【追記あり】化学火傷を起こした「水素水カプセル」とは何だったのか、山猫だぶ先生による考察

「水素水」のカプセルを飲んで化学火傷を起こした義理の母を持つ方のtweetから、山猫だぶ先生が中身を推測しました。 2015.2.22 発端となった化学火傷まわりの詳細と、デマ記事への反論と、各物質へのWikipediaのリンクを追加しました。 2016.7.22 「「水素が出る入浴剤」でやけどの恐れのニュース、だぶ㌠先生による解説 http://togetter.com/li/1003001 」をおすすめに追加しました。
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🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

胃が強酸だから瞬時に中和して大丈夫なんじゃん?RT @fluor_doublet: 最近、そういう系のカプセル飲んで薬傷起こした、って話があったんです。もしかするとこれかな、と。twitter.com/sagami228/stat… twitter.com/sagami228/stat…

2015-02-15 10:02:32
Jade joe @sagami228

義理の母が水素水のカプセルを3錠飲んむ事を薦められて、たまたま一錠が舌の裏に入って破れたらしい。痛くなって医者に行ったら「化学火傷です。何を飲んだのですか!」と言われた。恐ろしい

2015-02-12 21:36:22
Jade joe @sagami228

化学火傷した水素水カプセル。舌の裏だから治療できたけど咽喉だったらどうなると思いますか。腸だったらどうなると思いますかと諭されたらしい。

2015-02-12 21:49:44
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@Mihoko_Nojiri 口から胃までの範囲で、ピンポイントの大きい発熱と水素ガスのかなりの発生に耐えられ、局所的に強いアルカリの部位が出来るのが問題なければ。例えば金属ナトリウム飲んでも同じことです。

2015-02-15 10:05:09
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

どうみても食品にいれたらいかんよなぁ。(なんで販売できるのかわからん)量がちょびっとなんでしょう。胃の調子が悪くなるとかありそうRT @fluor_doublet: 口から胃までの範囲で、ピンポイントの大きい発熱と水素ガスのかなりの発生に耐えられ、局所的に強いアルカリの部位が

2015-02-15 10:06:35
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@Mihoko_Nojiri 胃酸過多は中和するかもしれませんが・・・。

2015-02-15 10:07:54
はふ @hafucco

twitter.com/hafucco/status… 特許庁で早速調査だっ!! 特許第 4404657 号「食べるマイナス水素イオンの製造方法」(株式会社創造的生物工学研究所)。 超絶に要約すると「珊瑚の粉末を焼成後、H2/N2=10 % 雰囲気下で還元して作る水素化Ca?」

2015-02-15 10:07:13
はふ @hafucco

twitter.com/fluor_doublet/… マジ水素化カルシウムだったのかっ!? ちょ、ちょ、ちょ……え、ええ~???

2015-02-15 09:57:02
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

これが許されるんだったら、体には酸素が必要とかいって、酸素系漂白剤カプセルにいれて売れると思うんだが。

2015-02-15 10:08:06
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@Mihoko_Nojiri 先生、それ違います。それは水酸化カルシウム Ca(OH)2 で、水素化カルシウム CaH2 じゃありません。

2015-02-15 10:18:37
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

まぁしかし、カプセル中のヒドリド分はわずかで、カルシウムの大部分は炭酸カルシウムか水酸化カルシウムで、水素化カルシウムはほんのわずかだと思いたいです。まさか、いっぱいカルハイが入ってるなんて、ねえ。ありえないよ。

2015-02-15 10:09:59
はふ @hafucco

twitter.com/hafucco/status… 実施例を見ても「食べるマイナス水素イオン微粉末1グラムを500mlの水道水に投入する <略> ORP-250mV、PH11.58に変化することが確認できた」って、CaO が大半じゃないカナ? これ。

2015-02-15 10:15:16
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

消防法では危険物第3類「自然発火性物質及び禁水性物質」第8項「金属の水素化物」に水素化カルシウムが含まれていますね。

2015-02-15 10:15:28
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

リストにないものいれられないぞ。RT @fluor_doublet: @Mihoko_Nojiri 先生、それ違います。それは水酸化カルシウム Ca(OH)2 で、水素化カルシウム CaH2 じゃありません。

2015-02-15 10:21:15
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@Mihoko_Nojiri サンゴ焼成物(炭酸カルシウムまたは水酸化カルシウム)を高温の水素ガスで還元した生成物、で、網をくぐり抜けてるんでしょうか。

2015-02-15 10:23:14
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

水素化カルシウム、ほんの少量かつ低濃度なら、水と速やかに反応して水酸化カルシウムになりますよね。

2015-02-15 10:21:36
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

朝から、危ない商売見つけちゃったなぁ、という感じで、では仕事に戻ります。 おむかえでごんす、おむかえでごんす

2015-02-15 10:29:34
はふ @hafucco

twitter.com/hafucco/status… 実験化学講座 第 5 版 23 巻 307 ページ、水素化カルシウムの生成法、超要約すると「金属カルシウムを水素気流下 250 ~ 300 °C」……まぁこれぐらいの条件は必要だよね……。

2015-02-15 10:33:12
Satoshi Takara, Okinawa @TakaraLab

@fluor_doublet 沖縄の文字が…申し訳ないやら恥ずかしいやら…涙

2015-02-15 10:36:13
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@TakaraLab いや、これは屋号は「沖縄」という文字が入ってはいても、会社は小淵沢です。沖縄はサンゴ原料ですかね。

2015-02-15 10:38:48
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

でも、水素化カルシウムの製法を実験化学講座で見てみると、金属カルシウムを水素雰囲気で焼成、になってるなぁ。炭酸カルシウムもしくは酸化カルシウムを水素雰囲気で焼いて、水素化カルシウムが出来るのかしら。

2015-02-15 10:41:49
はふ @hafucco

@fluor_doublet 金属カルシウムから製造する方法が真っ先に挙げられている、という事はお察しなんじゃないでしょうかね。 CaO までは焼成で簡単 (?) に行けますが、そこから Ca まで持っていくのが大変じゃないでしょうか。

2015-02-15 10:45:25
はふ @hafucco

@fluor_doublet 同じく実験化学講座によるカルシウムの製法を見ても、CaO を Al と共に 1200 °C で還元後、高真空で加熱蒸留、なんて書かれてますし、H2/N2 気流下で 650 °C に加熱程度ではとても…そもそも H2/N2 条件では窒化物が優先しそう?

2015-02-15 10:47:19
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@hafucco いや、それ、いくつか特許見ると、行く反応っぽいです。たぶん化成品合成的には CaH2/CaO 混じりが嫌われるんで、金属カルシウムから作っているのでしょう。

2015-02-15 10:52:22
はふ @hafucco

@fluor_doublet 確かに純品を得る目的の合成と、混ざりでいいや、という合成とでは話が違ってきますね。 早計でした。 実施例で 1 g を平然と水に入れている辺り、相当 CaH2 は少ないのだろうと思いますが……

2015-02-15 10:55:05
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

ザラっとみて出てくるのは、PCT Int. Appl. (2012), WO 2012143041 A1 20121026 と 特開2011 JP2011184260 A 20110922 が、カルシウムやマグネシウムの炭酸塩からの還元でヒドリド作ってるヤツかな。

2015-02-15 10:56:33
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@hafucco おそらくは。大部分は焼成で生じた酸化カルシウム、それの吸湿した水酸化カルシウムだと思います。

2015-02-15 10:57:53
はふ @hafucco

@fluor_doublet 問題のカプセルで化学火傷、の件も CaO が原因、と見て良さそうですね。 CaH2 だったら引火性のゲップが止まらないでしょうし (^^;;

2015-02-15 10:59:33
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