『30ス(th)だよ！パール兄弟公式』アカウントからの 【#パール兄弟のひみつ】 まとめ 2016.3.15～

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

８６年１月６日、池尻のポリドールスタジオにていよいよ1stアルバムのレコーディングがスタート。プロデューサーはムーンライダーズの岡田徹氏。毎回13時から翌朝までとスタジオ作業には十分時間をかけたが、だらけた感じはなく、ぴりっとした現場だった。２月まで続いた。＃パール兄弟のひみつ

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デビューアルバム『未来はパール』には、ライブハウス時代から演奏してきた曲をいれることにした。１曲１曲に作った時の背景もあり、アルバムとしてのトータルコンセプトは設定しなかったものの、期せずして「人間関係に苦労していた」という当時の事情が歌詞の世界の基調となっている。＃パール兄弟

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サエキによれば「ハルメンズは妄想の世界。パール兄弟にも妄想はあっても描写の核となるリアリティが違う。ハルメンズがアニメや漫画ならパール兄弟はリアルなCG世界。描き分けたというより、時代も変わっているし、フィジカルなライブ中心のバンドで成り立ちがそもそも違った」＃パール兄弟のひみつ

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アルバムの２曲目は「バカヤロウは愛の言葉」。ライブハウスバージョンというパンクっぽいアレンジで84年くらいからライブの定番曲となっていた。詞は徳島大学在学中だったサエキが、実習担当の教員に怒られまくっており、愛情が欲しかった経験がベースになっている。＃パール兄弟のひみつ

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(続き)教員の怒り方は冷酷で、気持ちを損ねると留年が決定するのでひたすら恐ろしかった。「本当はバカヤロウには温もりがあるべきだという思いから生まれた詞。授業中に顔がゆがみそうなことも結構あって、話題になりはじめた整形でいっそ直したい！とも思っていた」（サエキ）＃パール兄弟のひみつ

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(続き)ライブハウスver.の「バカヤロウ〜」では編曲が物足りないと岡田氏。そのため窪田はスタジオにこもり、まんじりと考えこむこと数時間。見事ファンクなリフを生み出す。「ついに出た一流のリズム!」と岡田氏は喝采。「あの瞬間にパール兄弟が“発進”した」とサエキ。＃パール兄弟のひみつ

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『未来はパール』に対し１曲新曲をひねり出すことになって生まれたのが「江戸時代の恋人達」。しりあがり寿氏のカルト漫画『エレキな春』に触発され、サエキの頭に「エレキでもどうだい」というフレーズがうかんだのが出発点。はじめてスタジオで最初から作った曲となった。＃パール兄弟のひみつ

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(続き)ある日、勤務医仕事を終えたサエキが夕方からスタジオに入ると「江戸時代の恋人達」の仮歌を窪田が弾き語りで歌っていた。「邦楽とも洋楽ともつかない絶妙な線のすごい曲」とサエキは感心。最終的にはサンプリングやテープ効果を絡ませたサウンド的にも凝った曲となった。＃パール兄弟のひみつ

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タイトルを伏せ字にした「フェラチオ娘」にはPINKで活躍中だった福岡ユタカ氏（エンチャン）がコーラスアレンジで参加。再現不能な多重録音のアイディアとその腕前にはスタジオにいた全員が驚嘆。結果、福岡氏がパール兄弟のレコーディングに参加した唯一の貴重な曲となった。＃パール兄弟のひみつ

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すみません。#パール兄弟のひみつ は主にサエキさんネタ元なのですが、この曲を失念していたようです（汗）。なので福岡さんとの録音は「２曲が」正しいです。@thinktank2003 福岡ユタカさんは｢君は静止画像｣にコーラス参加されてましたが、フェラチオ娘にも参加されていたとは…。

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

結果的に『未来はパール』はバンドサウンドを軸にしながら様々なエフェクト効果で圧倒的な広がりを持った。「メカニックにいちゃん」は岡田徹氏がアコーディオンで、「未来はパール」は武川雅寛氏がトランペットで、「江戸時代の恋人達」はCHAKAがコーラスで参加してくれた。＃パール兄弟のひみつ

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録音こぼれ話。朝４時に作業が終ったある日、「サエキくん、千葉まで帰るの大変だね」と車を買ったばかりの松永が自宅まで送ってくれた。が、帰りに上りの渋滞にハマり家についたのは８時過ぎ。「大変だった〜」との言葉を残し、それ以降は二度と送ってくれることはなかった…。#パール兄弟のひみつ

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

「これは一押しの曲だ！」「侍の格好とか面白いんじゃん！」と「江戸時代の恋人達」がそのままアルバムのジェケットのコンセプトになった。すべてのミックスが終了した朝、ロケバスでそのまま静岡県の三保の松原へ。夜明けを待って富士山をバックにジャケット＆ビデオ撮影を敢行。＃パール兄弟のひみつ

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

『未来はパール』のジャケットデザインは細野晴臣氏の『トロピカル・ダンディー』や『泰安洋行』を手がけた八木康夫氏。侍姿の写真というアイディアはあったが、「左がサエキ、右が窪田」という完成形までにはかなりの試行錯誤が続いた。パール兄弟のロゴデザインも八木氏が担当。＃パール兄弟のひみつ

サエキけんぞう @kenzosaeki

これがサエキ窪田写真と知らなかった人がいてビックリ！ @pearl_bro30th: 『未来はパール』デザインは細野晴臣『トロピカル・ダンディー』八木康夫氏。侍姿「左サエキ、右窪田」と完成形に試行錯誤が続いた。＃パール兄弟のひみつ pic.twitter.com/r7WQIXNK0D

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PV撮影へと向かうバスの中ではバカボンが高野山高校時代の逸話を披露。「トイレが○んこの山で、どうにもならないから燃やしてしまえということになり、燃やしたらクサくて大変なことになった」などの話に、疲れて眠いのに笑いが止まらなくなり全員が軽くハイ状態に…。＃パール兄弟のひみつ

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早朝の海辺の撮影はすごく寒かったが、美しい富士山には感激。ちなみに股旅姿の衣装に「昔の人はこんな気分で生きてたんだ。これは着るだけでテンションがあがる」と窪田がハイに。後年、サエキは同じ場所を再訪したが、海岸線が変化し再現不能な風景と知ってショックを受けた。#パール兄弟のひみつ

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アルバムの裏ジャケットは浜辺でのメンバー全員写真。その撮影が終了すると、ドラムの松永俊弥は「すみません。次があるんで」とひとり東京に戻って行った。その後も撮影は続行。実はPVにも登場する次郎長の生家のシーンはサエキ、窪田、バカボンの３人しか映っていない。#パール兄弟のひみつ

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

「江戸時代の恋人達」のPV撮影は手塚眞氏。「１００万円で１本か１００万円で３本のどちらかで、デモビデオではなく本物を撮とりたい」との手塚氏からの提案を受け、１００万円で３本を頼むことにした。他に「快楽の季節」「バカヤロウは愛の言葉」をこの時期に制作している。＃パール兄弟のひみつ

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「快楽の季節」のPVはポリドール制作フロアで撮影。サエキ扮する吸血鬼が噛みつくのは振付師の香瑠鼓先生。踊るリーマンはラッキィ池田氏、ECD氏、加藤賢崇氏、中嶋勇二氏など手塚氏が集めた仲間達。打ち上げの席でダンスチームが結成され、「リーマンズ」と池田氏が命名。＃パール兄弟のひみつ

サエキけんぞう @kenzosaeki

画期的なヒミツをお届けしているパール兄弟30周年ツイッター、フォローをお願いします！ @pearl_bro30th: 「江戸時代の恋人達」PV撮影手塚眞氏。「１００万円で１本か１００万円で３本のどちらかで撮たい」手塚氏の提案、１００万円で３本を頼むことにした。＃パール兄弟のひみつ

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

「バカヤロウは愛の言葉」のPVは演奏シーンを編集したものだった。実はホールで演奏するようになるまでサエキの歌う姿勢はかなり悪く、サエキは心の中で「必死になって歌う痩せた姿がなんだか残念な感じで、あまり見たくない」と思っていたらしい…。＃パール兄弟のひみつ

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さきほどツイートした #パール兄弟のひみつ ですが、サエキさんの記憶違いで、「バカヤロウ〜」のPVはビデオクリップ集「アットホーム」に収録されていました。なので、変更したバージョンを再ツイート。どうやら人間というのは、イヤな過去はなかったことにしたがるようですね。ごめんなさい。

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

1986年５月7日、六本木ピットインで半ば業界向けのお披露目初ワンマン。有名になる前のラッキィ池田がサラリーマン姿でダンスを披露し注目を集める一幕も。ピットインはサエキがYMOをみた憧れの地で、パール兄弟がフュージョン系にも負けない実力があるのがうれしかった。＃パール兄弟のひみつ

パール兄弟公式 @pearl_bro30th

初めて化粧をしたのはジャケット撮りの時。ヘアメイクのYAYOIが80年代風のはげしい化粧、パンク風のツンツンヘアを導入してくれたことで、ビジュアル面も進化した。衣装にスタイリストが入ったのもこの頃から。80年代風肩パットの服もピットインライブで初めて着た。＃パール兄弟のひみつ