編集者のリストラと失踪でお蔵入りになった小説「妹葬」がクラウド出版に持ち込まれるまで クラウド出版編 【ホントに完結】
- akegarasusarasa
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それでも製作にどれぐらい必要なものなのか計算して貰っているところだった。 そんな折、電話がかかってきたので、とりあえず待ち合わせの喫茶店に行くことにした。 余談だが、その喫茶店にはある有名人がいて「こんなうるせーところで仕事してるんだ!?」と編集さん達とビックリした。
2016-05-29 23:00:08やっぱり打ち合わせをするような店には有名人が来るんだ、と思った。 んで、打ち合わせが始まった。担当さんとその上司というか、編集の統括みたいなお方。 「あの後、みんなで企画書を読んだら、なんだコレ、面白いなって話になりまして」 急にだな、オイ!
2016-05-29 23:02:17こないだは能面みたいなリアクションだったのに。 まぁ、でも自分の作品を褒められるというのは悪い気がしないものである。 「これってつまり、呪われた作品ってことですよね」 「え? いやいやいやいやいやいや!」 インランド・エンパイア(※)みたいなことをいいだした。
2016-05-29 23:03:06【インラン・ドエンパイヤ 予告編】
※「インランド・エンパイア」 ・・・・・・「呪われた映画」をテーマにした映画。 「持ち込まれた会社が次々と潰れてゆく・・・・・・」 「いや、潰れたっていっても一社か二社ぐらいですよ。あとはレーベル撤退とか、編集者がいなくなっちゃうとか出版Pが引退しちゃうとか」
2016-05-29 23:03:53「・・・・・・十分なのでは?」 「同人サークルが活動を休止するとか」 「・・・・・・十分だと思いますよ。物語の方も○○さんが面白いっていってました」 内容がついでみたいだな、オイw 「ニコ生とか出ましょう」 急だな、オイ。
2016-05-29 23:04:46「そんで、呪いの話をするのはどうでしょう? 編集者がいなくなる・・・・・・」 「いやいや、怪談とかじゃないですよ!?」 「呪われたラノベ・・・・・・関わると会社が潰れる」 「ギャハハハハ」←大爆笑する上司。 「あ~~でも、炎上しそうだなぁ、朱鴉さんが出ると」 どないやねん。
2016-05-29 23:05:37「朱鴉さんみたいなあやしげな人が出たら、炎上するだろうなぁ、まあいいや」 「まあいいや!?」 「いいですか、絶対に、絶ぇえええええ対に、炎上させるようなことをしちゃダメですからね!」 ダチョウか? 「それから、支援してくださった方へのリターンとかってどうします?」
2016-05-29 23:06:56リターンに関しても、自分で考えるべきなんだろう。 「『妹葬』にかかった呪いを解いてもらったってことで、朱鴉さんが直筆のお礼状を書くのは?」 「あー、それなら私直筆の『呪い解呪お守り』とかどうですか?」 「「「それだ!」」」 我ながら”音速のソニック”みたいなネーミングになった。
2016-05-29 23:08:02「じゃあ、打ち合わせはこのぐらいで。あ、○○さんきました」 なんだこの打ち合わせ。 そこにやってきたのは偉い○○さんだったので、お礼をいいにいった。 「面白いといってくれたみたいで、ありがとうございました」 「え? オレ、そんなこといったっけ?」 え~~~~~~~~。
2016-05-29 23:08:49ちょっとどういうことすか? という目で担当を見る。慌ててとりつくろう担当。 「あ、ほら、編集者がリストラってのが面白いって!」 「俺、そんなこといったけか?」 「……」 「……」 沈黙する私とスタッフ。 「あ、やっぱりいってたの××さんだったかも?」 テキトーだな、オイ。
2016-05-29 23:11:35「じゃあ、とりあえずhpに載せる内容、決めたいんで、朱鴉さんが思う、このクラウドファンドのアピールポイントみたいなのを書いてください」 「ハイハイ」 そんなわけで、家に帰って、サササ~~~と書いてみた。 「クラウド出版も潰すつもりでがんばります!」 返事がすぐ来た。
2016-05-29 23:13:14「オブラートに包んでください!」 なんで!? どこがいけないのか、ようわからん。 「まぁ、そっちでお任せしますよ」 と、いうことで、私の送った概要メモを元に編集さんが作り上げたのが、今のサイトの文章である。 ちなみに、ニコ生的な番組だが、結局、出られなかった。
2016-05-29 23:16:10一回目の出る予定だった放送日は発熱のために出れなかった。死にかけながら放送を観ていた。 二回目は遠野に行っている日だったので、前々からその日は行けないといっていた日だったが、その日になったんで、担当さんが、 「まぁ、まだ放送に出ない方が謎が深まっていいんじゃないですか?」
2016-05-29 23:19:32と、いっていたんだが、放送日に500キロぐらい離れた場所からリアルタイムで駆けつけた方が24時間テレビのマラソンみたいで面白いだろうと思ったんで、行くことにした。この顛末はブログに書いた。 ameblo.jp/akegara/
2016-05-29 23:22:30まぁ、こんなそんなで放送にも出られなかったが、なんとか57%のところまで来ました。 今日、知り合いの新聞社の人から、 「朱鴉さんは成功しても失敗してもオチがついて面白いですね! むしろ失敗してください!」 っていわれ、「いやいや、失敗したらあかんがな!」 と思いました。
2016-05-29 23:33:31これで、ホントに終わろうと思ったのですが……最近、痴呆気味で。
そういや、「妹葬」まとめでイラストの話をするのを忘れていた。「妹葬」は同人ノベルでやろうと思っていたので、うちのメイン絵師、萩茶漬画伯にデザインをお願いしていた。正式版がニリツ先生に決定してますが、まぁ、萩茶漬様の版もプロトタイプってことで「黒組」とか適当に名前をつけて、
2016-05-30 19:09:30こっちはこっちでギャグ的にアイノベでやろうと思ってた(「てーきゅう」と「うさかめ」みたいなノリで)んだけど、作る時間がないんだが。とりあえず、萩茶漬さん版もNOTEとかでの告知用に使ってますんで、紹介しときます。編集さんに怒られそうだけどw
2016-05-30 19:12:42そんなわけで、はかな。はかなは拙作「兼作さんと~~」にもクライマックスに別キャラで登場してる。「妹葬」への予告のつもりで登場させてた。 p.twipple.jp/6CaCV
2016-05-30 19:14:07次は夏花。ピンクの棒みたいなのは「ふがし」です。「ふがしは適当でいいよー」とオファーw p.twipple.jp/vJe91
2016-05-30 19:16:18最後は首かじり。ニリツ先生のデザインとキャラが違い過ぎるw p.twipple.jp/eNlMj
2016-05-30 19:18:34こっちはこっちで没デザインキャラ「妹葬黒組 ~黒は黒歴史の黒~~」としてアイノベでフリートークを繰り広げようと思っていたら、トゥギャッターまとめが予想以上にアクセスきたんで、アイノベすらまだ書かれないという、今んとこホンマもんのお蔵入りデザイン。萩茶漬画伯すみません!
2016-05-30 19:24:57こっちのデザインもせっかくあるんで、そのうち「妹葬 黒組」も書くぞ。たぶん。
2016-05-30 19:25:43で、そうそう。イラストの話の続きだ。なんでニリツ先生に決定したか。萩茶漬画伯は商業の仕事も経験ありますが、今はまだ専業のイラストレーターさんじゃないので、プロのイラストレーターに依頼するのがいいだろうという話に担当さんとなった。そこで最初に候補にあがったのがベテランの方。
2016-05-30 19:32:22