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若年層の中で魅惑的な購買目標が車からPCスマホにシフトしたのは、人々が物理世界を諦めだしているから

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生命情報保存研究所 @rodan670

景気低迷による収入減と将来への不安から、車の購入を労働を行ううえでの一つの目標としたり、買った車を仲間内で見せびらかしあう若者は減った。変わりに最新式のPCやハイスペックのPCがこの立ち居地を占めるようになった。

2017-01-16 17:55:38
生命情報保存研究所 @rodan670

PCやスマホはいかに高価であろうと車と比べるとたかが知れており、維持費もかからない。対して得られる快楽(ネットを介して得られる情報)は無限大である。車で楽しむためには時間と体力を費やして遠くに出かけていかなければならないが、PCスマホは自宅や公共交通機関内など

2017-01-16 17:58:54
生命情報保存研究所 @rodan670

生活空間上でたしなむことができる。PCスマホの方が時間的労力的経済的すべての側面においてより「楽な」娯楽であるため、自動車メーカーがいかに叫ぼうと若者の車離れPC依存は動かせない。

2017-01-16 18:04:33
生命情報保存研究所 @rodan670

電車の中などでは多くの人間、場合によっては半数以上の人間がスマホに目を落とす傍ら、目と鼻の先にいる実在の人物には視線すら合わせようとしない。むしろ近場にいる現実の人間と視線を合わせないため、あるいは視線を向けていると認識されないためにスマホに目線を合わせているような節すらある。

2017-01-16 18:06:09
生命情報保存研究所 @rodan670

これは匿名同士かつ、何かあっても肉体的ダメージを蒙る可能性がない上、嫌気がさしたらいつでも一方的に回線を遮断して逃亡をはかることも可能なネット上の相手とのコミュニケーションのほうが、物理的実体を持って目の前に立つ赤の他人とのコミュニケーションより圧倒的に楽であるためであり

2017-01-16 18:08:45
生命情報保存研究所 @rodan670

結果物理的距離がいかに近かろうと目の前に立つ赤の他人は当人からは視認することもできない異界に存在するも同然となる。生態学でいうところの隔離が生じる。より快適な方向を目指す過程で人間は情報空間に存在の比重をシフトし、物理世界を諦めだすようになる。

2017-01-16 18:16:17
生命情報保存研究所 @rodan670

移動という物理的現象によって快楽を得るための装置である車に価値が見出されなくなったのも、電車内で目の前の他人が知覚困難な異界の住人と化したのも、楽な方向を目指す過程で物理世界が切り捨てられた結果による。

2017-01-16 18:22:47
生命情報保存研究所 @rodan670

月十万程度の収入しかない貧困層が、通信費に月1,2万程度を計上していることも、その事が社会全体から当然と認識されていることも、この趨勢の現れの一つである。人々は物理世界に見切りをつけ、車から離れた反面、通信を衣食住並みの不可欠要素としてしまった。

2017-01-16 18:29:37
生命情報保存研究所 @rodan670

情報空間が実生活上の場と化してしまっているのだから仕方がない。現代人は本人の意思に反して情報空間から途絶させられた際、深刻な鬱に陥ったり、基本的人権が侵害されているとすら感じる。この時人はすでに半分情報生命体と化している。

2017-01-16 18:32:16