西島大介トークイベント「本当の戦争マンガの話をしよう」@米沢嘉博記念図書館実況&感想
「漫画誌に移ったことで失わられるものはあると思った。角川版の反響を受けてもっとハチャメチャにしようと思って、しょっちゅうティムオブライエンを引用している。嘘と本当をあいまいにしている」
2016-05-21 17:01:47「キャラクターを殺したくないという葛藤にじゃじゃ丸でぶち当たった。こんな気持ちになるんだと初めて思った。そのあたりで変わった感はある」
2016-05-21 17:04:35「影響を受けた戦争作品てことですね。基本的にはぼく戦争見ないと書けないですから。自分の中にあるアニメの戦争イメージを、ベトナム戦争に定着させているのがディエンビエンフーなんですよ」
2016-05-21 17:14:25宮本さん「戦争シーンがかっこいいで思い出すマンガはあまりない。それはだいたいアニメ。日本のマンガは太平洋戦争が多くてかっこよく描かれることははばかられる。アニメはSFという枠を使ってかっこいい戦争を書いている」
2016-05-21 17:16:29「面白いと思って読んだ戦争マンガはあまりない。ヤマトは変な発明。戦争はいけない。だから宇宙に飛ばしてドンパチやる。高揚感のある音楽がかかる。ディエンビエンフーはそういうことの延長上にある作品だと思う」
2016-05-21 17:18:07「はだしのゲンはいろんな雑誌を転々としてる。そのタフさを見習いたいと思った。でも、この戦争マンガ面白いと思ったことはない。アニメとか、地獄の黙示録とか」
2016-05-21 17:19:22宮本さん「戦争マンガ展のメイン原画はかわいい絵の人だった。その落差が衝撃を生んでいる。そういう同世代の動きとは関係なく作品を書かれている?」
2016-05-21 17:22:09「ぼくは日本の戦争を書く勇気がなかったからベトナム戦争を書いていると話したことがあって、みなさんの方がすごいなと。でも、今リアルな戦争とか書いてる人いますか?」
2016-05-21 17:23:16宮本さん「話それますけど、ぼく物語が完結させられないとダメみたいな思想が嫌いで。江口寿史さんは物語をきれいに終わらせることに対する懐疑があると思うんですよ。リアリズムを考えるときれいに終わることに違和感を感じる人はいる」
2016-05-21 17:25:28