エミコヤマさんによる「グレンデール市に対し慰安婦像撤去を求める州裁判」の解説
- yukainaparis
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原告は大日本帝国の元軍人ではない。したがってプレートに書かれた内容は原告に対する批判ではない。まあ仮に元軍人だったとしても、「元日本軍人」は反差別法が保護する対象ではないけどね、と判事。
2015-02-26 19:47:14反差別法を適用するには、なんらかの被害を受けていることを示さなければいけない。原告の3名は、像があるせいで公園に行きたくなくなったと主張しているが、かれら自身が行かないだけであり、またほかの日本人や日系人たちがグレンデール市公園を避けるようになっているという根拠もない。
2015-02-26 19:49:19公園に置かれた像のメッセージが嫌で公園に行きたくなくなったというだけでは、反差別法がいうところの被害には当てはまらないよ、という、ごくまともな判断。
2015-02-26 19:50:23原告は、グレンデールの市議が目良氏らについて「かれらは自分たちの歴史を知らない」と発言したことを、人種差別に基づく発言だと主張したが、その証拠を示していない。審議の録画を見ても市議らから差別的な言動は見られなかった。
2015-02-26 19:55:38原告側第4の主張は、ほぼ第3と同じだけど、反差別法ではなく州憲法の平等条項に違反しているというもの。これで原告側の主張は1〜4まで全て(仮に原告側の証拠が全面的に認められたとしても)法的論議のレベルでまったく話にならないことがはっきりした。
2015-02-26 19:57:38被告側は、この訴訟が反SLAPP法の対象となる要素を全て含んでいることを示した。それに対し原告側は、反SLAPP法の適用を逃れる論理を1つとして示すことができなかった。したがってこの訴訟はSLAPPとして棄却。おわり。
2015-02-26 19:59:00なお、わたしは法律家じゃないので、間違ってたらごめん。あとで文句を言うような人は、はじめから全部信用しないで自分で原文(英語の法律文書13ページ)を読んでください。
2015-02-26 20:00:47それにしても、まさに「ボロ負けが過ぎる」でしょ。まあSLAPP認定なんて、よほどのことがないと認められることじゃないわけで、今回はその「よほどのこと」が起きるほどのボロ負けだったわけです。
2015-02-26 20:02:10