「ペットボトル栽培」で長ネギ収穫に成功!難易度の高さをいかにクリアしたか、栽培者に聞いた
長ネギをペットボトルで育てたら、見事なサイズで収穫できたという投稿がX(Twitter)で話題になっている。
やばい‼️ペットボトル継ぎ足して長ネギ栽培出来るか実験してたけど
市販サイズの長ネギが出来た‼️‼️‼️
実験成功じゃあああい😆😆😆😆
ペットボトル大根以来の衝撃🫨🫨🫨
#家庭菜園 #ペットボトル栽培 #長ネギ #ねぎ https://t.co/3COW18Iqtc
— みかんぼうや1987 (@mikanbouya1987) 2023年9月8日

普段から家庭菜園を楽しんでいるという投稿者のみかんぼうや(@mikanbouya1987)さんは、その一環で数々の野菜のペットボトル栽培にチャレンジしてきた。2023年の春からは、実験的に長ネギ栽培に挑戦。
長ネギは栽培中に何度も「土寄せし※」、深い土層で育てる必要があるため、家庭菜園ではハードルが高い野菜とされている。
※作物の成長に合わせて、株元に土を寄せ集めること
そんな長ネギを、ペットボトルで栽培なんてできるの?と思ってしまうが、みかんぼうやさんは、ペットボトル2本を結合させて成長するたびに土を上から追加するという画期的な方法を思いつき、栽培条件の「深い土層」を見事クリア。かくして立派なサイズの長ネギ収穫に成功したのだった。
ペットボトルを追加して土増し‼️
割とだるい💪💪💪💪
#家庭菜園 #長ネギ #ペットボトル栽培 https://t.co/8EUsJGWxH0 https://t.co/sIKfdAJkHO
— みかんぼうや1987 (@mikanbouya1987) 2023年3月21日

投稿を見たユーザーからは「ペットボトルで長ネギ栽培できるとはすごい」「発想が素晴らしいです!」「時代はペットボトルかぁ〜」などアイディアに感心するコメントが寄せられている。
みかんぼうやさんに長ネギのペットボトル栽培をした経緯や、普段の家庭菜園について詳しく話を聞いた。
細長い野菜なら栽培できるとひらめいた
長ネギをペットボトルで栽培してみようと思った経緯を教えてください。
以前ペットボトルを繋げてじゃがいもを栽培したことがあり、その時に「細長い野菜も栽培できるんじゃないか」とひらめきました。それから半年ほどしてホームセンターで長ネギの苗を見つけ、実験的にやってみようと決心しました!
ネット上で葉ネギや万能ネギについてのペットボトル栽培例は見つかりましたが、長ネギは検索しても見つからなかったので、挑戦しがいがあると感じました。
栽培前の予想と、実際に栽培してみた感想をお聞かせください。
当初の予想では土の量が少ないので栄養が足りず、ネギが細くなると思っていました。またペットボトル容器だと湿度が高くなり、中で腐るかもしれないと予想していました。
実際に栽培すると、虫の発生や「さび病※1」の発症、途中でペットボトル容器の繋ぎ目が取れたり、「ネギ坊主※2」が出たりと、いろいろトラブルあり、その度に「やっぱり無理かな?」 とも思いました。
※1…ネギの葉部分に黄色やオレンジ色の斑点が生じる病害
※2…ネギの花の集まり
リボベジ長ネギ君もトウ立ちしてネギ坊主をつけるんだね‼️‼️ 勉強になります‼️‼️‼️ #家庭菜園 #再生栽培 #長ネギ https://t.co/SjWT3VEztb
— みかんぼうや1987 (@mikanbouya1987) 2023年4月24日ネギ坊主ができるとネギの成長は止まり、食感も悪くなる しかし、結果的に市販のものと変わらない太さのネギが収穫できたので衝撃でした。本当に、ネギの生命力の強さに助けられた感じですね。
みかんぼうやさんがペットボトルでネギ栽培を行う様子は、YouTubeチャンネルでも詳しくまとめられている。
今まで挑戦したペットボトル栽培で作りやすかった野菜、難しかった野菜を教えてください。
1番簡単だったのは、小かぶです。ついで長ネギ、インゲンも育てやすかったですね。大根は虫被害がありましたが、無事に収穫できました。
基本無農薬栽培で全部大変なのですが、1番難しかったのはブロッコリーですね。肥料が多く必要な野菜なので、ペットボトルじゃ栄養が足りず全然育たない上に、アブラナ科なのでアブラムシにいじめられて…散々な結果でした。じゃがいもも一応小芋ができましたが、「そうか病※」にかかったりで相当難しかったと思います。
※表皮にかさぶたのような病斑が現れる病害
ぱんぱんなので収穫します💪💪💪
全部で305gでした😊😊満足😆
#家庭菜園 #水耕栽培 #ペットボトル栽培 #こかぶ https://t.co/XaFMe7wXda
— みかんぼうや1987 (@mikanbouya1987) 2023年4月15日

ペットボトル栽培は屋内や柵でも設置できるので、スペースを気にせず気軽に栽培が可能だ。みかんぼうやさんのチャレンジを見て気になった人は、トライしてみては。