まんが家 大塚 志郎先生からの「漫画アシスタント希望者への」アドバイス【随時更新】

月刊キスカで「漫画アシスタントの日常」を連載されている大塚志郎先生からのありがたいお話です。まんが家志望の方は必読ですよ。 ※以前の話も別の方がまとめられてある模様です。>http://togetter.com/li/838834#c2001942
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大塚志郎 漫画を色々発表中!ぜひご覧ください! @shiro_otsuka

@motimado すごい苦労されたんですね…^^:そうですね、来る者拒まず去る者追わずの現場なら辞めやすいですが、結束を固めてるタイプの現場だと一度入るとなかなか辞めずらい状況になってしまいますよね〜 しかも初期だと恩義も発生しますので何重にも辞めずらい。難しい問題です。

2015-07-06 21:34:50
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漫画描く力は精神力。精神のスタミナはふとした事で消耗していく。イメージと落差のある仕上がりの作画や、うまくまとまらないネーム、外野からのヤジ、なかなか出ない結果etc…その消耗を抑えたり回復を図るために作画技術などを学ぶ。

2015-07-07 15:10:37
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アシ現場あるある 男性作家(少年漫画)は銃や車にこだわる 女性作家(少女漫画)はアクセサリーや服にこだわる

2015-07-07 17:21:27
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漫画活動を甘く見た漫画家志望がノープランで東京に上京、アシスタントも持ち込みも続けられず大見栄きった田舎にも帰れずに東京に残留生活してる元漫画家志望が大勢東京にいる。残留生活するだけなら週3のバイトでなんとかなるから。これから上京を考えてる漫画家志望さんは頭の片隅に置いててほしい

2015-07-08 03:01:27
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漫画は精神力で描くと言ったけど精神は消耗する。初めに大きく消耗すのは初原稿が完成して編集さんに批評される時。自分の漫画を他人に見せる事は並大抵のストレスじゃない。9割の漫画家志望は初めての原稿のボツで心が折れてその後は描けなくなる。その後も制作をつづけてる人は大きな壁を越えてるよ

2015-07-08 03:38:32
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漫画アシスタントは続けられなかったけどプロの漫画家になったってケースもたくさんある。必ずつづけなきゃならないってわけじゃ全然ない。プロになるために必要なのはマメな持ち込みと打ち合わせにつきる。アシスタントだけ何年もやっても漫画家にはなれません。

2015-07-08 11:28:23
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アシの技術をつけて有利なのはプロになったときに仕事の手順がわかってるので余裕が生まれる事。アシの知り合いが作りやすいので、プロになったとき顔見知りのアシさんと仕事できて心強い。プロになれなくてもプロアシとして就職できる事。不利はどうしても現場の作風に似ること。

2015-07-08 11:32:44
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アシ未経験の新人を受け入れてたたきあげてくれる所はまちがいなく売れてない描き込み多い修羅場系中堅漫画家。漫画家の方の事情は『来てくれたアシに贅沢言ってられない』『初心者でも作画投入しないと原稿が終わらない』『アシを多く雇えない』など。何度も言ってるけど^^

2015-07-09 19:01:26
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最近は出版社に持ち込む意外にもWebとかコミティアとかオリジナル漫画の発表の場は増えてるから持ち込みにこだわる必要はあまりない。そういう活動を一通りやってみて上手く行かなかったらプロの現場でアシスタントして学ぶって順番でも良い。全部に共通してるのは描き続けることだと思います。

2015-07-09 21:32:15
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ちなみに漫画の発表の場は多いけどコミティア参加すると自費で漫画出版するのでお金かかります。Webの配信も自分でやるとお金になりません。出版社持ち込みも掲載まで原稿料もらえない。絵でお金もらうのって難しいです。一通り経験したら漫画アシスタントでもらう給料に対する考えも変わると思う。

2015-07-09 23:55:35
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漫画の投稿・持ち込み生活で壁にぶつかって自力ではどうしようもないと感じた時まで漫画アシは始めなくていい。なんとなくで漫画現場の仕事は務まらないので、明確に『この技が習得したい』という意欲がわいたときに始めれば良い。

2015-07-10 00:42:54
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漫画のアシスタントを続けるのが得意な人とそうでない人がいる。他人の原稿のペン入れをするのに抵抗がなく、作風をあわせるのも得意で器用な人。しかし残念ながらその能力は自分の漫画を仕上げる能力とは別の能力なので、苦手な人のほうが先に連載デビューして得意な人が足踏みするパターンもある

2015-07-10 00:52:21
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漫画のアシの技術は多くの部分がプロ漫画家デビューした時に必要な技術。習得すれば将来の力になるけど、そのアシ現場特有の自分に全然関係ない能力もありそれの習得にも結構苦労する。だから無理に行くことはない。が現実的に考えてプロアシ就職の道も作っておいた方が良いのは間違いない。

2015-07-10 03:22:38
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漫画家志望の人でよく『◯◯先生の下以外では働かない』と言ってる人がいますがアシ先はだいたい縁で決まり自分で決められないのが普通です。どうしても会いたい先生がいるなら採用された現場で頑張って続けて年末の謝恩会につれていってもらいましょう。憧れの先生と話せる機会があるかもしれません。

2015-07-10 15:15:18

 こちらもよろしく。

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