えっ?コレ食べられないの!?フェルト生地で作った「小枝」や「源氏パイ」がどう見ても本物
おなじみのお菓子がズラリと並んだ写真がX(Twitter)で話題になっている。「よく見るお菓子がなぜ?」と思いきや、実はそれらはすべてフェルト生地で作られたもの。その再現度の高さに注目が集まっているのだ。
#私の作品知ってもらえたら幸せの極み
#フェルト
ぜーんぶフェルト!⭐️お菓子編⭐️
小枝チョコにはストロー入ってます😅 https://t.co/Ig0tvXFI9c
— fukudon (@kyoko_felt) 2023年8月31日

投稿したのは、「おいしい」を追求したオリジナルフェルト作品を制作しているfukudon(@kyoko_felt)さん。「ぜーんぶフェルト!」というコメントの通り、写真のお菓子はすべてfukudonさん手作りの作品だ。
fukudonさんは作品の制作過程も同時に投稿しており、それらを見ていると道具や手法を駆使して作っていることがわかる。例えばフェルトを細かく切ることでチョコレートのパリパリとした食感を表現したり、細かなパーツをボンドで接着してこんぺいとうの特徴的なフォルムを作ったりといった工夫でリアルな作品を生み出している。
「制作中にも撮りました!」その4
#フェルト
#ボンド
#手芸
#こんぺいとう
↓小さ過ぎてわかりにくいけど😅 https://t.co/biaGhLLloh
— fukudon (@kyoko_felt) 2021年12月26日


#フェルト #felt
#食べれないよ
フェルトのチョコサンドクッキーと紗々😋
↓フェルト切り刻んだだけの画像😅 https://t.co/hiHVxIvyRp
— fukudon (@kyoko_felt) 2021年12月7日


投稿を見たユーザーからは「言われなければまったくフェルトだと気づかない」「すさまじくリアル」「全部本物に見えます!」など、作品を称賛するコメントが寄せられている。
なぜ「おいしい」フェルト作品を作り始めたのか。その経緯や作品作りについて、fukudonさんに話を聞いた。
できるだけ身近にあるものを活用して作成
「おいしいもの」に特化したフェルト作品作りを始めたきっかけは?
5年前、フェルトで作ったケーキやドーナツを初孫にプレゼントしたのがきっかけでした。
最初は本を参考に作りましたが、お弁当やスイーツをオリジナルで作るうちに夢中になり、今ではSNSに投稿する日々が続いています。
「小枝にストロー」などのアイデアはどのように思いつくのでしょうか?
作り方は頭で考えるよりも、いろいろ試しながら気の向くままに作るスタイルです。
フェルトの裁断用にと買ったマークカッター(※)が本来の使い道でうまく機能せず、だったらそれで模様を描いてみるのはどうかな? と試したのが源氏パイやそばぼうろです。
(※)…熱で化繊生地をほつれ止めしながら裁断するカッターのこと
源氏パイと平家パイ
袋に入ってるのは本物だけど、
コレ↓フェルトだからね〜〜❗️
うっかり食べちゃうかも!?
心配(パイ)??
#フェルト
#ハンドメイド
#食べれないよ https://t.co/S71CL65VCZ
— fukudon (@kyoko_felt) 2021年12月12日

材料は、できるだけ身近にあるもの(ストロー、爪楊枝、キッチンスポンジなど)を活用するようにしています。どれも偶然や思いつきなのですが、思わぬ使い道を発見した時のワクワク感、イメージしたように仕上がった時の達成感が毎回新鮮です。
大変な点、楽しいと感じる点は何ですか?
失敗も多く試行錯誤の連続ですが、完成した作品を最良のアングルで撮ることが楽しみのひとつとなっています。もちろんSNSでの反応がやる気を高めてくれているのは間違いありません。
#自分色の作品をみせて
スイーツを作る時よく使う3色です♥️💛🤎
フェルトプチケーキ https://t.co/L8foQyp6CF
— fukudon (@kyoko_felt) 2023年9月10日

作品のクオリティはもちろん、器やパッケージなど、とことんリアルを追求した世界観づくりも魅力のfukudonさんの投稿。今後もアイデア光る「おいしい」フェルト作品の発表に注目していきたい。