黒瀬陽平「展示を企画する3──展示指導7」【ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第4期#10】 #新芸術校
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本日のゲンロンスクールは新芸術校「展示を企画する3」、講師は主任の黒瀬陽平先生!本日は展示指導の授業です。 genron-cafe.jp/event/20180708/ #新芸術校 pic.twitter.com/jey8URCAN0
2018-07-08 12:00:31授業始まりました!本日はグループ展プランの講評です! #新芸術校 pic.twitter.com/e2FpPCMxUb
2018-07-08 13:19:04本日の講義は「展示を企画する」の課題に対し、黒瀬さんが講評をしていきます。まずは小林真行さん。2021年3月にいわき回廊美術館などで実施する展示プランです。蔡國強さんのほか、新芸術校出身の鈴木薫さんや磯村暖さん、今期の受講生など、テーマに合う作家の作品を順路に配置。 #新芸術校 pic.twitter.com/Knkk8CFp88
2018-07-08 13:33:02黒瀬「面白いが、コンセプトにはそれぞれ形状がある。回廊美術館の循環する形状と橋をかけるというコンセプトの形状が衝突しているのでは」小林さんの回廊美術館を舞台に、2015年武蔵美×朝鮮大の展覧会でつくられた「橋をかける」プロジェクトに着想を得た展示プランに対して! #新芸術校
2018-07-08 13:43:32続いて、個展プランに引き続き「沈没船」をモチーフにしたプランを提出した伊賀さん。塩の船を海に還したいというアイデアに対して、グループ展として構想するにあたっての工夫が必要、という指摘が。ただしアイデアを他者と共有できるレベルにしたという点においては前進という評価! #新芸術校
2018-07-08 13:52:38沈没船に感心のある伊賀大さんのグループ展プランは、塩で作品を作り、水にいれて溶けていくようすを鑑賞してもらうもの。BeBeさんは彼女独自の祭壇に類似性を感じる作家を招聘するプラン。こちらの二人は自分のプランに互いの名を挙げています。 #新芸術校 pic.twitter.com/nxWwsORGvp
2018-07-08 14:04:21BeBeさんのプランは、伊賀さん、植松さん、BeBeさんによる展示。黒瀬「意地悪な言い方をすれば、このキュレーションは文章の中だから成立しているもので、実際に設置されると感覚としてはわからないものになる」 #新芸術校
2018-07-08 14:05:50F・貴志さんのプレゼン!Fさんがイタタコ行によりデュシャンを降霊させて作った、マネーゲームや少子化・独身化の象徴としての、チェス盤や便器のミニチュアを用いて制作した作品の説明をされています。 #新芸術校
2018-07-08 14:16:04F・貴志さんのプランは今回も笑いが絶えません。ロダンやデュシャンなどを降臨させたイタタコ(イタコのタコ)と降霊材により受講生に作品を制作してもらい、作品を販売。自身はハクションペインティングでポロックを。イタタコのドローイングには亡くなっていない重要人物の顔も…。 #新芸術校 pic.twitter.com/FyKmZJvp5M
2018-07-08 14:27:13黒瀬「自分にとってのプロセスは必然的でも、見る人にとっては必然ではない」國冨さんのグループ展プランは、自己の体験から子母像と宝くじを繋いで構想。しかし文章と作品の繋がりが弱いとの指摘が。 #新芸術校
2018-07-08 14:51:00國冨太陽さんは赤ちゃんが大人になり子を産むまでの経過を子母像として造形したランプシェードを制作し、同時にロト6を予想する作品も制作。黒瀬さんからはこのままでは互いの作品の関連性が分かりにくいので鑑賞者が混乱しないような展示を検討する必要があるとアドバイス。 #新芸術校 pic.twitter.com/9fxXbdrzVO
2018-07-08 14:56:41BBさんのプランは、共同で壁画を製作するというもの。黒瀬「指示として「それぞれが今見ている世界を壁画としてつくれ」では、作家に丸投げでコンセプトがない」しかし、大量のマネキンを使用した個人の製作プランは面白いという評価。 #新芸術校
2018-07-08 15:19:43BB aka bloodybearさんは昭和30年代生まれの自身と21世紀の時代だけで育った若手世代で21世紀を表現する作品(立体も可)を作り、洞窟壁画に仕立てるというプラン。持参したのはネットで集めた数百体に及ぶ頭部マネキン。 #新芸術校 pic.twitter.com/svidraaqjB
2018-07-08 15:27:50続いて亞蛇利Qさんの講評。震災以降たびたび寄せられる霊体験を集団無意識的なトラウマと捉え、「怨霊の国を治療する」慰霊ツアーの構想。自らを主治医と位置づけ、各地の能楽堂を巡って公演してゆくプラン。まず小さい規模からテストしてゆき、実現へ向けてゆくという具体的な話へ。 #新芸術校
2018-07-08 15:40:11藝術治療院 亞蛇利Qさんは東日本大震災の新しい慰霊のための往診巡業というワークショッププラン。震災だけでなくそれ以外の死にも関わる様々な表現者たちや思想家たちが参加者に名を連ね、新作能を上演。黒瀬さんからはまずやってみましょう!と背中を押す言葉が掛けられました。 #新芸術校 pic.twitter.com/fqGFyISm5J
2018-07-08 15:50:19浦丸さんのプランは「愛」をテーマにした展覧会。黒瀬「同じように当事者性を抱えている人にとっては訴えかける展示になるかもしれない」 #新芸術校
2018-07-08 15:57:38浦丸真太郎さんは愛にまつわるプラン。メモリアルキルトにインスパイアを受け、恋人同士の愛、家族への愛、性的マイノリティの愛などの感覚や感情を表現。 #新芸術校 pic.twitter.com/VoUBIE7fPB
2018-07-08 15:59:59続いて、伊藤さんとTMTMTRさんによる展示プラン。黒瀬「今までよりも頭の中での掘り下げはできてきている。ただし、それに対応するモチーフがまだ不十分」わかりやすくすることを意識しすぎた為に、アイデアが損なわれることも。 #新芸術校
2018-07-08 16:14:19伊藤由貴さんとTMTMTRさんは相談して二人展をやるプランを考えたのだが、ステイトメントからは互いのやりたいことが一致していないと指摘。伊藤さんは外国人向けの「東京の自画像」を高級ブランド風に展示。MTRさんは日常空間に異物を入れて日常と非日常を曖昧にする作品を試みる。 #新芸術校 pic.twitter.com/XIwLYTgBHZ
2018-07-08 16:23:31小菅さんのプランは、4期メンバー35名による展示。入場するまでに映像を見なければならなかったり、1時間のうちに10分のみの入場など制限がある展示プラン。黒瀬「問題は、このプランと作家や作品の間に関係がないこと。あと、構造として今森ビルでやっているジャンプ展がかなり近い」 #新芸術校
2018-07-08 16:26:00続いて谷本さんの講評!「母子」をテーマに、新芸術校生3名で構成するプラン。黒瀬「『母子』というテーマで、それは普遍的ということしか書かれておらず、コンセプトがまだない状態。『母子』というテーマへの分析や、なぜこの3人なのか?といった掘り下げが必要では」 #新芸術校
2018-07-08 16:34:26