日本の気象衛星の歴史 ~ひまわり7号からひまわり8号への交代によせて~

日本時間 2015年7月7日 午前11時、「ひまわり8号」が正式運用を開始した。 それに関連して、金木犀さんが「日本の気象衛星の歴史」を振り返る。
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大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

.@kin_mokusei @memotarosan ひまわり7号の白黒の雲画像。この画像も、陸地の輪郭と緯度経度の線はコンピュータで書き込んだもの。雲のない場所では陸地の方が海よりやや明るいが、コントラストは小さい。 pic.twitter.com/s74ra3uGUg

2015-07-07 14:20:24
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大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

気象衛星ひまわりは静止軌道から撮影しているので、地球は緯度線がほぼ水平の直線で写る。日本列島付近はかなり斜めに見た画像になる。しかし、先程来TLに流れている画像は、日本列島を真上から見たような構図になっている。これは画像を変換し、日本付近を真上から見たように加工しているから。

2015-07-07 14:27:23
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

画像の加工はひまわり自身ではなく、地上の気象庁が行っている。以前は、ひまわりにパラボラアンテナを向ければ緯度経度や陸地の輪郭線を記入した画像を受信することができたが、これはひまわりが撮影した画像をリアルタイムで受信していたのではなく、気象庁が加工したデータをひまわりが中継してた。

2015-07-07 14:30:03
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

つまり、気象衛星ひまわりは地球を撮影する地球観測衛星であるだけでなく、雲の画像を配信する通信衛星という機能も備えていた。ただ、この機能はひまわり7号までで終了し、8号には搭載されていない。8号が撮影した画像は、スカパーJSATの通信衛星が配信している。

2015-07-07 14:32:37
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

その意味で、ひまわり8号はひまわりシリーズとしては初の、純粋な地球観測衛星と言えるかもしれない

2015-07-07 14:33:46

情報通信研究機構 @NICT_Publicity

【お知らせ】気象庁との連携の下、「ひまわり8号」の最新の画像を #NICT でも公開しています。 himawari8.nict.go.jp スマートフォン、タブレットにも対応しておりますので、ぜひご覧ください! pic.twitter.com/65lcZ4fTVb

2015-07-07 15:31:53
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