通学路に「ソレ」がいる…道にたたずむ、人型の立て看板が放つ違和感がすごい「夜に見たら泣きそう」

ずっと子どもたちを見守ってきました
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日本各地を旅をしながら廃墟やひなびた風景などを記録し続ける道民の人(@North_ern2)さんが、とある通学路に佇むあるものの写真をTwitterに投稿。「怖い」「夜になると段々と近付いてくるやつ」と話題になっている。

不安になる見た目

まさに「ソレ」としか言いようがない、異質な見た目の錆びた立て看板。見るからに、設置されてから相当な年月が経過していることがわかる。学生服を着て学帽を被っており、左腕部分の腕章には「文」の文字が読み取れることから、学校に通う子どもを模したものなのだろう。

夜見たら泣く自信しかない

「ソレ」は街に点在しているらしく、何枚か投稿された写真のなかには、表情が読み取れず異世界の住人か、はたまた実態のない存在かのように見えるものもある。

Twitterユーザーからは「昼間でも遭遇したらちびりそう…」「見たらトラウマになって学校行きたくなくなるだろ」と恐怖を感じるコメントが寄せられている。

子どもたちを長年見守ってきた…?

ただ、一部では「子どもをしっかり見守り、不審者には襲いかかるタイプの怪異と見た!」と正義のヒーローではないかと推測する人もいた。

編集部では投稿した道民の人さんに、撮影した経緯を詳しく聞いた。

5年間待ち望んだ再会

この看板を見たときの第一印象を教えてください。

やはり第一印象はどうしてこれがここにあるのか、目的がわからずただただ恐ろしい…と思いました。ですが、ここまで錆びてもなお通学路で何年も子どもを見守るために佇む姿は、よく見れば一種の神仏のように感じたのも事実です。

ここまで引き付けられる魅力は、何だと思われますか?

1に見た目のインパクトと恐ろしさ

2によく見れば寂しいような愛おしいような、たとえば廃墟やひなびた風景を見るような感情が湧く姿

3にそこから見た人によって特定のキャラクターやバックストーリーを想起させること

それらが魅力ではないかと思います。

特に3は個人で考えたことではなく、今回ここまで反響が大きかったことによって思い付いたものです。

天気や時間で見え方が変わりそう

この地へ訪れた目的は看板を撮影するためだったのですか?

この街に立ち寄ったのは、この看板を撮影するためです。初めて見かけたのが5年ほど前に現地を訪問した時でした。

その時は他の建物や港の風景の観光や聞きとりに時間を割いて余裕がなくなってしまい、撮影できなかったのです。

今回(2023年3月)、こうして時間をとって再訪し、無事に再会が叶って嬉しい限りでした。

「ソレ」はガチャにもなっているほど人気のようですが、ご存じでしたか?

ガチャについては一連のツイート後にフォロワーさんから教えてもらって知りました。まさか地元でも一種の「名物」として扱われているとは知らなかったので、面白く思いました。

「ソレ」のガチャの存在もさることながら、なんと、道民の人さんは「ソレ」のアクリルスタンドを自主制作されたそうだ。

アート作品にも見える?

5年ぶりに「ソレ」に会いに行き、アクスタまで作ってしまう愛情の深さには、ただ恐れ入るばかりだ。

今回のように、年月を経たことで味わい深くなるモノたちの魅力を引き続き見たい方は、道民の人(@North_ern2)さんのアカウントをフォローしてみては。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。