日本の報道／言論の自由の後退について【2016年1月】　《山崎雅弘》

岸政彦 @sociologbook

これひどいな。授業が終わってから個人として何に参加しようが生徒の勝手だろう…。たとえば同性愛やトランスジェンダーなどの高校生がレインボーパレードに参加することも萎縮してしまう可能性がある。許可制じゃないからいいっていう問題ではない　headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160130-…

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

高校生のデモ参加などの政治活動をめぐり、文部科学省は２９日、休日や放課後に校外での政治活動に参加する場合、事前に学校に届け出させることを認める見解を示した（朝日）bit.ly/1m3yujV「今後、届け出制を導入する学校が出てくる可能性がある」またいつもの手法。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

最初は「禁止ではなく届け出制ですから心配ありません」という形で、相手の承諾をとる。承諾を得たら、最初の約束など忘れたかのように少しずつ範囲を拡大して内容を変質させる。相手の萎縮とあきらめの感情を少しずつ醸成し、最後に目的を達成する。 twitter.com/mas__yamazaki/…

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

最初はタガをはめて小さな穴を通し、通ったらタガを外して際限なく膨らませる。今に始まった手法ではないが、最近は特に、そういう欺瞞的な政治手法が常套手段になっている。「何重にも歯止めがあります」「限定しています」と小さく見せて穴を通す。憲法改正もほぼ確実に、そのパターンになるだろう。

2015-12-21 17:27:29

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

アイドル歌手のコンサートやサッカーの観戦に「学校への届け出が要る」という話を聞いたことがない。「生徒の安全」という理由を無条件に認めるなら、あらゆる学生の行動を監視下に置ける。「政治デモへの参加が学校の記録に残る」だけでも、生徒を萎縮させデモ参加を思いとどまらせる効果は得られる。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

池上彰「首相動静　安倍氏は誰と食事した？」（朝日）bit.ly/1nVCEvM「１８時５５分　大手町の読売新聞東京本社ビルで渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長ら」「一国の総理が、特定の新聞社に赴き、社内で会食する。費用は誰が出したのでしょうか。読売新聞は、安倍首相

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

（続き）を食事に呼ぶような借りがあるのでしょうか」「読売新聞の論調を決める責任者が、首相と会食する。首相としては、読売新聞に自分の主張を理解してほしいという思いがあっての会食でしょうか。それとも渡辺会長が首相にアドバイスをしたのでしょうか」「気になったのが、日本経済新聞社の論説

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

（続き）委員長が加わっていたこと。この事実が、日経新聞には書いてなかったからです。日経新聞の読者に自社の論説委員長が首相と会食したことを知られたくなかったからでしょうか」「安倍首相としては、日経新聞の社説を担当する人に、自分の立場を理解してもらいたかったのでしょう」

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

朝日新聞特別編集委員・星浩「日本の政治は悪くなったのか。私は『否』と答えたい」（朝日）bit.ly/1OYkMJs「政治家が明確な選択肢を示し、有権者が熟慮の末に賢い判断をすれば、民主主義は生き生きとしてくる。その素地は出来つつあると信じているからだ」「『安倍対

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

（続き）岡田』という選択肢を示せるところまでたどり着いたというのが、日本政治の現実ではないか」「権力者が金塊をため込む政治に比べれば、少しは前進していると思いたい」安倍政権下で日本の政治は「前より良くなっている」と考えるこの朝日の人が、TBSのNEWS23次期キャスターだという。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

汚職という一面でマシになったから、日本の政治は「悪くなっていない」という論法は、それ以外の側面、例えば立憲主義の実質的否定や社会的強者に迎合する経済・安保政策、そして新聞人なら看過できないはずの「言論・報道の自由を萎縮させる政治的圧力の増大」から読者の注意を逸らす誘導でしかない。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

今の日本の政治問題の本質は「安倍対岡田」などでは全くないが、NEWS23次期キャスターだという星浩朝日新聞特別編集委員はこの「二者択一」であるかのように印象づけている。安倍首相には好都合な論点設定だが、朝日新聞の人間がこれをやっているというのも、今の日本の政治状況を象徴している。