「気が向いたから」回帰分析をしてみた、と言う人から異議申し立てがあったので、「気が向いたから」晒してみた ~ 経済学カルトさん全員集合!
- nomorepropagand
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@nomorepropagand 日本で名目賃金の下方硬直性の度合いが少ない理由。 ①労働者要因 日本は中途市場の評価が著しく低いので、不況期に転職と賃下げのどちらかを選択する場合、後者の方が賃金水準が高いために、賃下げを受け入れやすい。黒田・山本[2005]
2015-03-09 15:03:46?そんな質問してませんけど?
私の質問は、
2.あなたはなぜ日本でだけ平均給与が下落したと考えますか?
です。
@nomorepropagand ②名目賃金の支払い形態 日本の賃金支払いに占める賞与の割合は比較的大きい。そして、労働者は賃下げを拒否する傾向はあるが、賞与の削減は受け入れやすい。Kahneman, Knetsch and Thaler [1986]
2015-03-09 15:04:10@nomorepropagand ③企業要因 日本は解雇法制が他国と比べて厳しいために、人件費調整には賃下げが選択される。OECD [2004]
2015-03-09 15:04:30@nomorepropagand あと、「わざわざそんな事」と書いてますけど、回帰分析なんて使うデータが判明してれば5分-10分でできますよ。
2015-03-09 15:06:29@nomorepropagand 「公共事業の削減と平均給与の因果関係があるかどうか」それ自体は、何かしらのアドホックなモデルをや分析手法を使った論文があって、それで有意な結果が出てるかもしれない、私が知らないだけの可能性があるので否定しません。(続く
2015-03-09 15:10:43@nomorepropagand 承前)ただ、あなたが提示したデータからの回帰分析では、2変数間の因果を主張するのは無理という結論に至ったので、そう言ったまでです。財政出動「全体」は否定してない(このデータだけでは出来ない)が、貴方の論拠の一つは否定できるということです。
2015-03-09 15:16:25つまり、2変数間の因果関係は無いのではないかと考えて回帰分析をしてみた、ということでよろしいでしょうか? RT @Selecao_No_1 ただ、あなたが提示したデータからの回帰分析では、2変数間の因果を主張するのは無理という結論
2015-03-09 15:21:38@nomorepropagand 半信半疑です。正直そこまで深く考えてなかったです。ただ、疑似相関っぽさは感じてました。
2015-03-09 15:27:312変数間の因果関係は無いのではないかと考えて「半信半疑で」回帰分析をしてみた結果、因果関係はないでしょ?と私に疑問をぶつけた、ということでOK? RT @Selecao_No_1 半信半疑です。正直そこまで深く考えてなかったです。ただ、疑似相関っぽさは感じてました。
2015-03-09 15:29:43@nomorepropagand なぜそこまで「2変数間の因果関係は無いのではないかと考えて」という文言を入れるのに拘るんですか?たまたまEXCELを開いてて、あなたのツイートがあったんで、どうなんだろうなーと思って暇つぶしにやってみただけです。残念ながら深く考えてなかったです。
2015-03-09 15:34:25逆にどうしてこの文言「2変数間の因果関係うんぬん」を入れることをそこまで拒むのか、私には不思議ですねぇ。
学派的or規範的(に私には思える)仮説を持つと、それに固執して判断を誤る可能性がある。ゆえに、なるべく実証的な態度で分析には望んでいるので、そもそも「○○であるはずだ」という考えを抱かないように気を付けている。これが根本的な原因かな。
2015-03-09 15:38:29それは主流派経済学によく見られる傾向です。
ケインズ憎しで公共事業の効果をひたすらに否定しようとするのが主流派経済学(新古典派)なのです。
吉川洋(東大大学院教授)
「デフレーション~”日本の慢性病”の全貌を解明する」(日本経済新聞出版社)p.220より
『一つの学問が40年間さまよい続けているのは、まことに奇妙なことだと言わなければならない。ここでは詳細に立ち入ることは出来ないが、企業や家計の最適化から始めるマクロ・モデルは、経済学者の自己満足以外に何ら意味を持たない、政策の根拠になど全くならないものなのだ。
2008年、リーマン・ブラザーズ破綻の後に行われた講演で、ポール・クルーグマンは、過去30年のマクロ経済学について「よくいって全く役に立たない、悪くいえば有害なものだった」(spectacuraly useless at best, and positively harmful at worst)と述べた(Economist[2009])。基本的な方法論を間違えている以上、そういうことにならざるを得ないのだ。
幸いなことに、現代のマクロ経済学が軽蔑する「古いマクロ経済学」(Old Macroeconomics)は、今でも役に立つ。世界の中央銀行がゼロ金利の下で手探りで続ける試行錯誤を支えるのは、実は「古いマクロ経済学」の知見なのである。』
注)ここで言う「古いマクロ経済学」とは1970年代までのケインズ経済学のことです。
森嶋通夫(日本を代表する大経済学者、故人)
「思想としての近代経済学」(岩波新書)より
『何が新古典派の完成を阻んでいたのか。完成作業に励んでいたその派の学者たちは、障害物を確認できなかったが、新古典派の中心部におらず、批判的な目で周辺から見ていたケインズには明らかであった。それは「セイ法則」だと彼は認定した。……経済が発展して耐久財が重要となるにつれ、セイ法則は現実離れしたものになり、その結果、同法則に依拠する理論では、現実の経済は処理し得なくなった。これがケインズ出現当時の状況であり、それゆえセイ法則の反セイ法則への転換が必要になる。』
※ちなみに、ケインズ経済学は1970年代までマクロ経済学の主流だったのですが、70年代のアメリカのスタグフレーションによって、旧来のケインズ派はその影響力を失いました。代わりに影響力を強めたのは反ケインズ派のミルトン・フリードマンやロバート・ルーカスでした。それ以来、セイ法則に依拠する新古典派経済学が主流派となって現在の世界的経済停滞を招いています。
企業は「気が向いたから」賃下げしたんですか?労働者は「気が向いたから」賃下げを受け入れたのですか?貴方は大学で何を学んだんですか? RT @Selecao_No_1 なぜそこまで「2変数間の因果関係は無いのではないかと考えて」という文言を入れるのに拘るんですか?
2015-03-09 15:38:36@nomorepropagand その前にそろそろ私の質問に答えていただいてよろしいですか。140字で名目賃金の下方硬直性に関するメカニズムを説明するのは難しいので、それに関する論文も明記しました。詳しく説明はそちらでご覧ください。
2015-03-09 15:42:42やっぱり質問を理解していない様子。
私の質問は、
2.あなたはなぜ日本でだけ平均給与が下落したと考えますか?
です。
あなたは指導教官や上司やクライアントに「どうして○○を選んだのか?」と聞かれて「気が向いたから」と答えて平然としていられるタイプの人ですか? RT @Selecao_No_1 その前にそろそろ私の質問に答えていただいてよろしいですか。
2015-03-09 15:46:22今までは経済を勉強してない人を叩いて優越感に浸ってたんだろうけど、急に回帰分析とか論文とか出されて焦ってるんだろうな。なんとなくツイートから察するに、回帰分析もよく分かってないぞ、あれ。
2015-03-09 15:51:32