高橋留美子の「女性・男性観」「お仕事観」〜或いは「母性」についての議論
高橋留美子ヒロインは「男が自分の認識外に出ることや、男が自己決定権を持つことを許さない」んだけど、これって日本の『成人男性が女性に自己決定権を許さない』ことの鏡写しだけど、私より年齢が上の、読書教養を持つ男性がほぼほぼ高橋ファンとして取り込まれているのって、スゴイし怖いんだよね
2019-06-17 00:07:12高橋留美子の母系的な女神っぽさって、本当に極大射程すぎて、日本のお母ちゃん主義というか、子宮への取り込み帰願望を表面化させずに男を取り込んでいると言うか……言語化しにくいんだけど、批評さえされずに認められる段階になってるんだよね。フェミニズム的に高橋留美子ってどうみられるだろう?
2019-06-17 00:07:12高橋留美子の著作の中で、お仕事モノやサラリーマンを描いた短編をちょっと探さないとなぁ。高橋留美子の持つ、「男性の仕事観」がどう言うものか知りたいと言うか。
2019-06-17 08:57:37@nakatsu_s サラリーマン主人公の短編はすごく多いはずですが、そのほとんどが少しくたびれた昭和サラリーマンイメージのおじさんで、仕事内容に触れたものはほとんどなかった気がしますね…かなり探さないと見つからなそうです(⌒-⌒; )
2019-06-17 09:00:26@neritake @nakatsu_s 経歴と作品は別物だが、基本、漫画一本の方でしょうからね twitter.com/neritake/statu…
2019-06-17 09:10:18@neritake 私もそんなイメージ。サラリーマンの仕事そのものを肯定的に描いていない気がするんだよな(嫌な仕事で養う家族は、ワガママでも大事みたいな描写はあるけど)。
2019-06-17 09:25:30@nakatsu_s 基本的に家族というイメージを悪く見ている感じではないのですが、面白みのない仕事と家族を日常の象徴として描き、対照として魅力的な非日常へ女性キャラが誘い、道を踏み外す手前でまた大事な日常へ戻ってくる…というパターンですよね…。
2019-06-17 09:29:29@nakatsu_s @bookroad1 つい最近描かれていた短編では、男性主人公が仕事として、介護に近い状態でお年寄りの無理を聞く話を描かれてましたが、定職というには少しイメージが違う印象でしたので、お探しの内容とは違いそうです。
2019-06-17 09:34:45@neritake @bookroad1 医療職はやたら多いんですよ。高橋作品は。あと最近、ようやく老いを正面に見据えてきた感じ。コミカルな爺婆(若者より強い)が多かったので。
2019-06-17 09:36:59@nakatsu_s その夢(多くは女性キャラの誘惑手前の男性側の勘違い)も概ね手が届かないあたり『与えられるべきではない』のかもしれませんね…「手を出していたら酷い目に遭っていた」も毎回オチに持ってきていますし(^_^;)
2019-06-17 09:38:19@neritake @nakatsu_s 良くも悪くも高橋留美子作品は「働く人のリアリティ」とかと離れたところに特質も、ファンの需要もある…けど、同じように「サンデー系育ち」「新人時代からトップグループ入りし漫画一本」な細野不二彦は、疑似的にでもそういう感じのジャンルが得意だよな…(「太郎」「商人道」など)
2019-06-17 09:40:08@bookroad1 @neritake 細野不二彦は、慶応大学経済学部に在学中に、家族を自分の漫画で養う状況に陥ったので、バブルや仕事観がシビアですね。
2019-06-17 09:42:38@nakatsu_s @bookroad1 どちらも、身近に取り込める存在がいらっしゃるか、ご自身、または身内の方の問題となってくるものでしょうしね…漫画以外で必然的に触れる機会が増える仕事なので得心があきます。
2019-06-17 09:44:12@nakatsu_s @bookroad1 @neritake 細野不二彦先生は、むしろ何を書いててもプロフェッショナルとか、仕事をテーマにした話になんでももっていきますよね。青春恋愛モノだった『ママ』とかも。高橋留美子先生は心の動きや大切な選択、決断を描いているように思えます。
2019-06-17 09:59:35@nakatsu_s (年一回のオリジナル誌掲載作をまとめた)高橋留美子短篇集が一番参考にはなると思いますが、男性陣はくたびれた感じのうだつの上がらないサラリーマンが多いですねぇ。
2019-06-17 10:01:25@SagamiNoriaki @bookroad1 @neritake 職人という者への経緯なのかなぁ。あとゆうきまさみさんも含めて、サンデー(小学館系)には、シビアな職を通じて少年が大人になるというのが、主流の恋愛漫画の対として存在した印象。
2019-06-17 10:02:14@nakatsu_s @bookroad1 @neritake ははは。 まあそこらは生存バイアスもあるので断定はしにくいですが、私も印象的にはそういうところあります。といっても、例えば星里もちる先生もそういうの書いてますし、やや高年齢向け作品だと、必然そうなっていくのかもです。
2019-06-17 10:30:04@SagamiNoriaki @nakatsu_s @bookroad1 『選択と決断』という意味では犬夜叉のラストは自分にはかなり衝撃的でした… あれ? 若い女性主人公の場合は『非日常への選択』はアリなのか…ここも興味深いですね。
2019-06-17 10:07:35@neritake @nakatsu_s @bookroad1 犬夜叉は途中から追ってないので…どういう決断したのかは知らんのですが、戦国時代に残ることを選択したとしたら、それは『炎トリッパー』もそうだったと思います。
2019-06-17 10:28:17だから高橋留美子が女性なことと、押井守のビューティフルドリーマーのラムとイメージ上の音無響子だけで高橋留美子は母性って論じるのは雑語りなんではないかと。それこそあかねやかごめのどこに、男の自己決定権が自分にあるという一面があるのかっていう>rt
2019-06-17 09:07:26ラムの母性が云々言いたいときは宇野さんと押井守論話すようにしたらいいし、そもそも高橋留美子のラムは母性というのはビューティフルドリーマーによる刷り込みでしかないでしょ
2019-06-17 09:10:26※↑こちらのツイートの「この方の通り」というのは、これらの論考です。時系列的に飛んでしまうので収録はしませんが、開いて「ツリー」を読んでいただくと分かります。
https://twitter.com/highland_view/status/874186749039202304
さっきの高橋留美子母性論の話はこの方の通りで、作家が女性であるというところに捕らわれすぎてるのと、ある年代の男性があまりにも押井守の価値観フィルタを、個人の偏りでなく「常識」と扱いすぎていて、そこに男性の価値観を優位とする無意識が働いている結果だと思うねん
2019-06-17 09:20:58