北海道の食品通販サイト、ホワイトフードのSr90汚染地図：久しぶりのおさらい

nao @parasite2006

（続き）Sr89とSr90がどちらもMDA越えの正の値になった測定点は3つ、いずれも福島県下で2011年4/17と4/20の試料採取分に限られます（4/17以降は土を掘った深さが2 cmに統一され、測定時の検出限界値がそれ以前の約1/10に引き下げられています）

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Sr90だけがMDA越えの正の値になった測定点は合計7つ、すべて福島県外で2011年4月17日以前に採取された試料で、測定時の検出限界がそれ以後より1桁大きくなっています。4/6にDOE採取の横須賀市のみ掘った深さ既知ですが、残りの6検体は4/7日本政府採取分で掘った深さ未知

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以下ホワイトフードの地図urx.nu/hYXy との異同を県別に示します。矢印の左側がホワイトフードの地図の結果、右側が今回の検証結果です。

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【1. 神奈川県】横須賀 15.83Bq/kg、平塚　10.62Bq/kg　相模原市　5.14Bq/kg→横須賀のみ。横須賀のSr90測定値はMDAを越えているとは言ってもギリギリですbit.ly/1aITCaf 地図の画像上で横須賀より低い棒は実は検出限界割れ

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【2. 千葉県】成田市A　18.60Bq/kg、成田市B　11.30Bq/kg、香取市　8.00Bq/kg→成田市 18.60Bq/kgのみ。ホワイトフードの成田市Bに対応するのは香取市下小野、香取市に対応するのは香取市中洲でいずれもMDA割れの正の値。

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【3. 茨城県】龍ヶ崎市　4.45Bq/kg、神栖市　 5.64Bq/kg→MDA越えなし。竜ヶ崎市はMDAの約20%、神栖市も約20%に相当する正の値、

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【4. 栃木県】小山市　7.02Bq/kg、栃木市　18.10Bq/kg、鹿沼市　3.03Bq/kg、日光市　5.2Bq/kg→大田原市　32.4 Bq/kg、那須塩原市　30.5 Bq/kg、栃木市　18.10Bq/kg。上位２カ所はホワイトフードの見落とし。残りはMDA割れ

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【5. 群馬県】34.68B/kg→伊勢崎市　34.68B/kg。これがDOE/NNSAの土壌試料全体を通じたSr90の最高値。

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【6. 宮城県】ホワイトフードは地図の説明urx.nu/hYXy で宮城県には触れませんでしたが、ここでMDA越えは大崎市の20.6 Bq/kgだけ（栗原市の6.4 Bq/kgはMDA割れ）。

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【7. 山形県】ホワイトフードは地図の説明urx.nu/hYXy で山形県には触れませんでしたが、ここでSr90のMDA越えはなし。測定点4カ所中2カ所（寒河江市、山形市）は負の値になり、酒田市（海岸）と南陽市はいずれもMDA割れの正の値。

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放射性ストロンチウムの測定値はSr90とSr89を必ずセットで読まないと判断を誤ります。原発事故の放出分であれば半減期の短いSr89（50.5日）とSr90（半減期28.9年）が共存し、2011年4月中ならSr89/Sr90比は文科省の土壌調査（2011年6-7月）時のほぼ倍（続

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（続）従って文科省の土壌調査（2011年6-7月）時のSr89/Sr90比の実測値（平均4.5、範囲は1.9-6.5）を2倍すると、大半が2011年4月中に採取されたDOE/NNSAの土壌試料中の原発由来のSr89/Sr90比は平均9、範囲3.8-13。Sr89はSr90の１桁上

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原発由来ならSr90のほぼ１桁上のSr89が必ず同時に検出されるはずなのに（ただし測定の際うっかりSr89とSr90の検出限界を等しく設定すると、Sr90を見逃すことになる）Sr90が単独検出された地域では、今回の事故より前の冷戦時代の大気圏内核実験による飛散分を見たと判断される

nao @parasite2006

ホワイトフードのSr90汚染地図urx.nu/hYXy はDDE/NNSAの元データから負の測定値をはずしただけで検出限界割れの正の測定値を書き込んだ上、由来の判断に欠かせないSr89のデータをネグって地図上のSr90の測定値すべてが原発事故由来と印象操作