富士山に氷河があった直接証拠

宝永火口・馬の背をつくる淡色の砂礫堆積物は氷河が残したモレーンに見える。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

北と西の森林限界より上は、須走b期(5600年以降)の溶岩にモレーンは覆われてしまった。宝永火口北壁に露出する溶岩は富士火山地質図は須走b期に塗っているが、もっと古いとみられる。モレーンに覆われている。

2016-11-06 19:30:24
早川由紀夫 @HayakawaYukio

もし北と西の森のなかを調べてもモレーンがない場合は、宝永火口付近が窪地でそこだけで氷河が涵養されたと考える。

2016-11-06 19:32:13
早川由紀夫 @HayakawaYukio

宝永山赤岩そのものがモレーンではないかと双眼鏡でじっくり観察したが、否定的結論だった。

2016-11-06 19:49:39
早川由紀夫 @HayakawaYukio

タフリングだった場合、最大傾斜の方向に細く排水しているのが説明しにくい。モレーンだとうまく説明できる。ハワイ島マウナケアのモレーンととてもよく似ている。 pic.twitter.com/8crjq5zhKS

2016-11-06 21:00:14
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苅谷愛彦 Yoshi Kariya @yoshi_kariya

@HayakawaYukio さんが富士宝永火口近くでモレーン(ティル)と疑われる地形地質の証拠をいくつも見つけている。とても興味深い。現成氷河をもつ南米の活火山で類似の地形が発達するのを見たことがある。ペルー南部Coropuna北面。南緯15度32分・西経72度39分。 pic.twitter.com/osarJYVcgM

2016-11-06 22:13:46
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

御殿庭モレーン。もしタフリングなら、岩塊は空中を高く飛行して着弾したわけだから地表にインパクト構造(ボムサグ)があってしかるべきだが、一切ない。写真はNZオークランドのタフリングの事例。 pic.twitter.com/n5RdTmQjTI

2016-11-07 06:25:01
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

宝永火口馬の背モレーン。きのう(11月6日)撮影。 pic.twitter.com/O3Kn3sDLwa

2016-11-07 17:08:56
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

宝永山赤岩が富士山全体と不調和な形をしているのは、氷河に削られたからだと思う。

2016-11-07 19:01:19
早川由紀夫 @HayakawaYukio

1万3000年前(富士宮期)、富士山の五合目から上は氷河に覆われていた。 pic.twitter.com/YVnBcWdmw0

2016-11-08 09:30:21
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

富士山地質図のとおりに宝永火口北壁に露出する溶岩が須走b期(5600-3500年前)であり、モレーンがその上に乗っていると見るなら。モレーンができたのは4000年前頃になる。しかしその時期はすでに氷期が終わって温暖期に入っている。富士山に氷河は期待できない。

2016-11-20 08:52:58
早川由紀夫 @HayakawaYukio

宝永火口北壁に露出する溶岩が須走b期ではなく富士宮期(1万7000年前から8000年前まで)なら、いまある観察事実をすべてうまく説明できる。

2016-11-20 08:54:35
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