「松屋vs西松屋」多いのはどっち?地図に示された範囲で店舗の数を予想するゲームがシンプルなのに奥深い

少し栄えた郊外が絶妙にムズカシイ
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大学生が開発した「松屋vs西松屋」ゲームがX(Twitter)で注目されている。

尾張北部から岐阜にかけての範囲は、一店舗差で松屋に軍配

開発したのは、現在大学在学中のぺるき(@PerukiFUN)さん。ルールとしては、日本地図上のランダムに指定された範囲に、松屋と西松屋の店舗、どちらが多くあるかを予想するというシンプルなものだ。

しかし、一人でも気軽に利用できる牛丼屋の松屋と、ベビーグッズや子ども服を販売する西松屋。名前は一部かぶっているものの、ユーザー層がまったく異なる店を、指示された土地環境や出店傾向などを考えて予想するという奥深さもはらんでいる。

実際にプレイしたX(Twitter)ユーザーからは「視点が面白い」「恐らく大体のケースで松屋が多いであろうという推測ができることも込みで、非常に素晴らしいアプリだと思います」「初見5連勝しました。謎の才能があるみたいです」など、白熱して楽しむ声が上がっている。

開発したぺるき(@PerukiFUN)さんに、制作の経緯について聞いた。

インターンシップの初日に思い付き、その日のうちに完成

「松屋vs西松屋」を開発したきっかけを教えてください。

現在インターンシップで位置情報処理を扱うアプリケーションを開発しています。

新しい技術を触るためのテストデータとして、「データが2つあると都合が良いから」「名前が似てて面白いから」という理由で松屋と西松屋の位置情報を抽出して使っていました。

しばらく触っていると2つのデータの違いに気づき、「これをゲームにすれば面白いのではないか?」というアイデアが浮かんできました。

とても興味深かったので、初日の勤務終了後に開発を始め、その日のうちに完成させました。

実際にデータを扱ってみての感想は?

都市部に多い松屋と郊外に多い西松屋で、ある程度地域的な数の差があることは把握していました。ただ、ここまで明確であるとは思わず、予想以上にゲームとして楽しめるものになっていて、自分でも驚いています。

一方で、プレイした方々の意見をうかがうと、データの不足が課題として見受けられています。特に、西松屋を愛する方々から「西松屋が抜けている」という意見をいただきました。これは、使っていたデータのソースである「OpenStreetMap」に、一部のデータが反映しきれていないのが原因です。「OpenStreetMap」の社会的な意義を考えると、改めてこのプロジェクトに感謝しなければいけないとともに、未だ課題があり、使用者である自分自身も貢献していきたいと感じています。

今後開発したいものはありますか?

「松屋vs西松屋」は、インターンシップで学んだ技術の最初のアウトプットでした。

インターンシップを経て位置情報処理について多くのことを学ぶことができたため、今後もより積極的に、地図を扱ったアプリケーションを開発していきたいと考えています。

位置情報を活用したデータを、その土地柄や暮らしを想像することに昇華させ開発されたゲーム「松屋vs西松屋」。日本全国に住まう人々を想像しながらプレイしてみて欲しい。

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