RPG伝説ヘポイ感想

RPG伝説ヘポイ全50話の視聴感想となります。
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名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

ここら辺は3年後の世界がそれだけ無残なものであるということもあったのだろう。だからこそヘポイが歴史を変えて凄惨な未来を避けなければならないと誓う原動力ともなり、その一方で全ての力を失ってしまったヘポイが第1部以上の力を身につけるまでの過程もじっくり描く。

2015-08-04 20:55:39
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

まさに、大敗を喫してから反撃へ転じるまでの過程が第2部では重点をおいて描かれており、本格的に形成が逆転するのは全ての善機神を開放する第47話からとラスト4話まで耐え抜いたかのよう。

2015-08-04 20:56:56
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

この雌伏のドラマも、着実なヘポイの成長を描く一方で、未来での挫折から本当の勇者の素質を手に入れる好敵手・リュート、勇者の素質をもってして野心にかられて暗躍するライバル・ミカエルの3人の生き方を絡めて展開されており。むむ、可愛らしい人形のヘポイにも妙な男の生き方を見せ付けたか。

2015-08-04 20:58:26
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

と、前半の着実な成長を描きつつも大敗、後半の大敗を挽回する為のより必死な成長を描いての逆転劇までメリハリがついた展開で4クールをやりとげたというべきか。

2015-08-04 20:59:25
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

ただ、後半で顕著になっていくのだがロボットポジションのキャッスルが徐々に見せ場がなくなってしまったというのは惜しかった。前半でもそこまでロボットバトルに力は注がれていなかったが、キャッスルを手に入れるまでの過程が凝っていたのだが(この点は後半でもある)

2015-08-04 21:01:06
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

ただ、やはり大江戸キャッスルのような本編の登場を予定していながら忘れ去られた悲劇や、半分くらいのキャッスルがキャラは立っていなかったという惜しい所はあり、ロボットものとして見ると若干物足りなさを感じてしまう所はある。それは元々添え物と考えれば仕方がないのかもしれないが

2015-08-04 21:02:28
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

とロボット関係はさておき、キャラクタードラマではヘポイとリュート。正義を目指しながらも対照的な点が多い二人のドラマを描き切った所が特に好印象だった。

2015-08-04 21:03:30
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

この二人の関係は最初から最後まで目を見張る点が多かった。端的にまとめるとヘポイが”正義を目指す理想のような少年”として描かれており、リュートが”正義を目指す現実の少年(後に若者)”として描かれていた。そんでもって対照的なお互いが手を取り合いながら着実に成長していったという

2015-08-04 21:04:55
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

ヘポイは勇者の生まれ変わりという素質をもって生まれ、本当にみているこちらが癒されてしまうほど純粋な正義感とあどけなさをもつ少年だった。これは当時子役だった増田さんの演技の相性もあるだろう。

2015-08-04 21:05:59
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

この少年ヘポイが勇者としての使命を背負わされた時、身近な祖父を救う為という理由から冒険をはじめ、そこから勇者として世界を救わなければいけない事、敵も愛する事、くじけず高みを目指す事を躊躇いなく身につけてステップアップしていく。ある意味うらやましい花道を歩んでいた生き方

2015-08-04 21:07:17
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

一方のリュートは王族の生まれであり、過去に一族を滅ぼされて勇者として国と一族を再興する使命をもったキャラクターだったが、勇者としての資格はヘポイによって先取りされてしまい、以降第1部ではヘポイを仲間として思う傍ら、勇者としての道を歩みたい本心もちらつかせる

2015-08-04 21:10:21
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

そんでもって第2部の描き方だが、3年間眠っていてそのままの性格だったヘポイと、3年間地獄を目にして挫折し、人を殺める事もいとわない盗賊の頭としておちぶれたリュートというキャラ付けも大きかった。ミーヤと違って彼だけ3年後のキャラとして第2部が進んでいた

2015-08-04 21:14:33
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

いわば、3年間眠り続けていて理想の少年としてとどまったヘポイに対して、3年間の時の流れで挫折してしまったリュートの対比がより現実の若者としての生き方を強調していたかのような。

2015-08-04 21:15:36
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

そしてヘポリスマスターの修行の中で、ミカエルのドラマと絡めてリュートが勇者としての素質ヘポリスパワーに目覚めるイベントを描き、不安定な破邪の剣に翻弄されながらも一度はあきらめた勇者としての生き方を歩み出し、ヘポリスマスターへの道まっしぐらのヘポイへ追随していく。

2015-08-04 21:16:40
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

この理想の正義へまっしぐらのヘポイと、挫折を何度か味わっても最終的に自分の正義へたどりついたリュート。同じ仲間ながら正義へ対照的な歩み方を遂げた二人。前者に憧れと可愛らしい意味で親しみを、後者で共感と生き方として親しみを覚えたような

2015-08-04 21:18:15
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

またこの二人のキャラクターの他、後半の活力となった野心まっしぐらのミカエル、終始ムードメーカーに徹する滝口商売人キャラだった文左衛門あたりはキャラが良く立っていて楽しかった。また全編を通してゲストキャラの意外な再登場が多い所もちょっと不意を突く驚きがあったかもしれない

2015-08-04 21:19:29
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

そして作画、演出関係では。田中良さんの影塗りが印象的な作画回、桜井弘明さんのハイテンションなギャグ芝居の味わえる担当演出回が見所だったが……

2015-08-04 21:20:23
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

そんでもって、和田薫さんによる壮大なBGMの効果は大きかった。第1話冒頭からいきなり大規模ファンタジーものとして圧倒される迫力であり、ヘポイの骨太な作風を印象付ける役を買っていた。これはサントラがほしくなってしまう

2015-08-04 21:21:49
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

といった所。外見は可愛らしい(最もコメディ要素もうまい具合に入っている)訳で、サブタイトルもギャグ路線であり、OPは今聞くとさすがにちょっと恥ずかしいのだが、中身は骨太な燃えファンタジー成長劇だったと

2015-08-04 21:23:07
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

機会がおありの方は、騙されたと思って見ても良いかもしれない(笑)高橋監督繋がりでガリアンの遺伝子が継承されたような作品として、また90年代の骨太なキッズアニメとも。

2015-08-04 21:24:45
名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

そんな訳で264番目の視聴作品として心に刻む。明日から挑むがヘポイの後はアニメ版人造人間キカイダーといきたい。

2015-08-04 21:25:11
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