない」との話もあるが、ウソである。たとえば、てんこ盛りにしたタイ米に、梅干し一つ、乗せてみてほしい。一瞬で無くなる。米単体でもうまいのに、そのうまみが倍加されて、とんでもないことになる。
— デラ (@derax456) 2023年3月8日
デラさんの投稿を見たTwitterユーザーの反応は「北海道米がラブなんだけど、マジですか!?」「確かに香りは一癖ありますが、もちもちして美味しいですよね」「わかる!米不足(※)のときにタイ米を食べて美味しいと思ったもの」と同意する声が集まっている。
※1993年、記録的な冷害により日本米が不足した出来事を指す。この時海外の米を輸入する動きが起き、普段のお米のかわりにタイ米を食べる人たちもいた。2023年時点でアラフォー以上の人たちは「タイ米を食べよう」と聞くと高確率で米不足の頃を思い出す。
「炊飯器の使い方を忘れる」と言うほどタイ米を鍋で炊いているというデラさんに、ハマったきっかけや食べ方についてお話を聞いてみた。
適切な方法で炊けばどんな日本食にも合うと思う
タイ米を買おうと思ったきっかけを教えてください。
タイ料理店やインド・ネパールカレー屋に行くたび「ジャスミンライスうまいなあ」と感じておりました。
いつか腹いっぱい食いたいなあと思っていたところ、某カレー屋のそのすぐ隣に輸入スパイス等を扱う卸問屋さんがありまして、そちらに入店するとジャスミンライスが格安で販売されているのを発見。一番安い1kg280円のものを3袋買ったという経緯です。
日本のおかずでも合う例として梅干しを挙げておられましたが、その他にもありますか。
梅干しのほか、日本の食材で試して美味かったのは、ふりかけと塩こんぶですね。タイ米の香り高い風味が増幅されるというか、マッチしている気がします。個人的にはやはり梅干しが一番だと思いますね。
あとは適当な肉とか乗せただけでも、かなり食が進みます。たぶん、日本米の「ごはん」としての先入観があるんで慣れないと感じる方も多いと思うんですが、その思い込みを一旦外して、しかも適切な方法で炊いたものと食してみれば、何のおかずにも合うんじゃないかと思います。
タイ米は「湯取り法」で炊くべし
日本米を炊くことに最適化された炊飯器では、タイ米が美味しく仕上がらないという。ではどういう方法で炊くべきか。デラさんは「湯取り法」を推奨している。
「湯取り法」とは強火でお湯をわかし、その中にタイ米を投入して8分後にザルにあける→水切りしたら鍋に戻してフタをして5分間蒸らす、というもの。この炊き方は最初にタイ米を買った時についてきた説明書にあったものだという。休憩
@nico_leaks2 ぜひぜひ!ただし「湯取り法」というやり方でやっていただけると!強火で湯がボコボコ沸いてる鍋にタイ米ぶっ込んで、8分たったらザルにザバーってやって適当に水を切り、また米を鍋に戻してフタして5分、フタを開けたら天国です!
— デラ (@derax456) 2023年3月8日
タイ米の炊き方は最初からご存知だったのですか?
事前には全く知りませんでした。普通に炊飯器でやるものだと思っていたんですが、お店でタイ米を買ったときのビニール袋の中にペラ一枚の紙が入っておりまして、そこに炊き方が書かれていたのでそのとおりに炊きました。
なんとズボラな自分にピッタリな炊き方なんだ!と感動しまして、その通りにやってみたところ、完璧な仕上がりとなりました。
ちなみに、分量はしっかり計ったほうがよいです。分量も適当にやってみたこともあるんですが、あまり美味しくない炊き上がりになりましたんで。ちなみに自分は、横にスマホを置いて、ストップウォッチで計測しながらやっております。
さて、気になるタイ米の価格だが、デラさんは1kg280円で販売していた店から購入したため、安いと感じたのだそう。
Amazonでは1kg1000円〜1600円前後で販売されており、日本米と比べて安いとはいえないが、アジア料理の材料を売る専門店では安く買えることもある。

ついに買ってやったので、今夜はジャスミンライスを抱いて寝る。 https://t.co/8Ynvj8VZBv https://t.co/h18ZEj7pzD
— デラ (@derax456) 2022年3月16日
日本食との組み合わせはもちろん好みもあるだろう。だが、まずは未経験の人にはタイ米の味を知るところから初めてほしいところ。気になった人はまず、タイ料理やインド料理のお店に訪れてみては。
前回、デラさんにご登場いただいた記事はこちら。