あさいそみー 清マルク 初霜三日月140

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菊花さつき @kikkasatsuki

三日月は話の切れ目に頷く。相槌を打ちながら、初霜の昔話に耳を傾ける。初霜は自分の話をすることはほとんど無いが、三日月にせがまれて語っていた。船の形をしていた時の話、人型になってすぐの話、護衛小隊を組む前の話。組んでからも知らなかったことに、三日月は一言一句漏らさずに聞き入った。

2015-05-18 23:57:00
菊花さつき @kikkasatsuki

貴方は初霜三日月で『オフレコ』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 9

2015-05-19 08:57:31
菊花さつき @kikkasatsuki

あっ、と三日月声を上げた時には遅かった。大規模作戦後で節約を厳命され、標的に当てないで訓練をするはずが、綺麗に的中した。経費にならないとして、連帯責任の初霜も弁償を分担となる。給料の天引きが増えているのを見て落胆しつつ、初霜に給料日の度に謝っては、気にしないで、と慰められていた。

2015-05-19 08:58:13
菊花さつき @kikkasatsuki

初霜三日月へのお題は『せめて、隣に立つことだけは』です。 shindanmaker.com/392860 10 ラスト!

2015-05-20 08:03:53
菊花さつき @kikkasatsuki

初霜は二段階目の改装をしてから暫くして専ら最前線に、三日月は後方の護衛や遠征任務に配属されるようになった。護衛小隊は実質解散となる。部屋が同じでもあまり会うことはないが、帰還すると初霜は決まって桟橋にいる。三日月はその隣に立って、同じ海を見て、遠くを望む初霜の手を握るのだった。

2015-05-20 08:04:00
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