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Type96_AAgun
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そして田村氏の調査では、塚田氏と同じ第五分隊に配属されていた山元氏に尋ねたところ記憶に無いと。その後塚田氏に手紙で伺ったところ、経緯は不明であるが第五、第六分隊から選ばれた10名ほどが左舷の噴進砲の実射訓練を見学したという。
2015-01-02 22:29:57
対空兵器であるが、瑞鶴の三番噴進砲の川口の証言によれば瑞鶴に噴進砲が装備されたのは八月上旬。八月下旬に亀ヶ首付近にて高松宮殿下が見学のもとで試射が行われたという。同時期の伊勢の第七分隊長の松本氏の証言では、四航戦の各艦に対する噴進砲の装備が終わり広島湾岩国沖で試射が行われたという
2015-01-02 22:22:09
武蔵の噴進砲搭載については塚田義明氏が著書「戦艦武蔵の最後」においてマリアナ沖海戦後の呉入港時の際に噴進砲を搭載し、試射まで行ったという証言であるが、1944年6月24日~1944年7月8日までの約2週間と短い。たしかに対空噴進砲についてはマリアナ沖海戦の戦訓により実現した
2015-01-02 22:05:27
先のと比較するとすごいわかりやすい。左の噴進砲は外側、つまり正面を向いているのに対し、右側は内側を向いているのがはっきりとわかる。 pic.twitter.com/wODFVo76UJ
2015-01-02 09:43:09

日向の後部噴進砲。映像にも示したが、噴進砲を見ると外側にではなく内側に砲が指向されている。その根拠として防焔楯の前部照準孔が内側に確認できること、そして外側部分に映っている防焔楯の形状が後部の形状と一致することである。 pic.twitter.com/FgGUnhML6s
2015-01-02 09:34:16

学研瑞鶴本でもお馴染みの12cm28連装噴進砲図の原本。瑞鶴の一番砲と要検証の三番砲を除き、エンガノ岬の際に装備された各艦艇は教範通りの側面開放型の楯という解釈で良いと思う。 pic.twitter.com/aWI2ZI1UxY
2015-01-01 17:26:45

瑞鶴の噴進砲について各種史料から確実に言えることは前部の一群噴進砲の一番砲のみ砲塔形式で照準孔は航空機の風防ガラスで試製されている。なお三番砲の旋回手をしていた方の証言では自身の砲も砲塔形式であったことを証言されているが、戦闘詳報や戦訓集にそのような記述は見られない。
2015-01-01 16:59:58
伊勢の噴進砲はエンガノ以降、戦訓により改造が施され射撃に関して若干改善されている。具体的な改造による結果については内緒だけど 笑
2015-01-01 16:15:22
さら戦訓の項目では艦内工作にて一個砲のみ飛行機風防を流用した照準孔を試製し、結果良好だと防焔楯付の噴進砲の存在を示唆している。このことからも噴進砲毎に装備の状態がマチマチであった可能性が高い。
2014-12-26 22:29:04
合わせて「至近弾ニ依リ覆鈑変型湾曲シテ人力ニテモ旋回俯仰不能トナル」ともあり、同内容を第三次戦闘では「砲身覆」の屈曲変形と記述しており、同じ噴進砲なのか別なのか、はたまた第二次戦闘の記述は防焔楯を指すのか砲身覆を指すのかわかりにくい。
2014-12-26 22:25:54
エンガノ岬での瑞鶴でも砲塔形式だと口を揃えて証言されているが、戦闘詳報には「砲側射旋位置ヲ全周鉄板ヲ以テ覆ヒ照準孔ハ飛行機風防ニテ依ル要アリ」とあり、第二次戦闘の項では「各員ハ身ヲ火焔ニ包マレ」と裸であったことを示唆する記述もある。
2014-12-26 22:19:32
12cm28連装噴進砲の防焔楯に関してはエンガノ岬での瑞鶴の証言、伊勢の証言、各種教範類から砲塔形式であると考えられるが、被雷後の隼鷹の写真を見ると全てが砲塔形式ではない可能性もある。
2014-12-26 22:11:30
12cm噴進砲はロサ弾を電気発火させるため、噴進弾を発射すると打針先端が噴射火炎によって瓦斯が付着してしまい導通に支障をきたすので装填時に瓦斯を拭き落とす必要がある。
2014-12-25 10:16:32
また瑞鶴の一群噴進砲三番砲旋回手の川内氏の証言では「射撃時は砲尾から約5mの火柱が上がり、射撃時の噴炎から射手、旋回手を防護するために「砲塔」形式となっていた」と言われているので可能性は高いと言える。
2014-11-21 22:42:07その後、私が所持する噴進砲の戦訓集にて瑞鶴の一番噴進砲だけが砲塔形式で試製されていることが確認できた。

なお噴進砲に使用された防炎盾であるが、15cm9連装対潜噴進砲の写真を見ても側面も覆われた砲塔形式である。また瑞鶴の生存者のノートにある噴進砲の絵も砲塔形式で学研翔鶴本でも使用されている「噴進兵器参考書」の図は内部構造解説のために側面壁がワザと描かれていない可能性がある。
2014-11-21 22:31:49
瑞鶴や伊勢に装備された噴進砲は28連装で、これの射撃指揮装置として25mm機銃の従動照準装置すなわち95式機銃射撃指揮装置が使用されていたが、後に海鷹用の30連装が開発されると射撃指揮装置も95式から先日も紹介した四式高射装置四型で従動する予定だった。
2014-11-21 22:25:42