ヴィオレット・ヴェルディ

Yumiko ASAKURA @Yu_mi_ko_888

ある生徒が「あなたが舞台で踊る際、あなたの持つ資質の中で、何が一番強い自信を与えてくれたと思いますか？」との質問がされ、少々耳が遠いとのことで、意訳のような形にはなりましたが、彼女自身が一番自分の中で長所だと感じていることは「音楽性だと思うわ」との答え。

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「どの作曲家の音楽が好きですか？」に対し「やはりフランスの音楽は好きです。でも... バレエを踊る人にとって、きっと多くの人がそうだと思うけれどチャイコフスキー！！彼の音楽は特別ね。あとストラヴィンスキーの曲にも素敵な作品が振付けられていて、いいものがあるわ」と。

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「どんな衣装が好きでしたか？」　には、意外でしたけれど「やっぱりチュチュは好きよ～♪」と少女のような笑顔で答えられたのが印象的でした。「私、腰が大きいので、それも隠してくれるたのよ、ふふ♪」って。あと、当時は衣装もデザイナーによる、ゴージャスなものがあったようです。

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記憶違いでなければ、カルダンの名前も出ていなかったかな？　素晴らしい衣装を作ってくれて夢の様だったわ、と仰っていました。カルダンだったと思うけど、100%の確信は無いです、スミマセン...。

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「プロのダンサーになるつもりは無く、でも好きだから習っている人にはどんなアドヴァイスをなさいますか？」との質問に「それはあなたのケースかしら？」とニコニコと。「そうです」と答えた少女に「バレエは素晴らしい芸術で、プロになるならないは別として、踊るのはとても素敵な事。　＜続く

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それに、何事もそうだと思うけれど、バレエを習うって、とても忍耐や自分を律する事が必要。即席で結果が出るものではないから。だから、そう言う道を通って来た事、そこで頑張って来た事って言うのは、バレエを止めた後でもきっとあなたに何かを与えてくれる筈 ＜続く

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彼女は確か discipline って言葉を使ったと思うけれど「自己を律する、鍛錬することって、それによって自由をもたらしてくれると思うのよ。」と。「自己を律する」って、一見縛られるようなイメージで「自由」とは相反するように思うけれど、なるほどな、と心に残った言葉。

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怪我の話もあったな...。割と怪我の多い方だったようで「あちこち怪我して、時には大きな手術もしたし。でもラッキーな事に、毎回ちゃんと復帰して舞台に戻ってくる事が出来たの。きっと、私にはあの怪我での休養期間も必要な時間だったのだと思うわ。」と、大輪のヒマワリみたいな笑顔で。

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「怪我での休養期間。そりゃ辛いことではあったけれど、考え方を変えちゃうのよ。せっかく普段踊っている時には取れないような、まとまった時間が出来るのだもの。普段出来ない事をしようじゃないの！と思ったのよね。」と。この続き、また隣の同僚に通訳していたので少々聞き漏らし...

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片耳で何とかキャッチしたあやふやな状態ではあるけれど、確か、ロシア語の基礎を少し勉強したって言ってたような気がする。で、その後、ボリショイだったか当時のキーロフかな？で公演をした（のか、何かロシア関係の事があったか）際「カタコトではあったけど、少しは役に立ったのよ～♪」って。

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モナコの恩師、マリカ・べゾブラゾァも、元々の母国語であるロシア語、英仏の他にイタリア語も流暢に喋ったけど、彼女も「私、60超えてからイタリア語勉強し始めて、ここまで話せるようになったのよ」って言ってた。イタリア人も「マリカの伊語、完璧！」って言ってたっけ。凄いなぁ。

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そうだ！「どの作品が踊っていて好きでしたか？」の質問。これも、もしかしたら「クラシックのレパートリーで」という縛りが付いていたのかしら？と、今になって思う回答だったのだけど、開口一番「ジゼル！好きだったわね。」って。何だか少し意外だったのです。バランシン作品が出るかと思って。

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「あとは白鳥も好きだったわ。それから眠りも、踊る度にどんどん味わい深いモノになった」というような事を言っていた筈。あと、やはり、バランシンやロビンスなどが、彼女の為に振り付けた作品やパートと言うのは、さすがに踊りやすかったし好きだった、とも。

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あとは、何を仰っていたっけ.... うーーーむ (-᷅_-᷄๑) ｴｰｰﾄ...

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あ！NYCBに入ってみたら、それまで心配していたようなライヴァル同士の争いとかが全くなく、とても良い雰囲気のバレエ団で安心したと同時に、少し意外でもあったので、母親にその話をしたそう。そうしたら「ライオンがきちんと周りに餌を与えている場所は平和」と言うような例え話をしたそうな。

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「そのライオンとは... えぇ、そうよ！Mr.B のことなのだけれどね。彼を中心として、とても良い雰囲気のバレエ団でした」と言うようなことを仰っていました。もう覚えている話は全部書き尽くしたかしら？？　また思い出したら随時呟きます。まだ明日と明後日もお会いする機会あるし、楽しみ♪

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ヴィオレット・ヴェルディ、クラスの様子。 pic.twitter.com/11azzBLViR

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そして午後からの質問交流タイム。 pic.twitter.com/1UMR1gDUAR

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私も記念に一緒に写して頂いちゃった！　嬉しーい♪ pic.twitter.com/RgG7FJp7Q3

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今日もヴィオレット・ヴェルディとお会いしたので、土曜日に聞き逃してしまい、とても気になっていた事を質問して来ました。チャイコフスキー・パドドゥの元々オリジナルのキャスト、 Diana ADAMS と言う方でした。「Agon なんかでも初演キャストで踊ってるわよ。」とも。

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折角、世にはヴィオレットが「チャイコフスキーPDDの世界初演のダンサー」として知られているのに、何だかわざわざ「元々はあなたじゃなくて、誰だったんですか？」と聞くようで、ちょっとバツが悪い気もしたのだけど、ヴィオレットはニコニコ笑いながら、とても気持ち良く答えて下さいました。

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しかも！本当に generous な方なのだなぁ。この Diana と言う方の事をいろいろ私に教え初めて下さり、終いにはその話が止まらなくなり、パリの学校のディレクトリスに「ヴィオレット！！そのくらいにして行くわよ！」って強制終了され、そして連れて行かれました、あはは♪

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調べたら、とっても素敵な方！media.photobucket.com/user/hyperdog8…　これ en.wikipedia.org/wiki/Diana_Ada… を見ると、その他多くの作品でも初演キャストだったみたい。そしてここには「チャイコフスキー PDD は彼女の為に振付けられ～」と言う記載もありますね。