世界の核災害に関する研究成果報告会(2017.11.12)
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抄録集がここからDLできます▶ box.yahoo.co.jp/guest/viewer?s… twitter.com/TakagiFund/sta…
2017-11-06 23:09:59『世界の核災害に開する研究成果報告会』 home.hiroshima-u.ac.jp/heiwa/flyer_20… ■日時:2017年11月12日(日)10:00~18:30(開場9:30) ■場所:星陵会館ホール(東京都千代田区永田町2-16-2) pic.twitter.com/6M7XQSZAQW
2017-09-26 12:07:02【動画】20171112 UPLAN 世界の核災害に開する研究成果報告会 第1部▶ youtube.com/watch?v=uW4NSJ… 第2部▶ youtube.com/watch?v=uNbUBK… 第3部▶ youtube.com/watch?v=XeSKIq…
2017-11-13 18:02:3510:00~12:00
■『科研費共同研究の概要と、ウラル核惨事、ウィンズケール火災事故、ウラジオストク原潜臨界事故の顛末』 今中哲二氏(京都大学原子炉実験所)
世界の核災害に関する研究成果報告会にきています。 今中先生「原子力開発の歴史は核災害の歴史であった」 pic.twitter.com/fSV9i8ZXNw
2017-11-12 10:49:34【世界核災害1】 今日は、永田町・星陵会館にて「世界の核災害に関する研究成果報告会」京大今中科研2014-2017と広大川野科研2015-2018のジョイント。まず、今中哲二さんが今日の演者紹介をしつつ、今中節でイントロ。朝10時から午後6時半までの長丁場。
2017-11-12 10:21:45今中さん: 20世紀の原子力開発が世界でおこした「不始末」の研究をしてきた。定年5年前の頃、最後にチェルノブイリのまとめをしようと思っていた時に、福島事故が起きた。
2017-11-12 10:22:24【世界核災害3】 今中さん続: 事故直後のデータを取ることがいかに大事か、というのが広島長崎の教訓のひとつ。そうでないと事実が無いことにされてしまう。
2017-11-12 10:26:51【世界核災害4】 今中さん: マヤーク事故(ウラルの核惨事1957)高レベル廃液のタンクが爆発、TNT換算25〜29トン相当の爆発力(cf.福島第一3号基の爆発が12トン相当)。この事故の前、1947年からマヤーク再処理施設からテチャ川に放射性廃液たれながし。大変な汚染。放出総量100PBqと推定。
2017-11-12 10:37:17【世界核災害5】 今中さん: 2009年にテチャ川の河畔で測定したら空間線量率26µSv/h以上。当時はぶっとんだ!(福島後では、たいして驚かない数字になってしまった。)
2017-11-12 10:45:01【世界核災害6】 今中さん: 英国ウィンズケール、原爆開発のための原子炉(チャンネル炉)、1950年に1号炉臨界。1957年火災事故、推計放出量はヨウ素1800TBq、セシウム180TBq(cf.福島の放出量はPBq単位なので桁が)消火作業員の被ばく量の推計。
2017-11-12 10:47:54【世界核災害7】 今中さん: チェジマ湾の原潜事故1985。炉の蓋を開けたときに制御棒も一緒に上げてしまい、臨界事故。プルームのシミュレーション(NOAAツール)で見ると北海道にも放射能が流れてきた可能性。
2017-11-12 10:48:01【世界核災害8】 原子力の歴史は核災害の歴史。いま外観したのは災難の一部に過ぎない。人々の話を聴かないと全貌は分からない。以上、本日最初の発表、今中哲二さん「科研費共同研究の概要と、ウラル核惨事、ウィンズケール火災事故、ウラジオストク原潜臨界事故の顛末」
2017-11-12 10:51:54■『マーシャル諸島米核実験の「その後」:核被害からの「再生」・「復興」はあるのか』竹峰誠一郎氏(明星大学)
世界の核災害に関する研究成果報告会にきています。 竹峰先生のお話し。 pic.twitter.com/Z131qWMJao
2017-11-12 11:07:39【世界核災害9】 2つめの発表、竹峰誠一郎(明星大学)「マーシャル諸島米核実験の「その後」 核災害からの「再生」・「復興」はあるのか」 竹峰さん: 核兵器禁止条約(2017年7月締結)の前文では、広島長崎の被爆者だけでなく、核実験の被害者、先住民族への過重な影響も明記されている。
2017-11-12 10:54:17【世界核災害10】 マーシャル諸島、広島原爆7000発分に相当する核実験。60年たって「後始末」はどうなっているか。68年に安全宣言、ビキニへの帰島、のち再退去、いまは無人のまま。移住先のキリ島、「牢獄の島」とビキニの人々は呼ぶ。生活そのものが破壊された。
2017-11-12 10:55:44【世界核災害11】 竹峰さん続き: そして今、海面上昇の脅威にも晒される。核廃棄物の処理場としてビキニ環礁を使おうという話は以前から出ている。住民の反発もあって「凍結」されてはいるが、無人の島を何かに使わないともったいないという発想は今もある。
2017-11-12 10:59:09【世界核災害12】 竹峰さん: ビキニ環礁よりも実験回数の多かったエニウェトック環礁では、生物兵器の実験などもおこなわれた。ここは一部の地域で、住民の帰還している。「ラディエーションとともに生きている」と島民。除染廃棄物があちこちに埋設されている。
2017-11-12 11:00:05【世界核災害13】 竹峰さん: ロンゲラップ環礁はいったん帰島後、自主的な再避難。1998年から除染などの工事。今行くとインフラは結構整っているが、作業員だけが住んでいる。住民は帰らない。マーシャル諸島は独立の際、米国から核実験の補償金を受けた。だが、認定されていない被害者は大勢いる。
2017-11-12 11:03:56【世界核災害14】 竹峰さん: マーシャル諸島の人々、今では大統領も「Nuclear Justice」という表現。人として扱われなかった不正義をただすべきという視点。キーワードは「復興」ではなく「正義」。
2017-11-12 11:07:06【世界核災害15】 竹峰さん:今年8月に亡くなったトニー・デブルム(マーシャル諸島前外相)、福島事故が起きたとき、その後どうなるか非常に心配し注目していた人。彼の言葉「否定し、嘘をつき、機密にする。マーシャル諸島でなされたことが、福島でも繰り返されている。これが核をとりまく文化だ」
2017-11-12 11:08:34【世界核災害16】 竹峰さん: 核被害に終わりはない。新しい問題も起こる。人々はそれを生き抜く。それをずっと見て行く。 (会場からの質問に答えて) マーシャル諸島の制度では、土地は私有財産ではなく、コモンズ(共有財産)、憲法でもそう規定されている。核被害を考えるうえでは、これは重要。
2017-11-12 11:12:22■『仏領ポリネシアでのフランス核実験と公式報告に見る放射能汚染・被ばく状況』真下俊樹氏(フランス核政策研究家)